もう今年も終わりが近づいてきました。2020年は新型コロナウィルスに翻弄された一年でした。現在も、見えないウィルスへの恐怖に不安な日々を過ごされていることと思います。また、外出自粛要請などで、これまで日常で取り組んでいた気分転換を行うことが難しくなってしまったという方も少なからずいるのではないでしょうか。
心が不安な状態になると、身体は不安に打ち勝とうと戦闘態勢に入ります。不安に打ち勝つためには大事なことなのですが、それだと身体は常に緊張してしまっています。そして、肩凝りや頭痛といった症状が出現してきます。
肩凝りや頭痛がある・・・、リラックスや気分転換の方法がわからないという方に、CRESSで行っている“筋弛緩法”を紹介したいと思います。
CRESSでは、水曜午後の卓球やもぐふのプログラム終了後に本来は実施しているのですが、現在はコロナの影響で卓球ももぐふも実施していないため、メンバーさんの中にも筋弛緩法をなかなか出来ていないという方もおられると思います。この機会にぜひご自宅でも取り組んでみてください。
☆筋弛緩法(漸進的筋弛緩法)☆
5秒間力をいれて(緊張)、20秒間脱力する(弛緩)というのを各部位2回ずつ、①~⑫まで順番に行います。
椅子に浅く腰かけて、できるだけ静かな場所で目を閉じながら行いましょう。CRESSでは部屋を少し暗くして、ヒーリングミュージックを流しながら実施していますよ。ご自宅で行うときは、ベルトや時計など身体を締めつけるようなものは外しておくとベターです。
力をいれる順番は以下の通りです。
①両手:両手をぎゅっとにぎります。
②目:両目をぎゅっとつぶります。
③口:奥歯を噛みしめます。
④首:頭を後ろに倒します。
⑤肩:両肩をグッと上にあげます。
⑥胸:胸に力をいれます(レントゲンをとるときのように)。
⑦腹:お腹を外に突き出します。
⑧腹:お腹をグッと中に引っ込めます。
⑨背中:両手を上にあげて上半身を反り返します。
⑩脚:かかとを床につけてつま先を上にあげます。
⑪脚:かかとをあげてつま先を床の方に押します。
⑫全身:かかとを床の方へ押しながら、両手をあげて上半身を反り返します。
無理せず、ご自分のペースで取り組んでみてください♪