始まったばかりの2025年も、もう一月が終わろうとしています。あっという間に過ぎていく時間の中で、自分の疲れを癒やすことの難しさを日々痛感します。

リワークに参加されている皆さんの多くは、自分の中に溜まった心身の疲れを癒やすことを課題としています。そのためには、まず疲れている自分に気づくこと、その原因や背景について考えること、自分や状況に合ったケアの方法を探すことが必要です。リワークプログラムでは、プログラムやメンバー同士のコミュニケーションの中で、それぞれが小さな疲れや大きな傷つきを様々に経験します。それに気づき、どう癒やしていくか、ということに向き合っているメンバーを見ていると、スタッフとしても自分自身のケアが出来ているだろうか、顧みることができてるだろうか、と身が引き締まります。

疲れをその時に癒やすことができず潰れてしまったとき、深い傷つきを経験したとき、そこには深い絶望や暗闇があるかもしれません。しかしそれは、より大きな癒やしや回復を得る機会だと私は考えています。それが癒やされ、再生されたとき、それまでの自分は一度死んでしまうかもしれませんが、深い変容を経験します。休職という傷つきを抱えたメンバーさんにとって、リワークがそのような場になればと思っています。