「梅雨だる」という言葉、耳にしたことがありますか?別名「6月病」とも言いますが、梅雨時に生じる体調不良を総じて「梅雨だる」と呼びます。体が重い、肩がこる、関節の痛みやだるさ、頭痛などなど、最近なんとな~く調子が悪いと感じる日がありませんか?

今回は、この季節に起こりやすい体調不良と対策についてお話ししようと思います。

○「梅雨だる」の主な症状

カラダ : 倦怠感・頭痛・頭重感・めまい・肩こり・関節痛・むくみ・食欲不振・下痢

ココロ : 気分の落ち込み・イライラ・集中力低下・やる気がでない

○「梅雨だる」の原因

・気圧、気温の変化・・・自律神経のバランスが崩れる。

・湿度の高さ・・・湿度が高くなると、身体の中の余分な水分が排出されにくくなる。

         体のさまざまな部分に必要以上の水分や老廃物がたまり、むくみや     

         頭痛、食欲不振、下痢といった症状を引き起こす。

・日照不足・・・雨の日は日照時間が短くなる。朝に太陽の光を浴びることで作られるセロ

       トニンが作られなくなり、イライラや気分の落ち込みを引き起こす。

○「梅雨だる」対策

・自律神経を整える

    早寝早起き、1日3食栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

    特に朝食!体内時計をリセットさせ自律神経を整えやすくします。

*豆ポイント:意識して摂りたい栄養素

タンパク質(肉、魚、大豆製品、乳製品、卵など)

ビタミンB1(大豆製品、卵、牛乳、豚肉、玄米など)

ビタミンC(フルーツ、ブロッコリー、パプリカ、ゴーヤなど)

クエン酸(梅干し、酢、柑橘類など)

アリシン(玉ねぎ、ねぎ、にら、にんにくなど)

・除湿する

   湿度は40〜60%に調整しましょう。

・光を取り入れる。

   曇っていてもカーテンを開けなるべく光を取り入れる。朝は室内を明るくし体内時計が

   乱れないよう心がけましょう。

 

・運動と入浴

   汗をかくことで、体にたまった余分な水分の排出を促します。運動、入浴により、体を温め、血液の巡りをよくすれば、肩こりや頭痛の予防にも繋がります。

 

関西も梅雨入りし、長雨が続く季節になりました。私は既に「梅雨だる」真っ盛り、だるだだる、だるだるだるといった感じです。蒸し蒸しジメジメと不快な気候がしばらく続きますが、いつも以上に規則正しい生活を意識し、共に乗り切りましょうね。