「グループ作業」は、リワークプログラムCRESSのプログラムの一つです。

メンバーで協力してプロジェクトに取り組んでいます。いわば、CRESSのグループを職場のグループに見立て、メンバー同士で一緒に仕事をするプログラムです。そうすることで、仕事に向かうときのメンバーの個性が出てきます。

・人の話を聴けない人。

・自分の思い通りに作品を作りたい人。

・世話役ばかりしてしまう人。

・意見の強い人に迎合してしまう人。

あまり見たくない姿かもしれないけれど、そんな見たくない自分にも向き合おうするメンバーを、CRESSは大事にしています。

グループ作業では、メンバー同士で関わり合いながら仕事をする経験を通じて見えてくる自分を、しっかり捕まえようとしています。自分では捕まえられないことが多いので、人の助けをもらいながら。

これまで個別相談を通じて、プログラムを通じて、そのメンバーのことを考えてきたスタッフが、見ています。

一緒に働いているメンバーも感じてくれます。良い面ばかりでなく、その人の困ったところも。

良いところも、悪いところも、どちらも無視せずに、自分の姿として他人に見てもらって、それを分かち合うために協力するのが、CRESSが大事にしている経験です。

グループ作業では、プロジェクトの完成に向けてメンバーで一緒に仕事をすることで、自分自身をつかまえ、それを理解していく経験を大事にしています。

そんな目的を持って取り組んでいるグループ作業で、今日、新しい成果物が出来上がりました。それが、タイトルにも書いた、

ワクワク♪リワーク通信2023年春号(通算31号)

実際の作品を、御覧ください。

 

 

 

 

 

 

メンバーでデザインした春をイメージした柔らかい彩りとイラストが散りばめられた紙面の中に、メンバーの実際の声が響いています。

このリワーク通信を見ると、CRESSが大事にしている経験を、作り手のメンバー自身が言葉にされていることが、分かっていただけると思います。

メンバーが書いた文章は、短くとも、自らのリワークでの経験に基づいた想いです。

綺麗事ではなく、余所行きではない、メンバーの真摯な経験があります。だから、リワークに関心のある方に、きっと届くものがあると思います。メンバーの職場の方にも、読んでいただけるように発信していたいと思っています。

ひとりでも多くの方に、CRESSのリワーク通信が、メンバーの声が、届きますように。