ごあいさつ
すこやかな心は、感受性豊かで、のびやかな柔軟さを持ち、どこまでも自由です。
すこやかな人は、喜びに心を弾ませ、悲しみに心を痛め、それを心交わす誰かと分かち合います。
喜びも悲しみも、かけがえのない心の糧となり、人はそこから学び、成長し、創造的に生きるのです。
ただ残念なことに、不自然な適応を余儀なくされる今日では、心はすこやかであることよりも、強くあることを求められるようです。 管理、効率化、競争の社会で生き残るために、他者に打ち勝つ努力、苦難を耐え抜く精神力…。 けれども、強さだけを求めれば、心は窮屈になり、硬直し、いつか折れてしまうかもしれません。
「こころのクリニック 和-なごみ-」はビジネス街の只中にあります。
ビル風に心を晒されながら、都会で働き、生きる人々こそ、本来の自分と現実の調和に苦心され、疲れておられることでしょう。
だからこそ「和-なごみ-」は、ここを訪れる人の心が、すこやかさを取り戻す場であり続けたいと願います。
院長和田 彰
クリニック理念
- 人の和つながり
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「人の和」とは、人と人の調和的なつながりです。人間という個体はか弱い生き物なのかもしれませんが、人と人がつながれば、とても大きな成果を生み出すことが出来ます。なにより人は、良いつながりの中でこそ、自分が理解されていること、認められていること、愛されていることを感じることが出来ます。ですから私たちは、「和-なごみ-」に集う全ての人々で「人の和」を大切に育んでゆきたいと願います。 心の病気をわずらった時に、なにより必要なものは、良いつながりです。私たちは、ご本人様との出会いを大切にし、良いつながりを築いてゆけるよう心がけます。そして、ご本人様がそばにおられる方々と、より良い「人の和」をもたれることを願います。
- やすらぎ
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治療のはじまりには、ご本人様が「やすらぎ」を取り戻すことを優先したいと考えます。「やすらぐ」という言葉には、「休む」という身体についての意味と、「穏やかで安心する」という心についての意味があります。ご本人様が身体をゆったり休められるように、心も穏やかになられるように、クリニックは和みと語らいの場であるよう心がけます。
- 希望
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「和-なごみ-」では、症状が軽くなってきた回復期の治療も大切にします。この時期には、病気のために失った時間、仕事、人間関係などを改めて思い起こされ、不安を感じられることが少なくないからです。ご本人様が失ったと感じるものを取り戻すお手伝いをすることは、私たちの大切な役割です。同時に、新たな「希望」を得ていただくお手伝いをすることも、私たちの大切な役割です。病気になる前に比べて、無理のない生き方が出来るようになったり、考え方が柔軟になったり、人付き合いが上手になったり。このような心の変化や新たな気付きは生きてゆく「希望」へとつながります。
院内風景
- ビル外観
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大阪メトロ堺筋本町8号・9号出口すぐ。ビルの裏側からも入れます。
- 出入口
- 受付・待合室
- 診察室1
- 診察室2
- 問診室
- 心理療法室
- 処置室
- 相談室
- リワークルーム
医師略歴
院長和田 彰
資格
- 医学博士
- 精神保健指定医
- 日本精神神経学会認定精神科専門医
- 産業医
〈診療科目〉
心療内科・精神科
〈略 歴〉
- 平成11年大阪市立大学医学部卒業、同大学産婦人科教室入局
- 平成12年大阪市立大学神経精神科教室入局
- 平成13年大阪市立大学大学院
- 平成17年杏和会阪南病院勤務
- 平成20年のぞみメンタルクリニック(福岡県)院長
- 平成24年「こころのクリニック 和-なごみ-」開院
〈所属学会〉
- 日本精神神経学会
- 日本精神分析学会