ここ数日はとても寒い日が続いていますね。最寄り駅の近くに流れている川が凍っていることに気が付き、寒波の到来を実感するとともに、より一層寒さを感じた瞬間でもあったように思います。
インフルエンザも流行っていますし、体調管理には気をつけたいものですね。
リワークでは、そんな寒さに負けないような、メンバーの活気あふれる様子が見られます。リワークにはそれぞれバックグラウンドの違ったメンバーが、それぞれの復職に向けて、様々なプログラムに取り組んで行きます。どのプログラムも、復職に向けた意味があると思います。
様々なプログラムの中でも、寒さに凍えて固まってしまわず、グループ全体で力を合わせて乗り切ろうという動きを生々しく感じられるプログラムがあります(これは、私の個人的な感想ですね)。
それは、グループ作業というプログラムです。このプログラムでは、メンバー皆で、ある一つのプロジェクトに取り組みます。プロジェクトの達成だけでなく、自分の仕事のあり方についても考えて行きます。きっと休職に至る要因になった自分の仕事のあり方が、このグループ作業を通して見えてくることと思います。グループ作業を体験された方は、肯かれているのではないでしょうか。
現在、そのグループ作業では新たなプロジェクトとして、“リワーク通信春号”に取り組んでいます。ネタバレになってしまうかもしれませんが、今回のリワーク通信の中に、リワークメンバーが体験したプログラムの体験記が掲載されることが決まりました。体験記を書くということは、とても難しいことだと感じています。
体験記を書くことがどうして難しいのか…?
リワークのプログラムの説明は、プログラムに参加するとそれなりに書き出せると思います。しかし、体験記となると、プログラムで何をしたのかを書き出すことに留まらず、リワークのプログラムの中で何を感じたのか、何を考えたのかなど、自らの体験の中での気づきを記していく作業が必要になると思います。だから、難しい…。
その体験の中での気づきとは、休職に至った要因への気づきかもしれませんし、自分の行動パターンへの気づきかもしれません。他にもたくさんありますね。自分の新たな一面に気づくことかもしれません。それらは、復職を目指す上で必要な気づきだと私は考えます。
リワークでの体験の中には、休職前に職場で体験していたことと同じような体験が、リワークの中でも起こっていることもあるでしょう。むしろ、リワークの中で、職場で体験したことと同じことが繰り返されていると気づけることが、意味のあることなのかもしれません。
職場で起きていたことが、リワークでも繰り返し起こっているとすれば、きっとそのメンバーは、苦しいし、辛いし、時には悲しくなったり、惨めに感じたりしているかもしれません。それはどうして起きたのか、自分のどういった行動や考えが関係しているのか、体験を通して考えていけると、リワークにわざわざ来たかいがあると思います。
今回の体験記は、その役を担ったメンバーそれぞれが、それぞれの体験記を記すことになっています。その役を担った人だけでなく、その他のメンバーも、自らの体験を振り返ってもらいたい。今、この瞬間に感じていること、考えたこと、それは何だったのか。すると、自分が何を嫌だと感じて避けている(リワークを休む)のか、どうして辛くなっているのかなど、少しずつ見えてくるのではないでしょうか。
そして、何よりも、リワークでの体験で苦しんでいるのであれば、スタッフを頼って欲しい。何をリワークでやるべきなのか、リワークで体験するって何だ?と感じて困っているのであれば、それを先ずはスタッフと共有して欲しい。スタッフを巻き込んで、スタッフと一緒に考えていきませんか?
まとまりなく書き出しました…。リワークでの体験を、リワーク通信で掲載するためだけでなく、自らの復職のために考えてみてもらいたいと思います。