生活をしているときに、「今日はいつもと違うな…」と感じることや、
「たっぷり寝たのに疲れが取れないな…」など、感じることがありますよね。

・・・そのとき、意識できていること、意識していないこともあるかもしれませんが
体験していることは“違いを感じている”ということです。



今回は、〔違和感というサイン〕について考えてみたいと思います。



日々、流れるときの中で、人はいろんなことに注意を向けなければなりません。

例えば、仕事の締切が迫っているとき、何か失敗してしまったとき、引越しや異動が決まった時など、そのことで頭がいっぱいになることはよくあるでしょう。

しかし、そのことだけではなくて、他の仕事のことも考えないといけない、どうやったらうまくいくか考えなくてはいけない、予定を考えないといけない…
と、常に色んなことに考えを巡らせていないといけないわけです。

…果たして四六時中いろんなことに気持ちを向けていることは可能なのでしょうか?




きっとどんなに優れた人物であったとしても、同時進行であらゆることをこなし、考え
て、進み続けるというのは難しいのではないかと思います。


誰しも、限界というものがあります。


ただ、何かに気持ちの比重が強くかかっているときには、自分のキャパを超えて、突っ走ってしまっていることが起こりやすくなってしまいます。

そうなると、限界を超えていることに気がつかず、どんどん自分を追い込んでいってしまいます。

そのとき人はどうなってしまうのでしょう?



気づかず進んでしまった先に訪れるのは、身体の不調、心の不調…

いろんな形となって、そのサインが現れてきます。

そこで、サインに気づける人と、サインに気付けない人とで、大きな違いが起こってくるわけですね。

サインに気付いた人は、「ちょっと休憩しないと頭がパンクしてしまう」、「自分だけでは解決できないから、誰かに相談しよう」、「疲れないように、セーブしながら少しづつやっていこう」と、自ら解決しやすいような対処法をとりやすくなります。



一方、何もサインに気付かないまま過ごしてしまっている人はどうでしょう?

どんどん疲れは溜まり、身体も頭も気持ちも、どんどんついていかなくなってしまう…ということが生じてしまうのではないしょうか…

自分のSOSに気づいている、自分の限界を知っているのと、サインに気付かないままの状態とは、明らかに結果が異なってきます。



みなさんは、どれほど自分について知っていて、自分のSOSに気づくことができていますか?

「このくらいなら大丈夫、もう少しだけ頑張ろう」と、自分を追い立てすぎてませんか?



しんどい気落ち、つらい気持ち、悲しい気持ち、逃げ出したい気持ち、、、

自分の素直な気持ちにフタをしていませんか?



自分の中にいろんな気持ちがあることを認めてあげること、そうすることで、
これまでと出来事は同じでも、体験は異なってくるかもしれませんね。











こころのクリニック和―なごみ―
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