盆が過ぎ、夏も後半に入りましたが、暑さは一向に弱まりませんね。今年の異常な暑さに体が追い付かず、あらゆる不調に繋がっているように思います。今回は暑さによる疲労の影響を受けやすい、「胃腸」について取り上げようと思います。
○暑さが胃腸にどう影響するのか?
・冷たい飲み物、食べ物を取りがち。これにより胃が冷えて機能低下を起こす。
・冷房による室内外の気温差で体温調整が上手くいかず、疲労が大きくなり食欲不振を招く。またそのストレスが胃腸機能を低下させる。
・就寝時の温度調整が難しく、睡眠の質が低下し自律神経が乱れ、胃腸機能が低下する。
○胃腸が悪い時の症状
胸やけ、胃もたれ、みぞおちの痛み・胃痛、吐き気、下痢など。
○対策
・胃腸の調子が悪いと感じた時は、出来るだけ消化の良い食事を心がける。
*豆ポイント① 出来るだけ食物繊維や脂肪が少ない食品を選ぶ。
② 調理方法の工夫
茹でる<蒸す<煮る<炒める<揚げる←右になるほど脂質が高い。
食材は細かく切る
長時間加熱する
<野菜>大根・白菜・人参・じゃがいも・ほうれん草など
<穀類>お米(柔らかく炊く)・うどん
<肉類>ささみ・赤身肉
<その他>りんご・バナナ・缶詰の果物・ヨーグルト
<メニュー>お粥、煮込みうどん、煮魚・煮物、野菜スープやポタージュ、温泉卵
茶碗蒸し、湯豆腐、しゃぶしゃぶ、プリンなど
③カフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶)、冷えた飲み物、炭酸飲料は避ける。
④刺激の強い食品(唐辛子・塩辛・酢の物・柑橘類)は避け、薄めの味付けに。
・生活面では、暴飲暴食、たばこ、過度な飲酒は控え、規則正しく過ごす。
食欲が落ちたと感じたら、胃腸に優しい生活を心掛け、残りの夏を共にのり切りましょう!!