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リワークを利用された患者様の感想[2021年9月~2022年8月]

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リワークを利用された患者様の感想[2021年9月~2022年8月]

N.G.さん(リワーク在籍期間:164日)

『卒業文集』

4月から約5ヶ月間通ったCRESSの卒業が目の前に来ており、様々な感情が渦巻いていますが、まさかこれほど寂しいという感情が生まれてくるとは思っていませんでした。
9月3日が休職の最終期限だったため、それまでには卒業するということはわかっていたのですが、「気分や体調は良くなるか」「復職できるのだろうか」「転職も視野に入れたい」といった、自分のことばかり考えていたように思います。メンバーとの関わり方についてはそれほど考えておらず、誤解を恐れずに言うと上っ面だけで付き合っていたように思います。私は表面上のコミュニケーションは得意で、それは他人に対しても、そして自分に対してもそうだということに後に気づかされます。

CRESSに通いながら生活リズムは改善していき、ストレスも仕事をしているときよりも減り、メンバー間で楽しく話をし、数ヶ月間「楽」な日々を過ごしていました。その楽な日々は現実から逃げることで生まれていたもので、ある日のグループセラピーの中で深く考えさせられるまでそれに気づいていませんでした。グループセラピーを機に、本気で自分と向き合い始めました。

CRESSに通ったことで最も大きく変わったことは、「弱さを見せられるようになったこと」だと思っています。これまでは自分は強くありたい、他人が弱っていたら助けてあげたいということばかりを考えていました。それは結局のところ自分の弱さから逃げる行為であり、そういうことばかりしていると深い関係を築くこともできないということに気づかされました。卒業を間近に控えた今も、メンバーの話を聞く側になることは多く、助けてあげたいという気持ちはずっとあり、その部分は変わらないままですが、自分の弱さを意識して出すようにしています。そうするうちに、以前よりもメンバーとの関わりが深くなっていきました。それが冒頭に記載した、「卒業への寂しさ」にもつながっているのだと思います。また、慣らし勤務中の会社でも同様のことを意識しており、弱さを出し続けています。休職前からは考えられませんが、SOSを出しまくっている自分がいます。評価されたい、出来る人だと思われたいという自分も心の底にはいますが、出来ないことは出来ないと、意識して言うようにしています。

様々なプログラムを受け知識を増やし、対処法を学び、精神面・体調面も安定し、自分と向き合い、メンバーとも向き合い、濃い5ヶ月間を過ごしました。休職というものは人生の中で空白の時間で、失われた時間のような印象を抱いていましたが、今となっては非常に重要な時間だったと思えます。

気分も体調も100点!と言いながら卒業する気はありません。復職後気分が30点の日が来ても良いと思っています。そういう自分を受け入れて、自分と向き合い、考え、相談できる自分であり続けられれば、それが自分にとっての100点だと思います。先生方、メンバーの皆様には大変お世話になりました。本当に濃い時間をありがとうございました。

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I.Y.さん(リワーク在籍期間:340日)

『卒業文集』

私は2020年10月末から約11ヶ月間リワークに在籍し、様々な体験をしました。

そこから「自分の気持ちをありのままに感じて味わう。その感情が負のものでも決して悪くはないので認めること」が私にとって1番大切だと学びました。

特に他人に良いように評価されていない、共感してもらえないと感じたときに、感情にフタをして見ないようにしていました。相手に合わせたり、その場の空気に馴染むように行動していても、「理解して欲しい」という気持ちは増すばかりです。そしてその気持ちの行き先は自分の内面となり、「私が悪いからだ」という思考に行き着き深く落ち込みます。こうなると「これ以上傷つけないで」と周りから距離を取り、1人で抱え込むことになります。このような防衛的な行動を自分がよくとっていることをリワークに来て知りました。

そして自分の気持ちを率直に表現する、伝えることを少しずつしていきました。これには抵抗があり、またその加減も分からず、言ったことを後悔したこともあります。

また空気を読んでいるようで、実は相手に対して寛容ではない自分にも気が付きました。「私の方が正しい」と頑なになるのです。そういうときは、相手も私と同じように「理解して欲しい」と思っているのではないかという視点を持つことが必要だと学びました。その視点を持ったときにはじめて、自分の視野が狭くなっているのだと認識できました。

このようにリワークで得た大きな学びを、今度は職場で実践していくときだと思っています。とてもとても不安ですが、この不安もじっくり味わい認めながら…

最後になりましたが、先生方、共に過ごしたメンバーの皆様に心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

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G.T.さん(リワーク在籍期間:194日)

『なごみ卒業文集』

4月から10月までの約6か月間を過ごさせていただきました。初めの頃はここまでの期間を在籍することになるとは思っていませんでした。

去年の11月に2回目の休職をすることになった自分は安易にすぐ戻れるだろうと考えていました。しかし、復職するための面談を受けた時に面接官から「復職するためにこの間あなたは何をしましたか?」と聞かれ何も答えることが出来ませんでした。

結果、会社から示された回答は「復職不可 リワークを推奨する」というものでした。しかし「リワーク」という言葉自体が初めて聞いた言葉で意味が分からずネットで検索してもよくわかりませんでした。

上司に聞いても納得のいく回答はなく、しかし会社からの指示なのでそれを受けさえすれば戻れるのだとも考えていました。主治医に「会社からリワークというのを勧められたのですが」と相談し「リワークを受けるのはとてもいいことです」という言葉をもらい「CRESS」を紹介してもらいました。その時点では休職をしている自分に問題意識をもってはいませんでした。1回目の休職の時より強迫の症状は少ないものでしたし、たまたまストレスが溜まって不調になった程度なのだろうと、リワークのプログラムを粛々とこなせば復職できるものだと思っていました。

しかし、それは間違いでした。リワークが始まり卒業まで沢山のメンバーとかかわりましたが、思い返すと私の態度はかなり酷いものだったと言わざるを得ません。勝手に心の中で敵味方を区別し話しやすい人とだけ話してそれ以外の人たちとはプログラム以外では最低限度の言葉のやり取りしかしていませんでした。

今から考えれば「こうであるべきだ」という自分の考えを人に押し付け勝手に想像し相手の気持ちなどを歯牙にもかけないというところが顕著にでていたのだと思います。

しかし、しばらくしてから転機が訪れました。苦手意識のあったメンバーの卒業の時にちょっと頑張って自分から話しかけたのです。短い時間でしたが、以前自分が話したことを覚えていてくれてそれについてコメントをしてもらいました。中身については割愛しますがそれは衝撃的な内容でした、今まで話をしてこなかった事を後悔しました、もっとお互いを知ることができたのにと。

これではいけないと思った自分はそこから少しずつですが他人と話をすることの大切さを学び始め、実はそこに自分の不調の原因の一つが潜んでいることを知りました。

とはいえ他人とかかわるという事は当然良い事ばかりが起こる訳ではなく、思い返せばかなりきつい言葉を投げかけてもらうこともありました。その時はへこみましたが今となっては必要な経験だったのだと理解しています。そして厳しい事を伝えても崩れることのない関係性が築けているのだと思ってもらえているのだと。

