じめじめとした気候で、蒸し暑さを感じる日が増えてきました。汗ばむ季節でもあり、過ごしにくいなと感じています。その一方で、雨も結構好きで、雨の日ならではの過ごし方も楽しんでいます。皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回のブログでは、リワークのプログラムの一つでもある「ルービック脳トレ」についての紹介と、その時間の中で感じたことを書きたいと思います。
毎週水曜日の午後には、軽運動(卓球、ヨガ、もぐふ:“もぐふ”って何だ?と思った方、“もぐふ”はCRESSならではの軽運動です。また別の機会に紹介しますね)やリラクゼーション、書道などを週替わりで行なっています。ルービック脳トレもその一つです。
先週の水曜日は、ルービック脳トレを実施しました。
ルービックキューブの6面完成を目指していくのですが、その中で自分の集中力を確かめたり、6面を揃えることを通して頭の体操をしたり、ルービックキューブに没頭することで気分転換することや、そうした中で自分のどのような一面が登場してくるかを体験していくプログラムでもあります。
まずは、ウォーミングアップとして、一面チャレンジ(6面中の1面のみを揃えること)から始めます。1色好きな色を選んで、その色をとにかく揃えていきます。それができたら、今度は6面チャレンジ(6面全てを揃えること)に移行していきます。6面を揃えるためのマニュアルがありますので、そちらを参考に、個人チャレンジとして取り組んでいきます。また、3回に1度、「競技会」として、1面を揃える速さを競う大会を実施しています。次回のルービック脳トレでは、その「競技会」が待っています。
必ずしも6面揃った状態に完成しなければいけないわけではありませんし、各々のペースで、時には雑談もしながら取り組んでいただくプログラムでもあります。
Myルービックを購入するほどハマる方もいれば、どうしても苦手でつらい時間と感じておられる方など、メンバーさんによって、この時間の感じ方もそれぞれのようです。そんな中で、メンバー同士で励ましあったり、時には進捗を競い合ったりする様子が見られます。
先週のプログラムの中では、メンバー間で教え合う様子が見られていました。やり方がわからなかったり、今どういった状況にあるかがわからなくなったりしたメンバーが、隣近所の席でルービックに慣れてきたメンバーや得意とするメンバーに、やり方を教わって、ステップアップしていく様子が、あちこちで見られていました。
ルービックの取り組み方なのか、6面の揃え方なのか、ルービックの何らかに、どうやら「流派」があるようです。
よ〜く様子を見ていると、レクチャーの仕方や進めた時の褒め方などに、それぞれのメンバーならではのやり方があって、それを現在のCRESSの中では「流派」と呼んでいるようでした。そしてその流派は、代々受け継がれつつ、その時その時の各メンバーのオリジナリティも追加され、今回のルービック脳トレの時間が作られたように感じました。
黙々と集中して、自分の力でマニュアルと格闘するメンバーさんもいます。それも、ルービック脳トレならではの醍醐味でもあると思います。
苦手だから「や〜めた!」と雑談の時間を多く持っていた方が、マニュアルと向き合って、雑談の時間よりもルービックに触れている時間が多くなってきた方もいらっしゃいます。また、繰り返し参加する中で「こういったものは苦手なんだ」と、真っ直ぐにありのまま状況を受け入れる姿もみられます。
何気ない時間ではありますが、毎月取り組むルービック脳トレの時間にも、グループ作業やSST(リワークの中でインパクトの大きいプログラム)と同様に、自分の一側面への気づきがありますし、これまでの自分と今の自分とのつながり、もしくは変化を見出せる時間でもあると思います。私は、毎回皆さんの前回からのつながりや前回との変化に、私自身励まされたり、楽しませていただいたりしています。