心地よい秋も束の間、冷たい風に身を縮ませる季節になってきました。

子どもは風の子と言いますが、幼い頃は厳しい寒さもなんのその、元気に走り回って遊んでいたのを思い出します。すっかり寒さに弱くなった今の自分にとって子ども時代は遠い昔で、不連続な思い出がふと蘇る程度の、今の自分とはつながりにくい存在になっています。

先日、リワークの「自己分析」というプログラムでは、「子どものころの私」をテーマとして自分について考え、他者に伝えることに取り組みました。様々な年代の、様々な背景を持つメンバーがどのような幼少期を過ごしていたのか知ることは、多くのメンバーにとって新鮮な体験だったようです。子どもの自分は今の自分につながる根幹となる部分を持っているかもしれませんし、今の自分が嫌悪するような要素を持っているかもしれません。そのような自分を能動的に振り返ってみることは、何かのきっかけにして受動的に過去が思い起こされることとは少し異なる経験になるのではないでしょうか。今の自分が子ども時代の自分を目の前にした時、どんなことを思うのか、どんな言葉をかけてあげたいか……。子どもの自分を振り返ってみると、今の自分にとって新しいことを教えてもらえるかもしれませんね。

みなさんはどんな子どもでしたか?