現在、自分の抱えている問題点を解決できたとは言うことは出来ません。以前なら問題があるという事を認めることすらできなかったことを考えるとかなり進歩しているのではないかと受け止めています。

復職後はまずは同僚たちと話をするところから始めようと考えています。仕事をしていく上で自分がどうしたいのか、何を大切にしたいのかを話し、それについて相手がどう思って相手はどうしていきたいのかを共有したいと思っています。

卒業式をしてもらってから長い時間を過ごさせてもらいました。あの時卒業していたらもしかしたら無理をしていたかもしれません。一旦落ち着いて振り返る時間が持てたのは結果としてよかったのではないかと思います。恥ずかしかったけどね。

最後になりますが、いろいろな話を聞いて話してくれたメンバーの皆さん、辛抱強く付き合っていただいたスタッフ、先生方に感謝を。

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K.Y.さん(リワーク在籍期間:187日)

『私にとってのリワークでの時間』

長かったようなあっという間だったような6ヶ月をリワークで過ごしました。

参加し始めてから卒業までの間に、先生方を含め総勢30名以上の方々と、様々な形で接することができ、大変貴重な経験をさせていただきました。本当に私と関わってくださったみなさんありがとうございました!

休職前には、仕事のことはもちろん、家族のこと、自分自身のことそのすべてにおいて、どこかうまくいかず行き詰まったように感じていて、「毎日、楽しくないな。」とばかり考えていました。

そうしているうちに、徐々に体調が悪くなっていたにもかかわらず、特に気を付けることもせず、気合と根性でなんとかなるとさえ思っていました。

しかし、仕事でのミスをきっかけに、ミスをした自分が受け入れられず、自分を責め続けた結果、症状が一気に悪化し休職することになりました。

休職という社会活動からの離脱の選択をすることになりましたが、一方で「休めてほっとしている自分」もいました。

休職することが決まっても、診察時には、平日はみんなが働いているからといって、休んでいることを後ろめたく感じていたり、泣きながらお話を聞いてもらったりと、非常に不安定な時期が続き、主治医の和田先生から、リワークへの参加を勧めて頂きました。

自分でもこの先どうやってこの病気と付き合っていけばいいのかわからない状態だったので、何かつかみたいという思いから、参加することとしました。

リワークでの経験を通じて、自分のことを深く考える時間がとても増えました。完全ではありませんが、自分自身の感情を素直に感じ取ることができるようになったと思います。

それまでは感じる前に「良い、悪い」と評価してしまったり、こうすべきだとか、こうありたいと思う気持ちが強く、上手くできない自分にがっかりして、自分自身が本当は感じていたことを考えることも止めてしまっていたように思います。またマイナスの感情に捕らわれすぎて動けなくなっていました。

そんなことを繰り返してきた私にとっては、自分自身の感情に気づくことは、とても難しく辛く苦しいことでした。リワークで過ごした時間の中で、先生方メンバーさんたちから頂いた言葉を感じること、自分自身の行動や気持ちを振り返り、自分に問いかけることを繰り返し、ようやく何かをつかめたような気持ちになりました。自分一人では到底たどり着けなかったと思います。

幼いころの喪失体験を振り返り、家族に抱いていた思いや、知らない自分の一面に気づき、我ながら驚くこともありました。

復職の時期を自ら決めたにもかかわらず、復職直前にどこか「戻りたくない」と思っていること、ちゃんと戻ってやっていけるのだろうかと不安に思い、睡眠や気分体調の変化に表れてしまっていたことをメンバーさんの前で正直に話す私がいました。

どんな風に感じていても、自分だけは自分の味方であり、できることをできる範囲で行い、今この瞬間を楽しむことが、毎日を楽しく過ごせる秘訣ではないかと気づくことができました。これが、私にとってのリワークの時間で体験できたことかなと思っています。

リワークの時間で感じた大切な思いを忘れずに、自分で自分のご機嫌を取りながら、毎日を楽しんで過ごしたいなと思います。

私に関わってくださったすべての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

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Y.M.さん(リワーク在籍期間:151日)

『卒業文集』

「まだ大丈夫、働けるのに。」私が主治医の和田先生から休職を勧められたとき一番に思ったことです。その時は自分のストレス、断続的な飲酒と市販薬のODで非常に不健康な状態にあることに気づいていませんでした。それでも休職を選んだのは、心のどこかでこのままでは危険だと感じていたからだと思います。

休職して1ヶ月間は、「どうせ自分は人生ドロップアウトした人間だし」と捻くれて、何もする気にならず、誰とも会話しない怠惰な日々でした。「誰かと話したい、寂しい」というのが動機で、復職はするけれども後日考えればいい、という軽い気持ちでリワークに参加したことを覚えています。

リワーク参加初日の第一印象は、皆さん活気があって楽しそうで、私の想像していたものと違っていました。私はこの輪の中に入ることができるだろうかという不安がよぎりました。その不安は的中し、リワークに参加して3ヶ月間はメンバーのことを心から信用できず、周囲に対して頑丈な壁を作り自分の中に閉じこもっていました。今思えば、当時のメンバーの皆さんは私から心を開くのを待っていたのだと思います。それに気づかずに3ヶ月も過ごしてしまったのは、勿体なかったです。

私が助けを求めたとき、メンバーは親身になって話を聞いてくれて、その時にやっと自分の心を開ける一歩を踏み出せたように思います。今ではメンバーは、家族よりも友人よりも、心をさらけ出せる大切な仲間となりました。人生の中でここまで自分が人との関わりを大切に思えることがあるなんて、休職前の自分では到底考えられないことです。

プログラムを通じても悩み、動揺、様々なことがありました。グループ作業で自分の役割をこなせなかったり、先生からのフィードバックに傷ついて泣いたり、SSTで自分の本心に気づけていないとわかったり、朝の一言での自己開示など。

とりわけ印象に残っているのは個別相談です。はじめから飲酒への依存と私の生育環境について北岡先生と話してきました。依存症の原因の一つが私の生育環境にあるとわかり、一生抜け出せない、嫌な記憶に縛られて生きていくしかないのだろうかと絶望しました。

心の傷を不健康な方法によって見ない振りをし破滅に向かう私に、先生は一緒に向き合ってくださいました。先生との対話のなかで、子供のころから持っていた傷をだいぶ昇華することができたと思います。私は今ようやく大人になれた気持ちです。

職場に復帰するにあたり、今の気持ちを「100%自信があります、大丈夫です」とは言えませんが、私は少しアップデートした自分で職場に臨みます。不安はあります。リワークで学んだこと、理想のハードルを下げる、辛い時は助けを求める、自分も他者も尊重する、等々を意識しながらゆっくり挑戦していきたいです。

心身ともに不健康で、それすらも無頓着な私が気付きを得ることができたのは、リワークのおかげです。この5ヶ月間は、私自身を振り返る大切な時間となりました。一人で考えていればここまで到達できなかったことでしょう。私を受け入れてくださったメンバーの皆さん、お世話になった先生方、本当にありがとうございました。

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S.K.さん(リワーク在籍期間:302日)

『卒業文集』

この文章を書いているちょうど2年前、私は客先で体調を崩し、医務室へと運ばれました。以前より心身の不調を感じており、心機一転を願った大阪異動でしたが、ついに限界へと達したのでした。車椅子で運ばれている最中、周囲の視線を感じながら、「自分はなんて情けないのだろう」と。

