少しずつ秋らしい気温になってきたと思えば、夏の暑さが残る日もあり、気持ちも身体も落ち着かないですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。体調には気をつけながら季節の変わり目を味わいたいものです。

さて、先日リワークでは書道を実施しました。リワークで書道?と疑問を抱く人もいるかと思います。書道と言いましても、お作法が決まっているということではなく皆さんにテーマから連想されるものを筆を使って半紙に自由に表現してもらいます。自分を表現する中に様々な心が体験されます。

うまく書きたい、そもそも書きたくない、難しい字に挑戦したい、イラストで描きたい、自分の作品に集中したい、他の人の作品に興味がある。

これら以外の気持ちも体験されていると思います。様々な気持ちを体験しながら表現する書道は、その時のその人だから表現できた唯一無二の作品です。自分の中にある気持ちと向き合うことで自分の好きや嫌いを知ること、得意・不得意にどう向き合っていくのかを考えるきっかとしてもらいたいです。

今回のテーマは『夏(休み)の思い出』でした。今年の夏の思い出を浮かべた方、過去の夏を振り返った方、自分だけの思い出、自分以外の誰かとの思い出、いろんな角度からの『夏(休み)の思い出』が書道で表現されました。実際にリワークメンバーに作品について聞いてみると、表現したい背景のエピソードも含めそれぞれの個性が見えてきます。書道に取り組むという行動に限定されず、一人一人の作品に触れることが自分以外の体験を共有できる楽しい時間にもなっていたようです。

次の書道のテーマではどのような作品が表現されるのか今から楽しみです。このブログを読んでいる皆さんも、自分の中から出てくるものを書道という形で自由に表現してみると、新しい自分らしさと出会う体験になるかもしれません。