大阪市中央区南本町にあります、心療内科・心理療法の『こころのクリニック和-なごみ-』は不眠、うつ、神経症、情緒不安定等の病気に対して治療、サポートを行っております。また、心の病気によって休職中の方の職場復帰のサポートもしております。

リワークプログラム~5.リワーク・プログラムCRESSを利用した復職までのプロセス~

5.リワーク・プログラムCRESSを利用した復職までのプロセス

① CRESSに参加するまで(3回の面談) リワークの参加者が定員の24名に達している場合には、参加開始までお待ちいただくこともあります。

(1)受理面接(休職の経緯の確認およびリワーク説明会)CRESSに参加希望される方とスタッフとの最初の面談です。当院以外の医療機関に通院中の方は、主治医の診療情報提供書(紹介状)を持参願います。希望者の方は全員、「リワークプログラムCRESS受付票」に、休職の経緯などを記入していただき、受理面接当日に持参願います。受付票に基いて、リワーク参加への動機や意思、休職の経緯をスタッフがお聞きし確認していきます。これは復職に向けての大事な作業です。同時にスタッフがリワークの説明会を実施します。

(2)心理検査3種類の心理検査を実施します。性格やパーソナリティの特徴を見る検査および知的な問題解決能力の状態や傾向を見る検査です。ご自身を理解する一助にしていただきます。

(3)心理検査のフィードバックおよび最終確認面談心理検査をスタッフが口頭でフィードバックします。また、当院の判定会議の結果(リワーク参加の可否)についてお伝えします。参加が可能となった方には、参加同意書(契約書)を書いていただきます。リワーク参加の具体的な使い方などの最終確認を実施します。

② CRESSに参加し復職に向けて取組む(3ヶ月~1年) 実際のリワークは、初期・中期・後期と直線的に進む訳ではありません。リワークでの治療の進展とは、経験が深みを増していくことです。それは、プログラムでの学びやメンバーとの人間関係の中で悩んだり葛藤したりする経験が増し、それをスタッフとメンバーと一緒に考えられる経験が持てるようになることです。そうしたリワークでの経験があって初めて、「なぜ職場に行けなくなったのか」「再発予防できる自分になれるのか」という問いを考えられるようになります。さらに、リワークの中での治療的進展と、生活リズムや職場との連携といった現実面とが影響を及ぼし合うことで、復職に向けた安定性と改善が獲得されていきます。

(1)参加初期CRESSでの日々のスタートです。最初の1〜2週間は、午前のプログラムの参加で始めます。この間を休みなく参加できたかを確認して、1日(午前・午後)通しての参加に移行します。
参加初期は、新しい環境に適応するための様々な不安を感じるはずです。「プログラムに付いていけるのか」「グループに溶け込めるのか」「休まず参加できるのか」。新メンバーに対しては特に、スタッフがプログラムの説明や生活相談などを実施します。個別対応の場合もあれば、新メンバーでグループを構成して実施する場合もあります。CRESSでの経験を積んだ在籍メンバーが、分からない所を教えてくれたり助けてくれる経験もされるでしょう。コミュニケーションのスタートです。

(2)参加中期プログラムでの経験と学びが積み重なっていきます。最初の不安を乗り越えて、リワークが安心して楽しい場所になってくるメンバーもいます。しかし、リワークでの治療的経験が深くなると、表面的な楽しさだけでなく、様々な葛藤や苦しみを経験するようになります。CRESSの中で職場の自分がおのずと再現されていくのです。つまりリワークの中で、休職に至った職場の自分自身と再会することになります。この再会は苦しい経験です。しかし、これが変化へのチャンスです。リワークの中で再現した困難を、スタッフとメンバーと共に考え乗り越えていく取組みこそ、復職に向かうための必須の作業になります。
参加中期には、復職の土台となる生活リズムが整ってくることが大事です。また職場との連携と相互理解にも踏み出す必要があります。職場との連携はリワークスタッフと相談しながら実施します。

(3)リワークの卒業、職場とリワークとの併用、そして復職へ参加後期は参加開始時と比べて、グループ全体の雰囲気が変化しているはずです。一緒にCRESSで時間を過ごした仲間が、先に復職を決めて卒業しているかもしれません。自分より後に入ってくるメンバーも増えているでしょう。自分がリワークで得た学びを、新メンバーに伝えたいと思えるかもしれません。復職が現実になる達成感と不安、さらにはリワークを喪失する悲しみや、リワークから離れる不安も経験されるでしょう。復職は同時に、メンバーおよびスタッフとの別れでもあります。CRESSでは、この別れの作業も大事な心の仕事だと考えています。
復職を控えたこの段階では、職場の方と復職に関して話し合える関係を持てていることが必要です。多くのメンバーが職場の方の理解と協力をもらって、復職前の1週間から1ヶ月ほどはリワークを併用しながら少しずつ職場に通う段階的復職(復職トレーニング)を活用します。
しかし、最後まで復職への不安が消えることはないでしょう。復職を前にした今こそ、これまでのリワークでの取組みが生きてくるはずです。つまり、「リワークを卒業し復職する今、どういう不安や悩みがあるのか」を、リワークの中で表現し、コミュニケーションを通じて考えようとする姿勢です。このように、リワークを終了するプロセスでも、深い経験がなされます。リワークからの巣立ちの時、治療的経験がさらに深まることで、復職に向かう真の力が獲得されるはずです。

復 職

③ 復職後の再発予防 ~アフターリワークへの参加~ 復職後にも、悩みや危機は起きるでしょう。リワーク・プログラムCRESSでは、卒業メンバーの再発予防のためのサポートを用意しています。

アフターリワークとは、リワークを卒業された方を対象にし毎月1回開催している再発予防のためのフォローアッププログラムです。第3土曜日の10時〜16時で実施しています。
職場の理解も頂きながら卒業メンバーはアフターリワークへの参加をします。CRESS卒業後も多くのメンバーがアフターリワークに参加されることで、再発予防に取組んでいます。
アフターリワークの午前のプログラムの「グループ・ディスカッション」では、CRESSの卒業生とスタッフで、復職後の経験や悩みを話し合って、再発予防を考えます。午後のプログラムの「セルフチェック」では、復職後の生活リズムや生活習慣を振返り、復職後も健康的で規則正しい生活を持続することを目指します。集団プログラムと同時に、アフターリワークのスタッフとの個別相談(20分ほど)を実施して、スタッフと一対一で復職後の自分のことを考えます。

復職後の再発予防

アフターリワークに参加できていないメンバーが、職場に再び行けなくなってしまった場合について:アフターリワークとは別に個別相談をご提供できる場合もありますので、ご希望の際はご連絡下さい。

リワークプログラム「CRESS」グループ作業作品集 〜リワークの参加メンバーによる取り組みをご紹介〜

「患者様の声」復職された方の卒業文集「リワークプログラムCRESS」

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リワークへの参加を希望される方は、リワーク説明会に来て頂く時、リワークプログラム受付票をあらかじめご記入の上、ご持参下さい。

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