その後すぐに休職の運びとなり、1年数ヶ月の自宅療養を経て、リワーク参加の運びとなりました。

リワーク参加当初、劣等感に支配されていた自分には、優秀な他のメンバー達と共に生活することに馴染めず、出席が安定しませんでした。プログラムの内容に関しても、本当にこれを続けて復職できるのかと懐疑的なスタンスでした。今振り返ると、自分の嫌なこと・向き合いたくないことに対して、もっともらしい理由を付けて逃げていたのだと思います。

リワーク開始から約2ヶ月後、このままでは変われないと思い、積極的に自己開示を始めました。リワークにちゃんと参加できるよう、周りに打ち解けたいという理由からです。そうすると、しっかりしているように見えていた他のメンバー達も、それぞれが課題を持ち、悩んでいる様子が見えてきました。

その後、表面的な話は出来るようになっていたのですが、あるメンバーから、内面の話に切り込むと心を閉ざして逃げてしまう様子を「すぐシャッターを降ろす」と表現・指摘されました。当時は自覚がなかったため、そのフィードバックはショックな体験となりました。ですが、確かに、後のグループセラピーやSSTを経て、そのシャッターが自分の中で顕在化していきます。

自身がリーダーを担当したグループ作業では、そのシャッターを開けて自分の内面を認め、それを周りに伝えることを目標としました。大きな不安にばかり目が向いていた自分ですが、その影には不満やいらつき等の攻撃的な感情も確かにあり、それを隠しているのだと分かりました。

負の感情を認め、伝えるというのは必ずしもキレイな結果になるとは限りません。プログラムで感じた気持ちを率直に伝えたことで、メンバーとの関係性にひびが入ったこともありました。相手の負の感情にも触れ、それでも一緒にリワークで歩いていきたいと思っている自分がいて、結果として元の関係に戻ることができました。本音を言って、時に摩擦しながらも近づいていく。とにかく波風を立てないよう、物わかりよく、お行儀よく生きてきた自分にとって、初めての経験となりました。

リワークに通った10ヶ月間、他では得難い経験ができました。自分がどれだけ変われたかと考えると、そこまで変わっていないような気もします。「元々持っていた側面が少し表側に出てきた」ような感覚です。でも、今はそれでいいとも思っています。自分の課題を認識し、それに向かって少しでも変われたという経験、自信。それらを持って、今後長い年月をかけて、自らの凝り固まった部分を少しずつ解きほぐしていくことになるのだと思います。

私はこれから実家へと戻り、治療を続けながら復職を目指すことになります。大阪で過ごした時間のほぼ全てが休職期間であり、私にとって大阪は休息と振り返りの場となりました。引っ越し直前、大阪に馴染めるかとにかく不安だったことを今でも覚えています。そんな大阪で、リワークを通じて多くの人と出会い、別れ、その都度自分や他人と向き合う経験をすることとなりました。今はこの街が好きです。

最後になりますが、支えてくださったスタッフの方々、一緒に考えてくれたメンバーの皆には感謝してもしきれません。自分の保身のことばかり考えていた自分にとって、他人の気持ちを推し量ることが苦手であったため、時には不快にさせたこともあったかもしれません。それでも共に歩いてくれた人達がいたからこそ、「泣き虫おじさん」は今ここに立てているのだと思います。本当に、ありがとうございました。

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N.M.さん(リワーク在籍期間:408日)

『リワーク卒業にあたって』

私は休職した当初、復職するどころか今後社会ではやっていけないのではないだろうか、という絶望的な気持ちになっていました。自分に自信が無く自己否定を繰りかえし、他人と関わるのが怖いと感じていました。

リワークに参加するようになり、自分の気持ちや考えを伝えることや、20人近くのメンバーとコミュニケーションを取ることが求められ、最初は辛いことが多かったです。うまく自分を表現できないことに、悔しさや情けなさを感じていました。日々自分の不甲斐なさを感じることでいっぱいいっぱいで、リワークに参加しても復職のことを考えることはなかなかできませんでした。

約半年間のリワーク休止期間を経て再び参加することにしたのは、このままではいけない、なんとか変わりたいと思ったからでした。しばらくはプログラムを受けても自分は変われないと投げやりになることがあったり、自分の気持ちに気づけずただうまく立ち回ろうとしていたり、なかなか自分の課題と向き合うことが出来ませんでした。しかし、プログラムの中で発言することや、小さな不安や疑問でも人に相談することをやっていくうちに自分の中で見えてくるものがあったように思います。これまで自分で否定していたところを改めて見直し、そんなところも自分なのだと認めることができるようになりました。そしてだんだん次のステップへと進みたい、復職したいという気持ちが出てくるようになりました。復職することに対して不安もありますが、困ったらその時考えよう、と考えを緩められている自分がいます。

休職経験は、私にとってとても辛い経験になりました。見えない不安に駆られ、自分と向き合う辛さ、他人と関わる難しさを痛感した1年でした。けれども、リワークでメンバーや先生と一緒に考える時間を持てたことは、自分にとってとても貴重な経験となりました。自分を知って自分を認める大切さ、他人と交わる素晴らしさも感じられた1年でした。絶望していた休職当初の自分に、大丈夫だよ、と言いたいです。そしてこれから辛いこと苦しいことがあっても、自分の感情を素直に認めて、人に助けてもらいながら生きていきたいと思います。

たくさんの気づきを与えてくださった先生方、たくさんお話をしてくださったメンバーの皆様、本当にありがとうございました。そしていつも支えてくれた家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。

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N.N.さん(リワーク在籍期間:66日)

『リワークを振り返って』

僕が休職した理由は、人間関係や忙しさが原因で、イライラして夜眠れない日が続きました。眠れないせいなのか、吐き気を催し、体調を崩していきました。そんな日々が続き、約2ヶ月が経ち少しずつ体力が回復してきた頃、和田先生からCRESSを勧められ参加することになりました。

CRESSに通うことになり、「どんなところなのかな。」「どんな人がいるのかな。」など不安な気持ちがありましたが、一人で座っていると言葉を掛けてくださったり、わからなくて困っていると助けてくださったり、やさしく接していただきました。まずは、休まずに通うことを目標にして、頑張ろうと思えました。

メンバーさんは、職種、年齢、性別が違う方々がいて、話し合いをしたり、助け合ったりする中で休職したのは自分だけではないと思うことができました。また、相談に乗っていただいたり、雑談をしたりして、気が休まることが多かったです。

プログラムは、様々なものがあり、その中で、自分と向き合うことで自分の傾向を知ることができました。そして、自分には自分を追い込んだり、我慢したりする傾向があるということに気づきました。これからもCRESSでやってきたように、一人で抱え込まず相談したり、無理せずに助けを求めたりして仕事に取り組んでいきたいと思います。プログラムの中で印象に残っているのは、最後にやらせてもらったグループ作業の班長とSSTの主人公です。グループ作業では、最後のプレゼンテーションと振り返りの時には卒業している予定でしたが、班長を務めさせて頂きました。時間があまりない中でメンバーのみなさんも焦りも感じながらもみなさんの意見を聞きながら、また相談しながら進めることができたと思います。メンバーのみなさんと協力して一つのものを作っていく作業は、難しかったですがやりがいも感じました。また、SSTでは、最初で最後の主人公だったのですが、自分の意見や考えを伝えることができなかったなと感じました。メンバーのみなさんや先生方からフィードバックしていただいたことを受け止めて、職場に戻ったときにこの経験を生かすように努力します。

