最近急に冷え込むようになりました。早く衣替えをしたいな~と思いながらなかなかできず、やっと先日済みました。済ませてしまえばすっきり、やっと秋を意識でき、季節の移り目を実感できた感じです。家族内にも、もっとシンプルに衣服を減らして、年中クローゼットに出して衣替えをしない派もいて、それも合理的で楽そうだな…と衣替えを始める前は感じることもあります。衣替えしてからまた夏の服を引っ張り出すのはやっかいだし、何か逆戻りするような自分の中で勝手に出来上がった罪悪感が起きることを思うと、節目を作ることの意味は何だろう…となるのですが、終えた直後はやはり、季節の節目を実感して初心にもどれる感じや、夏の間に溜まった心の埃を一新した爽快感は節目があるからこそ味わえる感情だなと思います。こういった節目をまたいだ直後の感情を味わいながら、ふと学生時代の校長先生を思い出します。校長先生のする節目の話を聞きながら、当時の私は竹や筍を思い浮かべているだけでしたけれど、あの頃の校長先生たちは節目という言葉で、今自分が味わっている爽快感や新たな気持ちを伝えたかったのかな~と、時を超えて顔も覚えていないが自分たちに何か伝えようとしてくれていた人たちの気持ちと今出会えた想いになりました。そうやって思うと、今までにも出会ってきたいろいろな人が、語っていた言葉が時間差で自分の中で気づきになることはたくさんあるのだろうなと感じます。
それだけ時間の経過の中で自分自身の体験や実感や捉え方が変化していっているのだと思うと、今後年老いていく先に何を感じ、今出会っている方々とのふれあいがどう感じられていくのか少し楽しみでもあります。皆さんも今までの出会った人と、今の自分として心の中で再会してみてはいかがでしょうか。