最近「ぎっくり腰・背中」になったと言う話を何人かの方にお聞きして、重なるものだなと思っていたら、今度はTVでタレントの若槻千夏さんが「ぎっくり背中」、マツコデラックスさんが「ぎっくり腰」になったと言う話をされていました。という訳で、今回の豆太郎はぎっくり「背中」について書きたいと思います。「ぎっくり腰」は聞いた事があるかと思いますが「ぎっくり背中」もあるってご存知でしたか?
ぎっくり背中とは、病名ではなく正式には、筋筋膜性疼痛症候群と呼ばれる状態を指します。
突然くる激しい背中の痛みが特徴で、痛みの程度は、軽いものから動けなくなるほどの強い痛みまでさまざまです。
○原因:筋肉の緊張(長時間同じ姿勢を続けている)、姿勢が悪い、運動不足など。
○経過と症状
・炎症期(発症直後)
背中に急激な痛み、体を傾けると痛い、大きく息を吸うと痛い、前かがみの時に痛い、背中の筋肉が突っ張るなど
⇒患部を休ませることが大事!とにかく安静に。患部を冷やす。
*豆ポイント
①横向きで膝を曲げ背中を丸めた姿勢がおすすめ。何より背中が一番楽な姿勢を見つけるのが大事。
②痛みが激しい場合を除いて安静期間は長くても3日程度を目安に。
・修復期
軽く動かせる程度の痛みに落ち着く、背中の筋肉に突っ張り感が残る、痛みで目が覚めることが殆どなくなるなど
⇒体を少しずつ動かしていく
*豆ポイント
医療機関の受診目安は、痛みがかなり強い場合、数日経っても改善が見られない場合など。
また、感覚の麻痺や下肢筋力の低下、歩行困難が見られる場合も、迷わず受診し診断を受けましょう。
季節の変わり目は、思いもよらぬ身体の異常を来たし易いです。いつも以上に、体調、生活面に目を向けていきましょうね。