CRESSに通わせてもらい、とても貴重な体験をすることができ、人生の中でも有意義な時間を過ごすことができたと思います。学んだ知識や経験を職場で生かし、再スタートします。

約2か月と短い間ですが、先生方、スタッフの方、メンバーの皆さん色々な体験やお話をさせて頂き本当にありがとうございました。

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A.H.さん(リワーク在籍期間:431日)

『リワーク・プログラムCRESSを利用して復職を迎えて』

私は2021年の11月末よりリワークに参加しました。しかしリワーク途中9月末~11月頭まで体調不良によりリワークを休止しました。それから11月頭より再参加となり2022年1月末に復職となりリワークを卒業することになりました。休止期間も含めると1年2カ月間リワークへ参加させて頂きました。

私がリワークへ参加を決めたのは私が鬱病により休職を繰り返しており、今の会社で4度目の休職に至った際にリワークの事を自分で調べて会社へ説明しリワークへ参加させて欲しいとお願いをして参加することになりました。

リワークへ参加した当初からプログラムには真面目に取り組み積極的に自分の発言を行って自分の鬱の原因を知るために前のめりに参加していました。しかし、自分の意欲とは裏腹に原因を知ることはなかなか出来ませんでした。メンバーにも臨床心理士や看護師の先生方にも相談はしましたがその当時の私には自分の鬱の原因を知ることは出来ませんでした。

自分から参加したいと会社へお願いしたのに成果を出せない。同時期に参加し始めたメンバーの卒業などの焦りを、自分で勝手に感じて自分の鬱の原因が分からないその苛立ちをメンバー・臨床心理士の先生へぶつけてしまう時期がありました。苛立ちが表面に出てきたのと同時に体調も崩してリワークを休んでしまう日が出るようになっていきました。

結局鬱の原因の手掛かりを知ることが出来たのはリワークへ参加して6カ月経ってからでした。それまでは自分にとって当たり前と思っていた思考が、他のメンバーにはほぼないということを知って自分の思考の歪みをやっと見つける事が出来ました。そこからは今まで書き留めてきた自分の心の動きと内省を行う事・リワークへ参加する中での出来事を通して自分への理解を深めていくようになりました。

今振り返ると思考の歪みに気付くまで何度も臨床心理士の先生やメンバーから私の思考の歪みのヒントになる事などを頂いていたのですが、私がそれを受け入れられない・受ける受容体がない状態で逃してしまっていました。しかし、リワークへ参加していく中で徐々に私の心や感情が開くようになっていき先生方やメンバーの指摘や考えを理解して心に刻めるようになっていきました。

自分が鬱の原因が分からない時に担当の臨床心理士の先生より面談で「Aさんは鬱の原因がすごく大きなものだと思っていませんか?」と言われた事がありました。その時は分かりやすい大きな鬱の原因があるものだと思っていたし信じていました。しかし、今自分の心を深く知る事ができ自分の鬱の原因が分かって、自分の鬱の原因はそんなドラマチックなものではなく日々の中の何気ない物の中にあるストレスの積み重ねだったのだと気付かされました。

リワークを通じて得た気づきもあり復職にあたって私は大きな決断をしました。社会人になってから20年以上続けてきた職種を変更することです。社会人になってからその職種しかした事がなかったのでプライドも実績を捨てることがすごく怖いし不安な事でした。ですが私はリワークへ参加して復職へ迎えるにあたって深く内省する中、私は常に全力・全気力を使わないとこなせない休職前の職種を続けることは再発にまた必ず繋がっていく、これからも続いていく社会人生活を休職することなく続けるには他の職種を選択するしかないと決めました。会社へは私の担当の臨床心理士の先生にも助けて頂きながら私の考え・思いを伝えて希望に近い形での復職を迎える事が出来ました。

私にとってリワークでの経験は大変重要であり価値のあるものになりました。人生の転換期でもあるし人生を振り返ってそう思える時間にしていきたいです。自分の大事な部分も分かりましたし、他者への関わり方もその人にはその人なりの思いがあるし自分と一緒じゃないと駄目ではない。自分をゆるめることで他人を許し、そして自分も許してあげる。当たり前のような言葉ですが私にはリワークで得た大事な言葉です。

最後になりましたがコロナ禍の中、感染対策・プログラムの内容を変更してリワークへ参加出来る環境を整え続けて下さった臨床心理士の先生・看護師・病院のスタッフの方々・心療内科の先生本当にありがとうございました。

一緒に学び・苦しみ・楽しみを味わったメンバーの方々皆様に感謝の1年2カ月でした。

ありがとうございました。

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M.M.さん(リワーク在籍期間:641日)

『リワーク卒業にあたって』

リワークに参加したきっかけは、自宅療養からの復職に失敗したことでした。
私は人見知りで20人のグループに入ることに抵抗がありましたが、勇気を出して参加しました。
途中3ヶ月の休止期間を経て通算1年半リワークに参加しました。現在は復職してリワーク卒業となりました。

休職前は上司の期待に応えることや周りに「仕事ができない人」と思われないよう必死になっていました。
頑張っても仕事が思うように進まず、困っても周りに頼ることができませんでした。
自分一人で問題を抱え込むことでだんだん心が苦しくなり、頭が回らずうつ状態になりました。

初めてのリワークは、半年でうつが再燃し休止となりました。
きっかけは、グループ作業でサブリーダーに挑戦し、意見がまとめられずに困ったことです。
リーダーやメンバーのみなさんに助けを求められず苦しくなり、気づけばリワークでも休職時と同様の状況に陥ってしまいました。
今思えば、苦手なサブリーダーという役割を引き受け、無理をしていました。

3ヶ月の休止期間を経て、リワークを再開しました。
半日参加から始めて、体調も安定してきたので通常どおりプログラムに参加しました。
不幸にも、感染症の影響で子供の通う学校が自宅学習となり、育児ストレスで抑うつ状態になりました。

担当心理士の先生に「うつ状態でも毎日リワークという職場に来て、持ちこたえられるということが大事」とアドバイスをいただきました。
約1ヶ月リワークを「見学」という形で参加しました。
元気な自分でなくてもできる範囲でやればいいと思えるようになりました。

リワーク再開後は、休まず参加することを優先しました。
無理せず自分の体調に合わせて行動できるようになりました。
メンバーさんと何か話さないといけないと思い込むのをやめました。
リワークで過ごすにあたって気になることを、グループセラピーでメンバーのみなさんに勇気を出して話しました。
私は、伝えたい気持ちや思いを、声に出して周りに伝えることが大事だと気づきました。

リワークでのメンバーさんとの出会いは、かけがえのないものとなりました。
目的は同じでも、職種も年齢も様々、考え方や経験も違っていて刺激的でした。
メンバーさんの卒業に、寂しさと不安を感じ、新しい出会いに緊張しました。
メンバーが入れ替わることで職場での人事異動を疑似体験できたと感じています。

