6月、暑さによって頭がぼーっとしやすくなってきました。これから先、本格的な夏に入ってくると思うと、水分補給や体温調整など意識をして、この暑さとなんとか付き合っていきたいものです。

さて、今日は第一印象の話をしたいと思います。というのも、少し前のリワークのプログラムの中で印象(第一印象)について話をしたことと自分の印象について考えることがあった、というのが理由です。

少し前にリワークプログラムのひとつである自己分析で自分とメンバーの印象(好きなものや性格について)を共有し合う機会がありました。私達の印象というのは、曖昧なものです。自分の見方によって、相手はAのつもりだったけれど、自分はBだと受け取った、なんてことも多いです。その原因のひとつは第一印象だと考えられます。第一印象は、最初に相手に抱く自分の直感的なイメージとなります。形成されたイメージがベースとなり、肉付けをするように私達は相手への印象を作り上げていくようです。この第一印象の影響はとても大きいと言えます。普段、プライベートなこともリワーク内のことも交流し合っているメンバー同士でも、新しい発見があり、改めて自他を理解できる時間となりました。

私は、よく第一印象で『怖い』と言われることが多いです。表情から考えていることがわかりにくい、淡々としていて事務的に見えることが理由なようです。なんということでしょう…。怖いと見られているのは何故なんだろう?を考えてみました。動揺していて頭の中が大混乱状態でもできるだけ落ち着いて行動する(相手にもそのように見えている)のが良いだろう、というのが自分の感覚です。この場で求められていることを遂行するための自分なりのやり方なのです。では、ここで相手の視点になって考えてみましょう。…確かに、淡々としていて表情が動かないのは何考えているのかわからないし怖くも見えますね………。怖いというのは第一印象であって、話してみると違う見方をしてもらえることが大半です。自分の第一印象について、自己分析のプログラムでメンバーと同じく、私も自分のことを振り返るきっかけともなりました。

自分の受け取り方や振る舞いで与える印象は関係性の数だけあるのかもしれません。AをそのままAと受け取る人もいれば、BやCと受け取る人もいます。私たちは(無意識的なものも含め)自分の見たいように、受け取りたいように相手の印象を作り挙げています。自分が持っている印象を相手そのものに近づけていく、変化させていくという意味でも、自分の見え方を知っておくことは重要です。

皆さんはどんな第一印象を持たれやすいですか?自分の第一印象がどのようなものなのか、なぜそのように見られるのか、を考えてみると、相手の視点と自分の感覚の違いを知ることに繋がります。自分の感覚が正解!ではなく、相手から見えている自分を知ることも人との関わりには大切になってきます。皆さんと誰かの関わりがより豊かなものとなりますように。