先日、何かのテレビ番組で、
「心が弱いのではなく、視野が狭い」ということを言っているのを聞きました。

仕事をしていて、問題や置かれている状況に対処しきれず、
眠れない日が続いたり、食欲がなくなったりした際、
「自分の心が弱いからだ」と思われる方がいます。
また、休職に至った要因の一つとして、
自分の心が弱かったからだと思う方もおられるようです。

でも、本当は心が弱かったからではなく、
視野が狭かったからという見方もあるのではないでしょうか。

忙しいときや焦っているとき程、
「◯◯するしかない!」と考えがちです。
でも、冷静になって、視野を広げて見てみると、
他の方法もあったというのはよくある話です。

今、リワークプログラムで行っている認知療法は、
視野を広く保つための練習でもあります。
ぜひ復職後も活用していただければと思います。