私はリワークを経験して、今までの自分ではいけないという思い込みに気付けました。
自分の弱さを認めて、周りに隠さず伝えられるようになってきたと思います。
物事に対する自分の受け取り方の癖に気づき、自分の気持ちが楽になる考え方ができるようになりました。

あのとき、勇気を出してリワークに参加して良かったと感じています。
これからもリワークでの体験を活かして、職場で無理せず頑張ります。

最後に、復職まで根気強く向き合ってくださった先生方、一緒にリワークで学んだメンバーのみなさん、本当にありがとうございました。

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N.Y.さん(リワーク在籍期間:114日)

『CRESSでの日々を振り返って』

私はリワークを約3ヶ月間利用させていただき、元の職場へ復職しました。

リワークへの参加のきっかけは妻からの助言で、ほとんど自宅から出ない生活を送っていたこともあり、自身の生活習慣の見直しを含め同じ病気を抱えた方々とも交流を持ち、悩みを共有したいと思い通い始めました。

最初は戸惑いの連続でした。それは、メンバーの方々が私が思っていたよりも明るく積極的にプログラムに参加されていたこと。プログラムの内容が理解できず苦手意識を持ってしまったことからきていました。
しかし、参加をしていく内にメンバーの皆さんもそれぞれリワークに対して悩んでいたり怖さを抱いていることを知りました。プログラムに関しても「理解できなかった」ではなく「理解しようとしていなかった」ことに気づきました。少し達観して斜に構えて取り組んでいたのかもしれません。

そんな私がリワークを通じて気づかされた事があります。今まで私は人と会話をする際、相手の目を見て「この人はきっとこういう事が言いたいだろうな」「きっとこういう返しをしてほしいだろうな」と人の波長に合わせて話をしたり、空気を読む事が得意でそれを自分の長所として認識していました。
しかし、とあるプログラムの心理士の先生のフィードバックで「そんなに相手の目を見て話していて疲れない?」とご指摘をいただき「あぁ、私もしかしたら疲れていたのかもしれない」と過去の経験を振り返り納得することがありました。
リワークではこうした気づきが自分に対してもメンバーの方々に対しても数多くありました。

私はCRESSは自分が経験した様々なことを振り返る場所だと思いました。失敗したこと・悩んだこと・逃げ出してしまったこと。そうした経験に対して目を背けたり放置したりせず「なにが原因で失敗したのか」「なにに悩んでいるのか」「どうして逃げ出してしまったのか」と振り返り自分と向き合うことが大切で、そうした機会をCRESSで多く経験しました。

社会に復帰してからもきっといくつもの失敗や悩みを経験すると思いますがCRESSで学んだ気づきや振り返りを忘れず、自分のペースでゆっくりとやっていきたいと思います。

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M.R.さん(リワーク在籍期間:151日)

『卒業文集』

リワークに参加しようと思ったきかっけは、「もう、私ひとりでは限界だ。」と、感じたからです。

ですが参加前には、最低3ヵ月で卒業できるだろうと、少し甘く考えて居た部分がありました。実際にリワークROOMの扉を開き、参加当初は、リワークメンバーの話がとても辛く、ひとりの時間を好んで過ごしながらもメンバーの言動を観察し、当たり障りのないリワークの時間を過ごしていました。1ヵ月を過ぎた頃から少しずつメンバーの名前を覚え、雑談する時間も増え参加率も安定していると思いつつ何処か無味乾燥な毎日でした。

変化のきっかけは、グループセラピーでのスタッフのフィードバックです。誰かに対して大きな心の動きを感じました。

それ以降、何気ないメンバーとの会話、個別相談、スタッフからの報告書etc…。
日常の中で自分に対しての「機会」が沢山ある事に気付かされました。
その中で私が欲していたのが相手からの言葉です。自分に向けられる言葉を大切にしたいと強く思い苦手な事を試しにやってみようと思ったプログラムもあります。

職場で出会っていたらきっと私はメンバーと話さず、スタッフ・担当医にしか関わろうとしなかったと思います。ですが、自分と向き合い苦しんだり、痛みを感じる一日は、メンバーにもある事。
そんな姿をリワークROOMの中で見せられ、体感したと思っています。

復職するにあたり、不安が消えた訳ではなく、「不安」だけを焦点にするのではなく、不安もあるけど、職場に居る私が志望動機の様な挑戦したいという気持ちが自然と在る。
その挑戦が日々変化し、色んな感情が自分の中で起こるとしても一人で考えずに、自分の周囲の人の関わりを大切にし自分のペースで伝えたり表現していこうと思います。

最後に、ここ迄読んで下さり本当に有難うございます。貴重な時間を頂戴し心より感謝を申し上げます。また、文字を通してあなたに出逢えた事に嬉しく思っています。

감사합니다

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O.N.さん(リワーク在籍期間:375日)

『リワークプログラムCRESSを利用して』

私は2021年4月末から約1年リワークにお世話になりました。この1年を振り返ると今までの人生で一番涙を流した1年になりました。 泣いた理由は辛いことがあったとかいう単純な涙ではなく、少しずつ自分の心を解放出来たからだと思います。

休職前の自分は管理職になり課内での問題解決や人間関係もうまくいかず、部下との衝突で何かがはじけ散るような感覚を覚え、不眠、吐き気に襲われ始め、休職となりました。当時は自分の殻に閉じこもり、否定されることを極端に恐れていました。

休職直後は「失敗した。恥ずかしい。もう自分は社会不適合者になってしまった。」と自分を責め、外に出る気力もなく、人に会うことも嫌で、家に閉じこもっていました。それと同時に「もう責められない。攻撃される事もない」と、どこか安心もしていました。

2ヶ月ほど自宅に引きこもっていると生活リズムが乱れ、何とかしなければいけないと葛藤するものの、自分一人では何も出来ませんでした。そんな時に先生からリワークへの参加の勧めがあり、迷いましたが、リワークを仕事だと思い通い始めました。しかし、当初はリワークに「何の意味があるのか?」と懐疑的でしたし、心を覗かれる事が苦痛でした。今振り返ると自分の弱さや不安を見透かされるのが怖かったからだと思います。

そんな自分の見方を変えるきっかけはあるメンバーさんの卒業時の一言でした。「短い間でしたがお世話になりました。」とわざわざ駆け寄って挨拶に来てくれたのです。会ってたった数日しか経たない自分を認識してくれていて、社交辞令ではなく心のこもった丁寧な別れの挨拶でした。「こんな優しく礼儀正しい人が通って良かったと言っているリワークとはなんなんだ?」と興味が湧き他人事のようだったプログラムに主体的に参加できるようになりました。また、メンバーの皆さんとも少しずつコミュニケーションを取れるようになりました。

今まで自分の生活リズムや気持ちを細かく振り返ったり、他人となぜこんな気持ちになるのかを議論したりすることはありませんでしたが、リワークで真剣に考え悩みました。様々な自分に気づき向き合いました。

他人からの評価を気にしてブレーキをかける自分。摩擦を避ける自分。相談できず他人を信用していない自分。不安をごまかして元気を演じてしまう自分。 妬み、憎しみなど負の感情を見て見ぬ振りをする自分。など会社に居る時は振り返ることもしなかった自分の心に出会いました。

