大阪市中央区南本町にあります、心療内科・心理療法の『こころのクリニック和-なごみ-』は不眠、うつ、神経症、情緒不安定等の病気に対して治療、サポートを行っております。また、心の病気によって休職中の方の職場復帰のサポートもしております。

リワークプログラム

リワークプログラム

私たち人間は、一人では生きてゆけない存在です。他者と出会い、つながりが生まれ、お互い支え合って生きています。そして時に「人の和」の中から、予想以上の大きな成果が生み出されることがあります。

このことは、心の病気の治療にも当てはまるように思います。心の病気を患った方のなかには、仕事を休むことになり、その後職場に戻りづらくなられる方がおられます。人に会うこと、街に出ることが恐くなる方がおられます。こうした方々が、再び人や社会とのつながりを取り戻すためには、自分一人で解決するばかりでなく、みんなで一緒に取り組んだ方がうまくいくこともあります。

「こころのクリニック 和−なごみ−」では、うつ病や不安障害などの心の病気によって休職中の方を対象に、職場復帰までのリハビリテーション〈リワークプログラム〉を行っております。 少人数のグループ活動を通して、職場復帰に必要な心と体のリハビリを、当クリニックスタッフがお手伝いします。

リワークイメージイラスト

●リワークプログラムのメリット

①生活習慣を整える

どうしても休職中は生活が不規則になります。朝、なかなか起きることが出来ず、日中も横になって過ごし、家に閉じこもりがちになります。昼夜逆転してしまう方もおられます。毎朝決まった時間に起きて、キチンと身支度して、リワークプログラムに参加することで、規則正しい生活習慣、睡眠リズムを取り戻し、閉じこもりを防止することが出来ます。

②心の回復、体力の回復

うつ状態では、心の働きも、脳の働きも低下してしまいます。また休職中は運動不足となり、体力も低下してしまいます。元気だった時には何でもなかった作業も、とても難しく感じてしまいます。集中力が続かずに最後までやり通せなかったりします。少しの作業で疲れを感じます。そしてこのような経験は焦りを生み出します。リワークプログラムでは参加者の方が、無理なく自分のペースでリハビリを進めながら、脳の働き、体力、自信を回復できるように、オフィスワーク、軽運動プログラムなどをご用意しております。

③仲間との支え合い

病気の苦しさは、実際に経験した人でなければ分からない部分もあります。苦しみを周囲に理解されないことは、とても孤独な体験です。だからこそ、共通の苦しみ、同じ目標を持った参加者同士は、お互いを理解し、受け入れ、支え合うことができます。仲間の存在そのものが、回復への大きな力となるのです。

④コミュニケーション・スキルの向上

リワークプログラムはグループ活動ですので、そこには職場と同様に人間関係が形成されます。リワーク活動での人間関係をスタッフや他の参加者と客観的に見つめ直すことで、他者とのコミュニケーションが上手にとれるようになり、実際の職場での人間関係で生じるストレスにも上手に対処できるようになります。

⑤臨床心理士の関わり

「和−なごみ−」では、臨床心理士のリードのもとリワーク活動を行っています。一般的な職業訓練のような作業能力の向上を目指すだけでなく、より心理的な介入を積極的にプログラムに取り入れております。 うつ病になりやすい人には、特徴的な思考のパターンや人間関係の持ち方があります。例えば、ミスを全て自分の責任に感じて抱え込んだり、人から頼まれたことを断れなかったり。これがそのままだと、症状が改善しても、再びストレスに晒されたときに再発することも少なくありません。 リワークプログラムでは、病気や自分自身への理解を深め、心理的な変化をもたらすことで、以前の自分に戻るだけでなく、新しい価値観や生き方を見つけていただくことを目指したサポートを心がけます。

⑥職場との連携、環境調整

心の病気の治療では、職場との連携が不可欠です。けれども、ご本人様にとって、休職中に職場と連絡を取り合うことは、大変気が重いものです。離れている職場が気になりつつも、休むことに罪悪感をもってしまい、うまくお気持ちを伝えることができないものです。「和−なごみ−」では、ご本人様の同意に基づき、担当の医師・スタッフが参加者と職場との間を仲立ち、職場の上司・人事担当の方、産業医・健康管理に携わる方々への状況報告や面談の設定を行い、復職までとその後をサポートします。

