このブログを読まれている皆さん、タイトルの通り、今年もCRESS交流会が無事に終わりました!参加していただいた皆さんには改めて心から感謝申し上げます。

CRESS交流会とはそもそも一体何か、ということについては前回のブログにも説明がありますが、改めて…

CRESS交流会とは年に1度、毎夏に開催されているリワークプログラムCRESSにとって特別なイベントです。CRESSの卒業メンバーと今、復職に向けリワークに取り組んでいる在籍メンバーがお互いの体験を共有し考い合いながら、交流しながら、自分の進む先へと繋げていくことができる貴重なイベントです。

昨年の交流の様子はこちらです➡ https://nagomi-kokoro.com/2024/07/26/3902

さて、本題に戻りたいと思います。CRESS交流会は今年、これまでとは異なる形での開催となりました。例年、グループ作業というプログラムの中で在籍メンバーが卒業メンバーを招待するプロジェクトの一環として準備から本番を迎えていました。メンバーにとってはCRESSのイベントでもあり、大きな仕事の一つでもあったのです。しかし、今年度はグループ作業の内容やCRESS自体の大きな変化に伴い、スタッフが卒業メンバー・在籍メンバーをお招きするスタイルとなりました。振り返れば、開催までには色々なことがありました。開催自体どうするのか。どのような内容や時間管理にするのか。例年から引き継ぐもの、変えるものは何か…。スタッフ間で繰り返し検討を重ね、ああでもないこうでもないと言い合い、当日まで、いや当日の本番直前まで何度首を捻って唸ったのかわからないほど、交流会に真剣に向き合いました。

それはなぜだったのか。

例年やっていることで『そういうもの』だから?

…いいえ、そうではありません。『そういうもの』というのは形式的な話で私達の気持ちは別にあります。一番大きいのは、CRESSで出会ったメンバーの皆さんに今年もまたこの場所で、かけがえのない体験をしてもらいたい、という気持ちでした。そしてこの気持ちはリワークスタッフ全員に共通しているものでした。卒業メンバー、在籍メンバー、お互いの体験に興味を持ち、自分の体験が誰かの体験と繋がる。この体験は、CRESSで大切に引き継がれてきた人と人との関わりです。

今年のCRESS交流会で実施されたグループディスカッションや茶話会で話し、CRESSで体験してきたこと・していることを、自分が『今、ここ』にいる皆とどのように体験しているのかに目を向けていきました。生きている体験を共にする中で、喚起された心は、まさに今を生きた心だったでしょう。そんな今を生きている心を持つ皆さんとの時間が、今の、そしてその先に繋がる鼓動になっていたのではないでしょうか。

同じ時期にリワークに参加をしていた人も、時期は異なり全く知らない初対面の人も、CRESSに居るという共通点から交流が始まり、人と人が繋がっていく。今年もそのようなかけがえのない体験をしてもらえていたと感じています。

在籍メンバーは引き続き復職・社会復帰に向けて、卒業メンバーはアフターリワークで再発予防に、皆さんと共にこれからも進んでいきたいと思います。