今年も残すところ半月となりましたね。
世間では、そろそろ忘年会シーズンの到来と言ったところでしょうか?
忘年会に限らず、年末年始はお酒の付き合いが増える時期。
過度の飲酒は肥満や生活習慣病、アルコール依存症を招くので注意が必要です。
適量を守り、お酒と上手に付き合いましょう。
お酒の適量は
ビールなら 中瓶1本
日本酒なら 1合
ウイスキーなら ダブル1杯
ワインなら グラス2杯
焼酎なら0,6合
高齢者や女性は、この基準よりもさらに少なめにするのが良いと言われています。
この基準量、そもそもどういった理由付けがあるかご存知ですか?
上記の基準量を肝臓が分解、処理するのにだいたい3〜4時間かかります。
個人差はありますが、日本人の体質だと平均的にこのくらいと言われています。
分解、処理の過程では、ただ水と二酸化炭素になって体外へ排泄されるだけでなく、
中性脂肪などが生成されます。
中性脂肪は、溜まり過ぎると肝臓へ蓄積しやがて脂肪肝となります。
さらに、余分な中性脂肪は血管へも流れ込み、高脂血症や動脈硬化の原因にもなります。
適量以上を摂取すると言うことは、分解、処理の時間が長くなる(自覚として二日酔い状態が続く)だけでなく、自覚のないままに身体に色々な影響が出るのです。
肝臓は、「物言わぬ臓器」と、言われるように、あなたが酔いつぶれて寝ている間も、
働いて働いて働いて、、休みなく働き続けているのです。
この状態が続き、肝臓は壊れて行くのです。
飲み過ぎは、いわゆる肝臓のオーバーワーク状態。
適量を心がけ、心身共にいたわりながら、良い年末年始をお迎えくださいね。