大阪市中央区南本町にあります、心療内科・心理療法の『こころのクリニック和-なごみ-』は不眠、うつ、神経症、情緒不安定等の病気に対して治療、サポートを行っております。また、心の病気によって休職中の方の職場復帰のサポートもしております。

リワークプログラム~5.リワーク・プログラムCRESSを利用した復職までのプロセス~

5.リワーク・プログラムCRESSを利用した復職までのプロセス

① CRESSに参加するまで(3回の面談) →リワーク希望者が多数おられたり、リワークの参加者が定員の20名に達していることがあります。この場合は順番が来るまで参加はお待ちいただくことになります。

(1)受理面接(休職の経緯の確認およびリワーク説明会)CRESSに参加希望される方とスタッフとの最初の面談です。当院以外の医療機関に通院中の方は、主治医の診療情報提供書(紹介状)を持参願います。希望者の方は全員、「リワークプログラムCRESS受付票」に、休職の経緯などを記入していただき、受理面接当日に持参願います。受付票に基いて、リワーク参加への動機や意思、休職の経緯をスタッフがお聞きし確認していきます。これは復職に向けての大事な作業です。同時にスタッフがリワークの説明会を実施します。

(2)心理検査3種類の心理検査を実施します。性格やパーソナリティの特徴を見る検査および知的な問題解決能力の状態や傾向を見る検査です。ご自身を理解する一助にしていただくためです。

(3)心理検査のフィードバックおよび最終確認面談心理検査をスタッフが口頭でフィードバックします。また、当院の判定会議の結果(リワーク参加の可否)についてお伝えします。参加が可能となった方には、参加同意書(契約書)を書いていただきます。リワーク参加の具体的な使い方などの最終確認を実施します。

② CRESSに参加し復職に向けて取組む(3ヶ月~1年) →実際のリワークは、エスカレーター式に初期・中期・後期と一直線に進む訳ではありません。リワークでの治療の進展とは、経験が深みを増していくことです。つまり、プログラムでの学びやメンバーとの人間関係の中で、悩んだり葛藤したりする経験が増し、それをスタッフとメンバーと共に考えられる経験が持てるようになることです。そうしたリワークの中での気付きが、「なぜ自分は職場に行けなくなったのか」「復職するにはどうしていけばいいのか」という内省につながります。さらに、リワークの中での治療的進展が、生活リズムや職場との連携・相互理解といった現実面と影響を及ぼし合って、復職に向けた安定性と改善を獲得していきます。

(1)参加初期CRESSでの日々のスタートです。最初の1~2週間は、午前のみの参加で始めます。この間に休みなく参加できたことを確認して、1日(午前・午後)を通した参加へと移行します。
参加初期は、新しい環境に適応するための様々な不安を感じるはずです。「プログラムに付いていけるのか」「グループに溶け込めるのか」「休まず参加できるのか」。新メンバーに対しては特に、スタッフがプログラムの説明や生活相談などを実施します。個別対応の場合もあれば、新メンバーでグループを構成して実施する場合もあります。CRESSでの経験を積んだ在籍メンバーが、分からない所を教えてくれたり助けてくれる経験もされるでしょう。コミュニケーションのスタートです。

(2)参加中期プログラムでの経験と学びが積み重なっていきます。最初の不安を乗り越えて、リワークが安心して楽しい場所になってくるメンバーもいます。しかし、リワークでの治療的経験が深くなると、表面的な楽しさだけでなく、様々な葛藤や苦しみを経験するようになります。CRESSの中で職場の自分がおのずと再現されていくのです。つまりリワークの中で、休職に至った職場の自分自身と再会することになるのです。この自分との再会は苦しい経験です。しかし、この経験が変化へのチャンスです。リワークの中で再現した困難を、スタッフとメンバーと共に考え乗り越えていく取組みこそ、復職に向かうための必須の作業になります。
参加中期には、復職の土台となる生活リズムが整ってくることが大事です。また職場との連携と相互理解にも踏み出す必要があります。職場との連携はリワークスタッフと相談しながら実施します。

(3)リワークの卒業、職場とリワークとの併用、そして復職へ参加後期には、新しいメンバーも多くなっています。参加当時の頃とは、グループ全体の雰囲気が変化しているかもしれません。一緒にCRESSで時間を過ごした仲間が、先に復職を決めて卒業しているかもしれません。自分がリワークで得た学びを、新しくリワークに入ってくるメンバーに伝えたいと思う方も出てくるでしょう。「とうとう復職を実現できる」という達成感と同時に、リワークを喪失する悲しみや、リワークから分離する不安も経験されるでしょう。メンバーとの別れ、スタッフとの別れ。CRESSでは、このお別れの作業もとても大事な心の仕事だと考えます。
復職を控えたこの段階では、職場の方と復職に関して話し合える関係を持てていることが必要です。多くのメンバーが職場の方の理解と協力をもらって、復職前の1週間から1ヶ月ほどはリワークを併用しながら少しずつ職場に通う段階的復職(復職トレーニング)を活用します。
しかし、最後まで復職への不安が消えることはないでしょう。ここで大事なのは、復職を前にした今こそ、これまでのリワークでの取組みが生きてくることです。つまり、「リワークを卒業し復職する今、どういう不安や悩みがあるのか」を、リワークの中で表現して考えられることが大事です。
このように、リワークを終了するプロセスでも、様々な経験がなされます。リワークからの巣立ちの時、治療的経験がさらに深まることで、復職に向かう真の力が獲得されるはずです。

復 職

③ 復職後の再発予防 ~アフターリワークへの参加~ →☞復職後にこそ、悩みや困難が発生するでしょう。リワーク・プログラムCRESSでは、卒業されたメンバーの再発予防を、復職後も支援します。

アフターリワークとは、リワークを卒業された方を対象にし毎月1回開催している再発予防のためのフォローアッププログラムです。第3土曜日の10時~16時で実施しています。
職場の理解も頂きながら卒業メンバーにはアフターリワークへの参加をCRESSは勧めています。
CRESS卒業後もアフターリワークに継続参加されている方の多くが、再休職を予防できています。
午前のプログラムでは、かつて共にリワークに参加したメンバーとともにスタッフを交えて職場で の経験や悩みをグループ・ディスカッションします。午後のプログラムでは、個別相談を実施します。同時に、復職後の生活リズムや生活習慣をグループ全体でチェックして生活改善の持続を目指します。

復職後の再発予防

リワークプログラム「CRESS」グループ作業作品集 〜リワークの参加メンバーによる取り組みをご紹介〜

「患者様の声」復職された方の卒業文集「リワークプログラムCRESS」
PAGETOP
Copyright © 2019 こころのクリニック 和-なごみ- All Rights Reserved.