今週は、今年初の“個人プレゼンテーション”を行いました。

 月に1度の貴重なプログラムなので、度々このブログでも紹介していますが、このブログを読まれている皆さんにも考えていただけたらと思うテーマだったので、今回のプレゼンを拝見して感じたことをお伝えしようと思います。

 今月のテーマは、「今年の展望」でした。

(個人プレゼンの時間は、テーマに沿って、参加されているメンバーさんに持ち時間5分ずつで発表をしていただいています。テーマを発表するのはだいたい発表の2〜3週間前で、準備期間が2週間あります。その期間に、発表内容を決め、要約などを提出し、発表日当日を迎えます。)


 CRESSに参加されているメンバーさんが発表されたのは、
「日々を丁寧に過ごすこと」
「楽(楽しむ)になる・・・①音楽を楽しむ ②花を楽しむ ③仕事を楽しむ」
「リワークで学ぶ、学んだことを活かして会社復帰する、資格を取得する」
「第5位ミスチルの映画、ライブに行く 第4位キャンプに行く 第3位旅行に行く 第2位復職をする 第1位F1を鈴鹿サーキットに同僚と見に行く」
「CRESSの卒業と復職」
「怒りの表現を工夫する」
「復職、自他両方の気持ちを大切にする、書く」
「沖縄へ行く、自分のやりたいことを見つける、リワークで学んだことを実生活で応用する、自分の中の理想を追いすぎない、自分を大事にする、考えるよりも行動する」
「自分を支えてくれる人、自分が守りたい家族や社内外問わず友人を、そして自分自身を大切にしていきたい」
などなど、それぞれ具体的な目標もあれば、核にしていきたい志を思いを込めて伝えておられました。


 今年の展望を吟味するにあたり、これまでの経験や印象に残っているエピソードを振り返って大事だと気付いたことから考えられた方や、これまでの自分自身のあり方を振り返って改善していきたいところを目標にされた方、過去の生活を振り返ってどうしていきたいかを想像された方など、展望というテーマは同じでも、それを考えるプロセスにもそれぞれのメンバーさんの個性を感じ取ることができました。

 
 個人プレゼンに対するモチベーションには、メンバーさんによって違いがあると思うのですが、準備はスムーズにできるけど当日プレッシャーを感じられる方、テーマが発表されたときから緊張状態が続く方、準備に気持ちが向かわずに当日を迎えられる方などがいらっしゃいます。

 みなさんに考えていただきたいのは、発表当日の本番をどういうものにするかという結果や成果だけが大切なのではなく、
 本番を迎えるまでにどのようなプロセスを歩んだのかというところに、もっともっとフォーカスを当てていっていただきたいということです。

 それは個人プレゼンというプログラムに限らず、他のプログラムにも共通することですが、リワークでは、結果そのものを重視しているのではなく、そこに至るまでのプロセスを重要視しています。

 だからこそ、【考える】ということを、CRESSの中で積み重ねているわけです。


 休職したからいけないとか、復職すれば全ては解決されるというわけではないですよね。

 CRESSでは、どういうことが起こっていたのか体験してきたことを振り返ることを重要視していますし、復職後どんな風に生活していけるとよさそうかということを現実的に想像していくことを大切にしています。

  
 CRESSで出会い、同じ時間を過ごす中でお互いに刺激を受けることがたくさんあると思いますが、それぞれのペースを大切にしていただきたいという気持ちは、みなさんが違ったプロセスを歩んでおられることともつながっています。

 目標を掲げて達成することだけでなく、その歩む過程を大切にしていくことで、着実に何かが見えてきたり、感じられるものがあるのではないでしょうか。





 個人プレゼン、ご苦労様でした。
納得のいく準備をされた方は、達成感や満足感も感じられたのではないかと思います。