9月13日から、グループ作業を通して作成していた“わくわくリワーク通信〜秋号〜”が完成しました
 


 グループ作業は、ある一定の限られた時間の中で、スタッフが提示した課題を参加者全員で協力して制作していきながら、各自が《自分自身の仕事の取り組み方》や《他者との関係の持ち方》や《コミュニケーションのあり方》などについて考えていくプログラムです。

 これまでのグループ作業では、リワーク通信の他に、一年を振り返るプレゼンテーションや、散策マップ、文芸誌や、交流会の運営活動などに取り組んできました。


 思い返すとCRESSのリワ-ク通信の一号を発刊してから1年になります。
 そのときどきによって、参加者や人数もさまざまで内容やレイアウト、完成までのプロセスが異なっていましたが、リワ-クの活動や体験しているものを発信していくという積極性は、メンバ-のみなさんの中に引き継がれてきた気持ちが流れていたように思います。
 

 これまでもそうでしたが、グループ作業は、1〜2ヶ月かけて1つのものを創り上げていくので、メンバーが入れ替わるということが起きてきます。

 新しいメンバーが参加したり、お休みなどで作業に参加できないこともあったり、もしかしたら途中でリワークを卒業するかもしれない方がいらっしゃったり、そういった不安定な環境が土台にありながらも1つの仕事を成し遂げていくわけです。

 これまで何度かグループ作業に参加してきた経験のある方と、途中から参加される方とでは、課題に対するモチベーションや、不安の質や量、コミュニケーションも異なったものだったのではないかと想像します。
 リーダーとして、チームの一員として、ポジションが違うことで、作業に対する関わり方もそれぞれ違ったでしょうし、どのように作業に関わるのかは、かなり難しいテーマだったのではないでしょうか。



 リワ-ク通信が完成した最終日に、これまでの自分やグル-プ活動のプロセスについて振り返る時間を持ちます。
 普段、職場では、仕事を終えて、そのあとにチーム全体でその仕事について振り返り、自分の取り組み方について意見を交換するということはほとんどないように思うので、その中で共有できることはとても貴重な体験だと思います。

 振り返りの中では、自らのグループ作業に対する関わり方や人との関わり方を客観的に振り返り、今後の自分に活かすために、良かったところだけでなく、こうすればもっとよくなっていくのではないかということを考えていきます。

 「コミュニケーションがうまくいっていた」「話しやすい雰囲気の中で進められた」「みんなの意見を取り入れたリワーク通信ができた」という、よい感想がたくさん出たことは大切なことだと思いますが、
 「自分からは積極的にあまり話せなかった」「自分の意見を強く主張することがあった」「メンバー間で、作業の負担量の違いを感じた」「メンバー間のモチベーションの違いを感じて戸惑った」という、なかなか難しく感じられた点が発見できたというのは、もっと大切な気付きだったように思います。


  
 振り返りの時間の中で、CRESSの中での課題と、責任が伴う厳しい現実とでは同ようにはいかない…という意見が出ました。
 CRESSと職場の雰囲気が違う、というのはみなさんが思われることだと思います。
 
 環境が違うからこそ、今までの自分自身を振り返って、今後の復職したあとをイメ-ジし、自分と向きあって、自分のあり方を客観的に模策していくことに繋げていっていただけることを期待しています。

 下の写真は、グループ作業最終日に行ったプレゼンテーションの一場面と、できたてホヤホヤのリワ-ク通信です↓
 今回は、1週間のスケジュ-ルに加え、セルフチェックと個人プレゼンを詳しく紹介されています。









 グループ作業に携わられた全てのメンバーのみなさん、ご苦労様でした★

 みなさんの意見が反映され、たくさんの人の想いがこもった素敵なリワーク通信になったように思います。
 手にとった読者の方々に、リワークでの活動が具体的にイメージしていただけるような作品になっていると思います。
 HPや、クリニックの窓口に置いて、いろんな方に見て頂けるのが楽しみですね。
 まだ、もう少し先になると思いますが…


 来週は、個人プレゼンテーションがありますよ♪\(^o^)/