CRESSのプログラムの一つに、グループディスカッションがあります。休職して集まったメンバーが、自身の休職経験やそれにまつわる自分のあり方、復職に向けた心情や課題を言葉にして共有するプログラムです。
今日のディスカッションでは、「自分を認める」ということが一つのキーワードになりました。職場やそれ以外の場面で、自分の本音を相手に伝える、自分の感情を表現することの難しさを、多くのメンバーが感じています。その背景に、自分自身が自分のことを認めて、受け入れてあげていないことがあるのではないか。そういう自分たちの体験を、それぞれが考えて、言葉にする時間になりました。
「自分を認める」とはどういうことか。それは、必ずしも自分を素晴らしい人間だと思ったり、良いと感じたりすることではないのだと思います。今ここに自分がいて、そこで何かを考えたり、喜んだり、悲しんだりする、それが当然そういうものだと思える感覚。等身大の自分を、自分自身で感じられること。良いことも悪いことも、自分の一部だと受け入れること。言葉にすると難しいですが、それが「自分を認める」ということなのだと私は思います。そういう意味では、「認める」というのは、何か傲慢な気持ちすら感じられるかもしれません(だって、認められなくたって、自分はそこにいるのですから)。
自分のことを自分で掴んで、それを言葉にして、すべては伝えられなくても、相手がそれを聞いてくれる。相手の話を聞いて、そこで動く気持ちがあって、それを自分で見つめられる。ディスカッションでの一つ一つのやりとりや、そういう時間を共有したという事実が、またひとつ、「自分を認める」ことに繋がるのだと信じています。