そうした自分に気づけたのは先生やメンバーの皆さんから様々な考え方やお言葉を頂き、時には寄り添い、時にはぶつかり合いながら共に時間を過ごしたからだと思います。

特に印象的だったのは先生やメンバーの方から「話が長く何が言いたいのか分からない」「どんな気持ちなのか分からない」「自分の事になるとルーズになる」「そのままの自分で良いんじゃないですか」などこの他にもたくさんの気づきを得るための言葉を頂きました。

こうした日々の気づきを自分で深堀りしていく過程は楽ではなく、苦しい時もありました。嫌な過去や自分を思い出したり、自分を卑下し自信喪失した時もありました。

しかし、自分を振り返るうちに過去の体験が今の自分につながっていることが分かり始めました。休職時だけではなくもっと以前の自分の行動や他人との関わり方にも影響を及ぼしている事にも気づきました。それに気づき始めた頃からは自分の気持ちや感情を認知して徐々に自己開示が出来るようになり、弱い自分でも受け入れてくれる人がいる。方法論や解決策も大切だが、心のやり取りも大切である事も体感出来るようになっていけたように思います。

私はリワーク中に退職しました。これから転職に向けて動いていく事になりますが、今もどうなるか分からない不安や葛藤があります。そんな自分の心と向き合い、時には周りの力も借りながら新たな道を模索していこうと思います。

色々思い出しすぎて書ききれずうまく表現出来ていないかもしれませんが、最後に、この1年間ともに寄り添いサポートし続けて下さったスタッフや先生方、共に励まし時には叱咤激励してくれたメンバーの皆様、今もそばで見守ってくれている私のパートナー、関わって頂いたすべての方々にお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

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H.A.さん(リワーク在籍期間:278日)

『卒業文集』

2021年8月23日から2022年5月27日の間、こちらのリワークのCRESSにお世話になりました。書いている今現在(2022年5月22日)卒業する実感がまだ湧いてきません。卒業が決まり、新しいことが始まるワクワクの反面、毎日通っていた習慣がなくなってしまうことはとても寂しいです。リワークで過ごした日々は、9ヶ月とは思えないほど濃い毎日で、かけがえのない大切な時間になりました。正直いうと入る前は、ここまで大切になるとは思っていなかったです。

結果的に今、休職して和に来てリワークで過ごしたことはわたしにとって必要なことだったと思います。わたし自身のことなのに、自分が自分でわかっていなかったし、知ることもしていなかった。そして独りでは、できなかったことと思います。リワークのメンバーさんや、先生の助けがあって本当の自分に気づけたと思います。

わたしの休職に至った経緯は、新しい職場で長時間労働・上司とのコミュニケーション不足(相手に問題がある)とばかり当時は思っていました。ですが、転職回数が多く、毎回上司とうまくいかないことも理解していたので、薄々どこかで自分にも原因があるかも…?と思っていたので、休職に入る前に意を決して和に足を運びました。ネットで心療内科・精神科の情報が飛び交う中、どんなところに行けばいいのか?先生は怖くないのか?薬って怖いのでは?休職前の精神状態でクリニックを探すのも一苦労だったことを覚えています。

休職してからは、職場という現実に戻ることが怖く、家にいて1ヶ月経っても変わる気がせず、不安感からリワークに自発的に通うことを希望しました。
最初は和に来ることだけでもしんどい上に、大人数の中でうけるプログラムは苦痛で、打ち解けるまですごく時間がかかりました。徐々に通うことやメンバーさんに慣れ始めた頃に、ようやくプログラムに集中できるようになりました。

わたしの中で大きなきっかけになったのは、グループ作業のリーダーになった時でした。気づきがほしくて立候補しましたが、嫌な自分・仕事をしている自分と向き合うことは本当に苦しかったです。
リーダーになる前のわたしは、周りを考えずに自身の体験の中だけで自分勝手に発言したり、リワークはどこか“先生に治してもらう”そんな感覚がありました。
作業を進める中で、メンバーさん、先生方(いわゆる上司的存在)が敵に見えていて怖いから発言できない、サブリーダーに対して不安を抱えることはよくないからいい面しか見ない、各方面に理想を抱きすぎている…などたくさんの気づきがありました。
リーダーになってみて、初めてわたしがいかに受動的で人任せな取り組みをしていたのかを痛感しました。メンバーさんをまとめること、数ある意見の中から決定していくこと、サブリーダーとの関わり、たくさんのことを体験することができました。その中でも、決定していくことはわたしを強くしてくれた貴重な経験でした。
起こった事柄に対して、わたしがだめだから、相手が悪いなどの根性論ではなく、なぜそうなってしまうのか?を適切に真摯にいろんな角度から考えることもできるようになり、少しずつですが周りの見え方が変わりました。

わたしの場合は、ずっと隠してきた幼少期の自分と深く向き合い続けて、今まで知らなかった自分に気づいたことで、新たな自分が出てくるようになり卒業に向かうことができるようになったのかなと思います。

グループ作業だけではなく、そのほかの取り組みも能動的、かつ、真剣に行ってきたからこそリワーク外でのコミュニケーションや気持ちを出すことにも自信が持てるようになりました。(わたしは休職した職場を退職して転職をしました。その際の転職活動の面接や資料作りの“気持ちを書く”にもつながりました。)
さらに、ふとしたメンバーさんの一言や先生との個別相談、“周りがどんなわたしとでも向き合ってくれた”その体験ができたからこそ今の自分がいると思います。
メンバーさんの中には、怒りをぶつけてしまったひと、苦手なひと、親しくなったからこそ指摘や叱ってくれるひと、様々なコミュニケーションがありました。
わたしは、嫌うことは悪いこと、完璧でなくてはならない、受け入れてもらえない=敵、失敗はこの世の終わりだなど、極端な認知がありましたが、“失敗したり、自分的にダメな部分”を受け入れてもらえた経験ができ、“そんなことはない”と思えることができるようになりました。

このような体験を経て、心から信用・信頼することができるようになり、メンバーさんのやっている良い生活を取り入れたり、苦しく悩んでいることに共感したり…
色眼鏡をかけて見る(感じる)のではなく“あるがままの相手・わたし”の存在を感じることが大切だと気づくことができました。
ある時、わたしがコミュニケーションにもがき苦しんでいるときに、先を歩く先輩メンバーさんに相談し、何事も“愛やで”と言っていただいたことがありました。当時のわたしは理解できずに“????”だらけでしたが、卒業を迎えた今なら少しわかるような気がしています。
メンバーさんは患者“同志”、ですが、わたしにとっては、家族や友人よりも濃く、言いにくいことも言い合える唯一の大切な人たちです。

リワークの卒業は、卒業といっても人生の中では“スタートライン”だなとここ数日思いました。
わたしは変化の際に大抵ギアを入れすぎます。現に復職が決まり、慣らし出勤とリワークの併用中ずっとテンションが高く、自分でも気づいておらず、先生に気づかせてもらいました。卒業が決まってもまだまだ自分のことはわかりません…ここからが気づきを活かしていく生活がはじまる。
“わたしはまだまだ未熟でたまご(先生の受け売り)”、“あるがまま”、“愛を持って接する”、“日々きもちやからだは変化する”書き出したらたくさんありますが…
リワークでの経験を大切にしていき、らしさと現実のバランスを保ち今後も生きていこうと思います。本当にありがとうございました。出会えてよかったです。

