4月になりましたね。
朝、電車に乗ると、フレッシュなスーツ姿の人たちを目にするようになりました。
期待と不安が入り混じったような、言いようのないドキドキ感が伝わってくるような気がします。そういう姿を見ると、よい刺激を受けますよね。

本日のプログラムの中では、メンバーの方に、【はじまり】というテーマでプレゼンテーションしていただきました。
自分が〔はじまり〕というワードでどのようなものを連想し、どんなことを自分は伝えたいのかというのを考えてもらいました。

同じテーマであったとしても、その発表方法や、発表内容や、切り口には、それぞれの心の中の動きや状態というのが大きく反映されているように思います。

“自分が何を伝えたいのか”…ということを明確にすることによって、頭の中が整理されていくとともに、心の中も整理されていくのではないでしょうか。

みなさんのプレゼンテーションから、自分自身と向かい合っていこうという意気込み、復職に向けて変えていきたい自分、考えていきたい思いが伝わってきました。



3月後半から4月始めにかけて、卒業された方が立て続けにいらっしゃったので、そういう体験からも現在参加されている方には大きな影響があったのではないかと想像しています。

見送るメンバーさんは「◯◯さんがリワークを卒業していくことは喜ばしいことだけど、寂しい気持ちもある」「◯◯さんの存在は自分の中で大きい割合を占めていた」とおっしゃっておられました。

でもきっと、卒業したら【おわり】というのではなく、お互いの胸の中には、共有した体験が残っていて、お互いに刺激し合った部分や取り入れたものがあって、それはいつまでも心のなかに残っていくのではないかと思っています。

今週卒業されたあるメンバーさんが、「CRESSに参加してよかった」とおっしゃってくださいましたが、心の中で動き始めた何かがあったのではないでしょうか。

はじめたからこそ、次のステップに一歩ずつ着実につながっていかれたのでしょう。

そこには、終わるという事実的な結末ではなく、心の中の変化や、未来につながっていくものが見えてくるはずだと思います。



だからこそ、【はじまり】を大切にしてみませんか。