大阪市中央区南本町にあります、心療内科・心理療法の『こころのクリニック和-なごみ-』は不眠、うつ、神経症、情緒不安定等の病気に対して治療、サポートを行っております。また、心の病気によって休職中の方の職場復帰のサポートもしております。

リワークを利用された患者様の感想[2019年9月~2020年8月]

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リワークを利用された患者様の感想[2019年9月~2020年8月]

H.N.さん(リワーク在籍期間:1年)

『卒業にあたって』

まず、お世話になりました先生方、スタッフの方、CRESSメンバーの方々にお礼いたします。ありがとうございました。無事卒業を迎えることができたことに大変感謝しています。

私は2018年8月下旬よりCRESSにお世話になり、ちょうど1年になります。この間は私自身を見つめ直し、私自身を知ることができた時間となりました。

リワーク開始当初、私は「職場での辛い経験を受けて休職するに至ったのだ」「自己否定が強くなり、仕事ができなくなったのは環境のせいだ」「そんな不適応な私は不用な存在だ」と考える様になっていました。先生に指摘された通り、「休んでしまっても仕方がなかったのだ」と休職している私を私自身で肯定し、正当化していたのかもしれません。

そうした私自身の考え方のクセや休職や病気への捉え方について考え、悩む時間が、このCRESSでの体験だったと思っています。私は私自身の行動、発言に対しての周囲からの評価を期待し過ぎていたのだと気がつきました。「期待すること自体は悪いことではない」と学びましたが、その「期待」に対して依存し過ぎていたのだと気づくことができた様に思います。それから私自身の期待、相手からの評価に対して、多くを求めずに、肯定的なものでも否定的なものでも、素直に受止めることができる様に、徐々に変わってきたと思っています。

ある日、あのCRESSのメンバーから「以前に比べて丸くなりましたね。トゲトゲしなくなりました。随分変わったと思いますよ」と言われました。このことは私にとって大きな自信となりました。本当に素直に嬉しかった。この言葉を胸の中に大切に仕舞って、職場に戻っていきたいと思います。

ありがとうございました。

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T.D.さん(リワーク在籍期間:9ヶ月)

『CRESSでの日々を振り返って』

私は冬から夏までの約9か月間、このリワークにお世話になりました。当初、リワークのプログラムが3ヶ月単位と聞いていたので、3ヶ月でストレスに付き合う手段を学んで、新年度の始まりに合わせて職場復帰したいと思っていました。そのため、学んだことの全てを自分のものにしなければいけないと、どのプログラムも前のめりの姿勢で参加していました。プログラム中は肩に力が入り、聞き漏らしてはいけないとメモを取るため、周りを見ずに下ばかり向いており、復職への思いが空回りして焦っていることが周りから見ても一目瞭然だったと思います。

個別面談を通じて、臨床心理士の先生(以下、先生)から体をリラックスさせる方法を学び、「例えば5求められたら3やればいい。求められた5を完璧にやらなくていい。」という自分に無理をかけない考え方など色々サポートいただきましたが、3ヶ月で絶対に復職しよう、自分に必要な事以外は適当にやり過ごそうという気持ちがあったため、本質的な自分の問題に向き合わずに過ごしていました。

その状況が変わったのが、恐らく3ヶ月目くらいだと思うのですが、個別面談で先生から色々と自分の心に突っ込んで来られ、先生と向き合うことを放棄、いわば逃げ出したことがありました。その態度に先生は直ぐに反応し、「適当にやり過ごそうとしている姿勢は把握していること」、「リワーク卒業、復職は先生の判断が必要であること」を言われました。その後、個別面談の終了間際に「何か私に言うことはない」と先生に言われました。そこで初めて先生に対して、「何故、先生は笑わないのか。笑顔が無いと打ち解けた感じがしなくて、話をしづらい。」と本音を言いました。その返答としては「真剣に話を聞きたいから笑わない。」というものでした。私はその言葉に衝撃を受けました。今までの自分は冗談で場を和ませたり、無理して愛想笑いをして人に合わせたり、いわば上辺だけで人と関わってきており、この経験で真剣に人と向かい合う事をしてこなかった自分に気が付きました。その個別面談から徐々に先生へ本音を言うようになり、信頼していったように思います。