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M.C.さん(リワーク在籍期間:351日)

『卒業にあたって』

私は2度目のCRESS卒業を迎えようとしています。

私は前回の卒業後、会社を休むことなく何年かを無事過ごしました。しかし突然の出向辞令で職場環境が大きく変化しました。出向から半年程でドクターストップとなり、再度休職することとなりました。
環境の変化は要因の一つかもしれませんが、本当の問題は私の中に存在しました。私はそのことをプログラムに参加して理解することになります。

私は休職後、家でゴロゴロしていました。復職しないといけないと思いながらも、何か不安で体調も優れない日々を過ごしていました。

私は「これではいけない」と思いはじめます。そして、もう一度CRESSを頼りたいと思い、北岡先生に勇気を出して電話をしました。

「2度目の私を受け入れて下さるだろうか」と不安に思う私を、北岡先生をはじめとする先生方、そしてCRESSのメンバーは暖かく迎え入れて下さいました。

私は初日の自己紹介で「焦らずにやっていきたいと思います」と話します。でも、実際の私は、2度目のSSTで脇役に手をあげるなど、前のめりになっていました。

そんな私の危うさに気付き、声を掛けてくれたのはメンバーでした。私は焦っている自分に気づきました。そして腰を落ち着けて、復職に向かおうと思えるようになりました。

私はCRESSで様々なことを学びますが、今度は復職を決断できません。私は復職するのが「怖い」「不安」だと感じ、踏み出せずにいました。

「会社が怖い」と言う私。でも、私は現実に新しい職場を見ていないのです。私は自分で勝手に膨らませた不安に怯えていただけなのでした。

行き詰っている私の背中を押してくれたのは、担当の眞田先生とメンバーの存在だったと思います。

眞田先生との面談で私は何度も「なぜそう思うのですか」と問われます。私は「なぜ」と問われるたびに、答えに窮して何度あがいたかわかりません。

でもあがいた後、自分の中で考えが整理され、最終的に自分で決断できるようになったと思います。

メンバーからは日々様々な言葉をもらいます。中でも「復職に向けて」がテーマのグループディスカッションでもらった言葉は私の心に残っています。

「復職したくないと言っているように思えた」「会社の何がそんなに怖いのか」といった言葉で目が覚めたような気がしました。そして私は復職について冷静に考えられるようになったと思います。

また、先に卒業された先輩方の背中を思い出したことも大きかったです。私は不安だけれど、一歩踏み出そうと思えるようになりました。

こうして復職を控えた私ですが、今も現在進行形で課題を認識し、どのように対処するか考えているところです。

1度目のリワークでも様々なことを学びました。でも、時間の経過とともに、私はそれを置き去りにしてしまいました。自分の心のことを考えなくなったのです。

今回のリワークで学んだことを私はずっと大切にしたいと思います。職場に戻っても自分の心と向き合い、大切にできる自分でありたいと思います。

最後になりましたが、先生方そしてメンバーの皆さま本当にありがとうございました。

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A.H.さん(リワーク在籍期間:238日)

『リワークでの日々を振り返って』

リワークに参加した経緯は、主治医の和田先生に勧められたことがきっかけで、私自身はリワークについて何も知らず、社会復帰までの「つなぎ」の感覚で参加しました。セルフチェックで、メンバーさんが自分の悩みについて詳しく語られるのを聞いて、そこまで言わないといけないのかと驚いたことを覚えています。

その後もリワークに参加するもののリワークから何かを学ぼうという気持ちがなく、何となく過ごしていました。ひと月ほどたって、気分の落ち込みが大きくなり、リワークを続けることが難しく感じる時期がありました。その時に、メンバーの皆さんから声をかけていただいたり、皆さんの体験談を聞いたりする中で、自分も生活習慣の改善やリワークプログラムそのものに真剣に取り組もうという気になりました。

自己分析のプログラムでは、「ありのままの自分を認める」という課題に気付くことができました。休職前の自分は、有能で仕事が出来る自分というイメージにしがみついていて、仕事ができない自分を人に見られるのが恥かしく、時間外や休日労働を繰り返していました。休職後も、うまくコミュニケーションできない自分や休職している自分をなかなか受け入れられず、孤立する傾向がありました。問題を一人で抱えるのではなく、自分を客観視し、できない自分を認め、周囲に頼り助けを借りながら仕事を進めることの大切さを学ぶことができました。

グループセラピーでは、あるメンバーに「自分の気持ちを言っていない」と指摘されはっとすることがありました。それまで自分の気持ちに目を向ける習慣がなく、苦しい時もなぜ苦しいのか分かりませんでした。コミュニケーションは気持ちをやりとりすることなのに、私は自分の気持ちがよく分からず、相手を信頼していないので気持ちを口にすることもできなかったのです。「自分に目を向けて、自分の気持ちを口にすること」「相手と話をして信頼関係を築くこと」という課題にも取り組むことになりました。

復職について考えることができるようになったのは、5ヶ月ほど経った頃です。休職当初、私は休職を契機に働き方を変えたいと考えていて、資格の勉強や転職の準備をしていたので、復職という選択肢は頭にありませんでした。転職活動がうまくいかず復職しか残されていない状況となった時、私は現実を受け入れられず悩みました。個別相談の中で、なぜ復職に抵抗を感じるのか何度も話し合いました。仕事について自分がこだわってきたこと、過去の成功体験と失敗体験、会社に対するネガティブな感情、復職するとしても、どういう形で復職するか、などなど。

最終的に、部署の異動とならし勤務の利用という条件で会社へ復職希望を伝えました。復職を決断したことで、家族はほっとしたようでした。私自身も、転職することと比べれば、よく知っている職場で働けるという点では何か安心感を得られたような気がします。緊張しながら会社の人事の方と面談した時、嫌な気持ちより懐かしいような気持ちを感じて、やっていけるような手応えを感じました。

リワークの日々を過ごしてきて、私は自分が大きく変わったようには感じていません。ただ劇的には変わらないが、少しずつ良い方向へ進んでいる感覚はあります。自分の考え方の癖やコミュニケーションの課題はなかなか直りませんが、課題を抱えてあがいているのも自分ですし、自分を受け入れ、人に相談し頼りながら少しずつ前へ進んでいこうと思います。

最後になりますが、支えてくださった先生方、家族、何より一緒に時間を過ごしたメンバーの皆さんに、感謝したいと思います。リワークの時間が、メンバーの皆さんの人生に良いことをもたらしますようお祈りしています。

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K.T.さん(リワーク在籍期間:383日)

『卒業文集』

満期までお世話になり、ありがとうございました。人生の中でも、特に濃い一年間でした。

初めのころは、先生やメンバーさんの顔と名前を覚えるのに苦労し、プログラムの内容について行くのに必死でした。

振り返ってみると、自分自身と向き合うのは、容易なことではなかったです。特に、自己開示が苦手で、病気のことを打ち明けるまでに半年以上かかりました。かなり緊張しましたが、メンバーの皆さんは、誰もからかう人もおらず、静かに受け入れてくださり、ありがたかったです。