活動内容

●開所時間

月・火・水・木・金 10:00〜16:00

●カリキュラム内容
  • セルフチェック

    生活記録表、生活習慣目標を用いて、生活習慣の振り返りを行い、体調やスケジュールを自己管理できるように目指す。

  • アートセラピー

    絵画やコラージュなど、表現する事を通して自分についての気づきを促す。

  • SST

    コミュニケーションを要する職場などの場面を設定し、ロールプレイを行い、他者との関わり方を考える。

  • 個別作業

    読書、PC操作、資格の勉強など各自の課題に取り組み、集中力や注意力の回復を目指す。

  • 個別相談

    今の状態について振り返り、復職に向けての課題を見つめなおす。

  • グループミーティング

    ストレス対処法、アサーショントレーニング、認知療法などを学び、再発予防に備える。

  • 軽運動

    散策やスポーツなどを楽しみ、疲れや身体のだるさを改善する。

  • グループ作業

    個人プレゼンやリワーク通信の作成など、グループでの課題に取り組み、仕事の取り組み方を考えたり、グループの中での役割を認識しながらコミュニケーションの取り方について考える。

  • グループセラピー

    思うことや考えていることを自由に話し、相互作用によって洞察を深める。

●1週間のスケジュール例
  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
10:00〜 受付・朝の会 受付・朝の会 受付・朝の会 受付・朝の会 受付・朝の会
10:30〜12:30 セルフチェック/
SFA
SST グループ
ミーティング
自己分析 グループ
作業
12:30〜13:30 昼休み 昼休み 昼休み 昼休み 昼休み
13:30〜15:30 アート
セラピー
個別作業/
個別相談
軽運動/
リラク
セーション
個別作業/
個別相談
グループ
セラピー
15:30〜16:00 片付け・終礼 片付け・終礼 片付け・終礼 片付け・終礼 片付け・終礼

リワークプログラム「CRESS」グループ作業作品集 〜リワークの参加メンバーによる取り組みをご紹介〜

リワークプログラム「CRESS」復職された方々の卒業文集

●リワークプログラムの対象となる方

  1. うつ病、不安障害、適応障害と診断されている方

    双極性障害I型、統合失調症、発達障害、パーソナリティ障害、アルコール依存症と診断されている方は、参加をお断りする場合があります。

  2. 現在休職中で、職場復帰の意思がある方

    無職の方や職場復帰の意思が全くない方は適応外となります。

  3. 休職期間が残り3ヶ月以上ある方

    短期間の参加ではリワークの治療効果は乏しく、当院では少なくとも3ヶ月以上は参加期間が必要となります。

●リワークプログラムの参加方法

  1. 「リワークプログラムの対象となる方」を確認して下さい。
  2. 当院通院中の方は直接主治医にご相談下さい。

    それ以外の方は、お電話(06-6226-7463 06-6226-7463 )かフォームでご連絡下さい。
    あるいは「リワークプログラム受付票」をダウンロードして記入して頂き、当院へ郵送して頂いてもかまいません。

    「リワークプログラム受付票」ダウンロード
  3. あらためて当院から連絡の上、最初の面接日を設定いたします。
  4. リワーク導入までに担当心理士との面談、心理検査を行います。
  5. 当院での判定会議の後、参加の可否を通知します。

    判定会議の結果、リワーク参加をお断りすることもございます。また定員に空きがない場合はお待ち頂くこともありますので、ご了承下さい。
    他の医療機関に通院中の方は、主治医の変更は必要ありませんが、最初の面接日までに診療情報提供書(紹介状)を書いてもらって下さい。

●リワークプログラムCRESSの実績

[1] リワーク・プログラムCRESSの開設

  • 2012年7月3日、リワーク・プログラムCRESSスタート。
    開所当時は、週2日(火・木)午後1時半~4時での開催。
  • 2012年9月より、週2日(火・木)午前10時~午後4時に移行。
  • 2012年10月より、週3日(月・火・木)午前10時~午後4時に移行。
  • 2012年11月より、週4日(月・火・木・金)午前10時~午後4時に移行。
  • 2014年5月より、週5日(月・火・水・木・金)午前10時~午後4時に移行。
    現在に至る。

