もうすぐ6月。始まったばかりの2025年も、もう半分が過ぎようとしています。月が替わろうとするタイミングではいつも、時間の流れの速さを感じます。

リワークにも、時間の経過を感じるプログラムがあります。その一つが、毎月の月初めに実施している「個人プレゼン」というプログラムです。プレゼンには月替わりのテーマが設定されていて、テーマが発表されてから本番を迎えるまでの2週間、メンバーの皆さんはそれぞれのやり方で準備を進めます。一つの事柄について、自分がどんなことを連想して、それについてどんな考えを広げるのか。他のメンバーにどんなことを伝えたいと思い、どのような方法で伝えるのか。個人プレゼンはこの一連の流れを体系化したプログラムですが、この流れ自体は、日々のリワークの中で、そして生活や仕事の中でやっているものです。

6月の個人プレゼンのテーマは「雨」です。プレゼンを来週に控えた今、メンバーは準備に追われているようです。「雨」というテーマから、どんなことが連想されるでしょうか。梅雨のじめじめとした空気や、それと連動してどんよりと曇る気持ちが想像されるかもしれませんし、雨にまつわる思い出やお気に入りの雨具が思い浮かぶかもしれません。私は、多くの皆さんと同じように、傘を持って外出する煩わしさや、濡れた靴下で過ごす不快感が嫌でたまりませんが、それと同時に、ざあざあと続く雨音や少しひんやりとした雰囲気、いつもの街がいつもと違う非日常感に高揚する気持ちを思い出します。メンバーの皆さんが雨をどのように経験しているのか、どんなことを感じているのか、それをどのような形で伝えるのか……来週の発表を楽しみにしたいと思います。