お盆があけて朝晩は虫の音も聞こえ始めましたが、夜間でも湿度が高く、日中は気温35℃を超える猛暑日が続いています。まだまだ残暑がきびしく熱中症への予防に注意が必要です。

 熱中症の要因としては 『1.環境』 『2.行動』 『3.からだ』 の3つが主なものとして挙げられています。
 その予防対策についてはメディアでも頻繁に紹介され、注意を促されていることもあり

 1.温度、湿度、風量、日差しなどの『環境』に対しては、エアコンの利用、外出時に日傘や帽子を着用する、通気性・吸水性の良い衣類を身に着ける、などの対策

 2.『行動』に対しては、急激な筋肉運動や炎天下での長時間の作業を避ける、こまめに水分を補給する等の対策

は行えていることも多いと思います。

 少しおろそかになりがちなのは『からだ』への対策かもしれません。高齢者や乳幼児には、成人に対するよりも注意が必要なことは周知のことと思われますが、成人でも「低栄養状態」「肥満」二日酔いや寝不足などによる「体調不良」、下痢や発熱などによる「脱水症状」などの『からだ』の状態にあるときは、熱中症がおこりやすいと言われています。
 
 対策としては、バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠、と基本的なことが挙げられ、これらは熱中症にかかりやすい夏だけに限らず、一年を通しての心がけが大切です。この当たり前と思われることを継続していくことが、意外と難しいことかもしれませんが、意識することを第一歩として、熱中症にかかりにくい「からだづくり」に取り組んでいきたいと思います。