[2]リワーク参加メンバーについて

[2-1]参加人数

参加開始日 合計(人数) 女性 男性
2012年(7月~12月末) 14 2 12
2013年(1月~12月末) 31 11 20
2014年(1月~12月末) 36 11 25
2015年(1月~12月末) 33 9 24
2016年(1月~12月末) 35 10 25
2017年(1月~12月末) 34 17 17
2018年(1月~10月末現在) 32 15 17
総数 215 75 140

[2-2]参加者の年齢(人数)

20歳代 44
30歳代 60
40歳代 73
50歳代以上 38
総計 215

[2-3]リワーク利用者の勤務先(人数)

民間企業 168
公的機関 32
教育・援助機関 15
総計 215

[2-4]リワーク利用者のリワーク卒業の有無(人数)

リワークを卒業 149
リワークを中断 48
リワークに在籍中(2018年10月現在) 18
総数 215

[2-5]リワーク卒業メンバー(149名)の、卒業時における復職達成の有無

元の職場に復職 140
転職 6
仕事を退職 2
休職状態 1
総計 149

CRESSの対象者は、元の職場に復職を希望されている方、およびその必要がある方です。よって、参加時から元の職場に復帰する意思をお持ちでない方の参加は、お断りさせて頂いています。
しかし、リワークへの参加の中で、元の職場に復帰できない方で、転職をされた方もいます。その場合は、転職活動に集中していただくために、スタッフと相談の上、リワークを終了します。元の職場への復帰を目指す方に対して、リワークの席を譲っていただく意味もあります。

[2-6]1日の参加者数(リワークの定員は20名)

13~20名を推移。

[2-7]リワーク参加者が復職までに要する現状

現在までのところ、リワーク卒業生(149名)に関しては、最短で2ヶ月半、最長で1年数ヶ月です。平均在籍期間は、約6ヶ月になります。
CRESSでは、原則最低でも3ヶ月間の参加を条件にしています。リワークの利用する上での復職の必須条件(リワークに休みなく出席すること、復職に向けた自分のテーマに取組むこと、復職 に向けてリワークを通じて職場との相互理解に取組むこと)を実現するためには、最速でも3ヶ月を要するからです。基本的に3ヶ月でリワークを卒業された方たちは、退職のタイムリミットが 迫っていた方です。
リワークの最大利用期間は原則1年です。ただし、1年を過ぎそうでも、元の職場への復職が実現段階に入っている場合には、1年を超過してCRESSを利用して頂いて、復職を達成してもらっています。

[2-8]アフターリワーク参加状況

アフターリワークはリワークを卒業された方を対象にし毎月1回開催している再発予防のためのフォローアッププログラムです。卒業メンバーには、職場の理解も頂きながら、アフターリワーク への参加を勧めています。CRESS卒業後もアフターリワークに継続参加されている方の多くが、再休職を予防できています。
月によって参加人数に違いがあります。おおむね、1回の参加者数は13~20名になっています。

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アフターリワーク

復職後に感じている体験や不安を、CRESSの元メンバーとスタッフのグループで話し合い、自己の振り返りと再発予防を一緒に考えましょう。

皆さん、CRESSを旅立たれてから、日々の仕事の中で、いろいろなことを感じておられることでしょう。
きっと、上手くいくことばかりではなく、困ったことや不安に思うこと、復職して初めて気づいたことなど、様々な体験をされていると思います。そんなとき、一人で抱え込むのではなく、CRESSのスタッフやメンバーと、リワーク参加時のように話し合える機会があれば、自分を振り返る時間になるし、再発予防のヒントを得られる機会にもなると思います。
リワークプログラムCRESSでは、リワーク卒業生の方を対象に、「アフターリワーク」というフォローアップのプログラムを実施することになりました。

皆で不安や悩みを共有できる「アフターリワーク」は、CRESSの卒業生同士が、復職後もつながり合える交流の場にもなるでしょう。
皆さんの参加をお待ちしています。

アフターリワークイメージイラスト
●対象者

リワークプログラムCRESSを終了されて復職された方

●開催日時

毎月、1回開催(原則、第3土曜日):10:30〜15:30
具体的な日程は、ホームページのお知らせ欄および、クリニック受付の掲示板でアナウンスします。

●利用料金

健康保険適用(デイケア料金)

●申込方法

クリニックまでご連絡下さい。

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診療時間
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15:00〜20:00

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