3. リワークプログラムCRESSの対象者および参加条件
対象者
現在休職中の方で、元の職場に復帰する意思をお持ちの方。
参加条件
リワークへの参加を希望される方は、下記の条件を満たしておられることが必要です。
- 当院以外からの参加を希望される方については、主治医が参加を許可していること。さらに参加中は当院に情報提供いただけること。
→主治医の変更は参加の必須条件ではありません。 - 病状が回復期にあること。具体的にはリワークプログラムに週5日(1日6時間)自力で通所できる。そしてプログラムの時間、治療的作業に取組めること。
- 双極性障害I型、統合失調症、発達障害、パーソナリティ障害、アルコール依存症と診断されている方は、参加をお断りする場合があります。
- グループ活動を通じたプログラムへの参加に支障がないこと。
→リワークは集団療法です。集団の持つ治療的な力をその方が使用できるかが重要になります。よって、グループに入ることを希望されない方は、リワークへの参加はできません。また、リワークではメンバー同士がお互いを尊重し合いながら、深いコミュニケーションに向かうことが治療的経験の中核になります。よって、治療グループに対して攻撃的であったり非協働的であるといったような明確な問題がある場合には、参加は困難です。 - リワークに最低3ヶ月は参加し、復職に向けた取組みができる方。
→リワークでは、最低でも3ヶ月間の参加を条件にしています。復職ができるとリワークが判断する重要な要件を参加者が出すためには、最短でも3ヶ月の時間が必要だからです。ここで言う重要な要件としては、「リワークへの参加を継続できたこと」「健康的な生活を実現できたこと」「復職に向けた自分のテーマにグループの中で取組み、参加時に比べて変化が見られること」「リワーク参加期間中に職場との連携と相互理解に取組めたこと」等があります。これまでの参加者のなかには、3ヶ月以内でリワークを卒業された方も少数ながらいます。しかしそういう方は、退職のタイムリミットが迫っていたという現実的な事情があり、その上で毎日休みなくリワークに参加した方たちです。実際には、復職実現までに要するリワークでの平均在籍期間は約7ヶ月半です(統計データ参照)。休職者が復職に向けて何らかの変化を成し遂げるには、リワークの中で自分に向き合うことが必要です。そのためには、それ相応の時間が必要になります。 - リワークの最大利用期間である1年以内での復職を目指される方。
→当院のリワークには1年間という利用期限があります。ただし、元の職場への復職の実現段階に入っているメンバーの場合に限り、1年を超過していても、リワークを利用できます。一方、職場を退職されたメンバーや転職を目指しているメンバーは、最大1年間でリワークを終了します。
リワークプログラムへの参加方法
- 「リワークプログラムの参加条件」を確認して下さい。
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当院通院中の方は直接主治医にご相談下さい。
それ以外の方は、お電話(06-6226-7463 06-6226-7463 )かフォームでご連絡下さい。
「リワークプログラム受付票」ダウンロード
あるいは「リワークプログラム受付票」をダウンロードして記入して頂き、当院へ郵送して頂いてもかまいません。 - あらためて当院から連絡の上、最初の面接日を設定いたします。
- リワーク導入までに担当心理士との面談、心理検査を行います。
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当院での判定会議の後、参加の可否を通知します。
判定会議の結果、リワーク参加をお断りすることもございます。また定員に空きがない場合はお待ち頂くこともありますので、ご了承下さい。
他の医療機関に通院中の方は、主治医の変更は必要ありませんが、最初の面接日までに診療情報提供書(紹介状)を書いてもらって下さい。
リワークプログラム 目次
- ●リワーク定員
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24名
- ●開催時間
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月・火・水・木・金の週5日 10時~16時
- ●料金
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自立支援医療適用により、約850円(自治体により変わります。月の上限負担額が決まります。)