どこに行っても症状に悩まされていましたが、一年間も耐えることができたのは、間違いなく、先生やメンバーさんの理解があったからだと思います。多くの仲間と出会うことで、休職して落ち込んでいたのは自分だけではなかった、と気づかせていただき、本当に心強い一年間でした。未だ完治はしていませんが、半年後の復職に向けて、今後も前向きに取り組んでいきたいと思います。

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I.R.さん(リワーク在籍期間:292日)

『シン・社会人』

リワーク期間約10ヶ月、関わってくださったメンバーやスタッフの皆さん、会社の方々、それに支えてくれた家族にお礼を申し上げます。

通院開始当時は、「3ヶ月で卒業する」「社会復帰のための処方箋」と思いながら過ごしていました。そんな内に籠る私はメンバーからは何を考えているかわからないと言われており、私は「それでもいい」と思っていました。

それでも優しく接してくれるメンバーや課題を一緒に考えてくれる先生方が支えてくださっていました。そうした人達の気持ちに気づいていませんし、もちろん受け取ることができないままでした。ただただプログラムを受けて、時間だけが過ぎていくことになります。焦りが募り、暴走を繰り返す私がリワーク内にいてそれを自分で制御できませんでした。

僕の問題はどこなのだろうか? 何がダメなんだろう? 担当の先生から「このまま卒業していいんですか? あなたのためになりますか? ―以下略―」と伝えられ狼狽えました。今までの人生でここまで自分のことを考えることがない中で、先生は手を差し伸べてくれていました。今まで気づくことのなかった温かい手を振りはらうことが出来ませんでした。

そこからは、Try & Errorが続きました。

この課題か? 次の課題は? 今は何が問題なんだ? ゲーム感覚で課題に取り組むことで防御スキルを手に入れようとしていた。もちろん、メンバーと共に課題に挑戦していません。自己中心的解決方法をまとっていたと思います。リワークと社会、会社との共通点が見えない中でメンバーとの衝突を繰り返します。僕は社会人になってから、人との衝突はなく自分に非はあるものの自分には全く問題ないと思っていました。メンバーと過ごしていくうちに自分の問題は己に内在する可能性があるのかなと思うようになりました。

自己啓発本を読んでも人との溝やリワークでの過ごし方はあまり変わりませんでした。そんななかサブリーダーとしてグループ作業でリーダーの方と関わりを持ちます。リーダーが持つ苦悩など考えられず、作業効率や日程調整等に頭を使います。私は、私の中の感情も流していることを知ります。また、リーダーの方と話した際に心や関心、ましてや感情さえ出せていなかったことに気付きました。

How Toだけでは人間じゃない、自身を表現することの難しさや自分を受けとる難しさを実感しました。

メンバーと先生方とともに潜在的な問題点に取り組むことの大切さに気付かされました。それと同じくリワークと職場の状況が近づいた気がします。

共同・共働、私がグループ作業のリーダーとなった時のスローガンです。今でも難しいスローガンだなと実感します。復職してもこのスローガンを胸に刻み、社会生活を送ろうと思っています。

最後に、人と違っていい。自分が満足でありながら他者を敬う心を大事にする。心の中の感情は素直に受け取る大切さ。僕はこれからもこの経験で得たものを誇れるよう生きていきます。本当にありがとうございました。

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M.K.さん(リワーク在籍期間:352日)

『リワーク卒業文』

復職後、最初のアフターリワークの前に書いています。先ずは1週間を落ち着いて過ごそうと思いつつも、早く再配属された部署で必要な勉強を終わらせなければという焦りが常にあります。実生活でも過活動気味になったりもしています。ですが、今の私はそれを認めて、対処しています。

自分の素直な気持ちを認められるようにというのがリワークで向き合った大きな課題の1つでした。休職前の私は自分本来の気持ちをその場で楽に受け答えられるものに歪めてしまい人に伝えられなくなり、コミュニケーションを取ること自体が辛くなっていました。

リワークでは、スタッフの先生方やメンバーの皆様からの指摘やアドバイスを受けながら、内向きになった意識を外に向けられるように努力してきました。途中で上手く行かなくなったり元に戻りかけたりもしましたが、何とか卒業・復職までたどり着き、再スタートを切れました。

ここまで来れたのは自分から変わろうとする意思を持てるまで根気強く支えてくれたスタッフの先生方とメンバーの皆様、家族のお陰です。本当にありがとうございました。

最後に、これからリワークを始める方、今リワークに参加されている方にお伝えしますと、目的に向かって進んでいたら後退としか思えないような回り道を進むときもあります。そのときの気持ちを言葉にするのを躊躇わないで下さい。

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K.Y.さん(リワーク在籍期間:354日)

『リワーク卒業文集』

主治医と産業医の先生方のすすめでリワークに参加しました。

休職して半年、いつまでたってもだらだら過ごしている生活習慣を立て直すのが目的でした。

初めてリワークルームに来た時の感想はメンバーの皆さんが談笑されていて、キラキラして見え、どこが病気なのかしら、この人たちくらいにならないと終了できないなら一生ムリと思ったものです。

それから3ヶ月、半年と皆さんと過ごすうちに少しずつ気持ちの氷が溶け始め、会話もできるようになりました。

私は長い年月、少しずつ氷ってきた冷えきった心だったので、溶けるのも一年以上かかりました。まだ完全には溶けきっていないです。

しかし、リワークでもらった人と人とのふれあいで復職してからも永久凍土だった心を暖めて行きます。

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T.A.さん(リワーク在籍期間:47日)

『リワークに通って』

2回目の休職ということもあり、主治医から今回は復職前にリワークに通うほうがいいと勧められていました。

家庭も職場も環境の変化があり、復職のことを考えた時には復職まで3か月もなく、リワークに通うことが難しく、通うこと自体諦めていたところ先生方の配慮で通えることになりました。

リワーク初日は、大勢の人に会うのは休職以来久しぶりですごく緊張していたと思いますが、メンバーの方が自己紹介で、焦らずに頑張って行きましょうと言ってくれたことに、緊張がほぐれたことを覚えています。

プログラムを通じて、無意識に自分の感情を抑え込んでいたり、人生を諦めているところがあり、なんか自分らしく全然生きていないことに気づきはじめて、どうすれば自分らしく生きていけるかを模索しはじめていました。この過程は、私らしさを取り戻す大切な時間でとても楽しい時間でした。休職して考える時間はたくさんあったのに、自分を見つめ直していませんでした。自分の特性や弱さを知ることは、今後の私の糧です。

リワークに通って、先生方やメンバーの方からいろんな考えを聞くことで、辛いのは私だけではなく、メンバーの方も大変な思いをしながら、リワークに通い復職に向けて頑張っている姿は私に勇気をくれました。

復職し、もう一度(いや、何度でも!)頑張ります。

でも、疲れた時は、クリニックの看板を見て、リワークで頑張っているメンバーのことを思い出し、勇気をもらうつもりです。(緑のファイルにも)

とても貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

こころのクリニックなごみのリワークは、私の心のオアシスでした。

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