3ヶ月目から4ヶ月目に掛けて、リワーク中で一番気分及び体調が落ち込む時期を迎えました。原因はメンバーさんを心無い言葉で傷つけてしまった経験から人との距離感や言葉を発する事への恐怖心、その恐怖心でリワークから逃げていたこと、個人プレゼンで自分の辛かった体験を振り返り、その時の感情が溢れて情緒不安定になったことでした。今振り返ってみても本当に辛かった体験でした。しかし、その中で色んな事を経験し学びました。その学びは自分にとって財産になるようなもので、これからの対人関係できっと生かせる体験だろうと思います。この自分の辛い時期に支えていただいたメンバーの皆さん、先生には本当に感謝しています。

今、この9ヶ月を振り返ってみて、自分の感情を表に出せず休職に至って自分からリワークに通い自分の思ったことや考えを発言できる自分へ変化したことを実感しています。今はそれだけではコミュニケーション能力としては不足していて、自分の思ったことを発言するだけでなく、相手の発言に対する考えや気持ちを理解して、意思疎通することが必要で、それを課題としてリワークの後半は取り組んできました。この課題は復職以降もずっと取り組まなければならないものだと思っています。

当初、3ヶ月と軽く考えていた自分がその3倍である期間をリワークでお世話になり、自分の弱点に気付き、そして色んなことを学びました。この体験は自分の人生で大きなものであるのは確かです。この経験を大切にし、自分自身のストレスに対するケア、体調管理を継続し、また職場で同じように悩む人をサポートしたり出来る自分になれるようこれからも頑張って行きたいと思います。

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N.T.さん(リワーク在籍期間:1年)

『リワークを卒業するにあたって』

私はリワークを1年程、利用させていただき、元の職場に戻らずに新しい職場に進むことを決めました。

最初、主治医からリワークを勧められ、自身でリワークを検索し、CRESSに辿り着きました。私は明確に復職するという気持ちより、復職か退職で迷いながらリワークに参加していました。

当初は、復職、退職で迷っていることをメンバーの方にはなかなか伝えることができず、周りとの温度差を感じていたことを思い出します。心理士の先生とも当たり障りの無い会話をして、その場を逃れていました。

リワークを利用していく日数が経つにつれて、心理士の先生やリワークのメンバーとも打ち解けていき、自分の居場所ができたと思うようになりましたが、復職、退職をなかなか決めきれず1日1日がいたずらに過ぎていき、メンバーの方が卒業する度に焦る自分が居ました。

ある日、私にとって大きな出来事が起こりました。それは、今まで何でも話させて頂いていた担当の心理士の先生が退職すると伝えられたことです。

私は勝手に先生に裏切られたと思い、その日からしばらく自分の心が大きく動揺し、体調も不安定になり、担当の先生に対しても攻撃的な態度を取り、もうリワークを辞めてしまいたいと思い、欠席することもありました。

その後、先生と自分とも向き合い、悔いの無い別れ方をしようと思うことができ、私なりの別れ方はできたと考えています。

そして、北岡先生との関係性を築き、職場との向き合い方を考えていくことになりました。休職期限が迫る中で、ようやく退職を告げる覚悟ができ、それを職場に伝えることができました。この間に、メンバーの方からの励ましや心理士の先生との話し合いが私に決断する勇気をくれたと考えています。

ただ、リワークを利用して自分のことを100%は変えることはできませんでしたが、それはそれで良いのではと考えています。この1年は自分と真剣に向き合う機会を頂くことができました。

退職し数か月が経ち、新しい職場も決まりました。私にとってリワークで体験したことは楽しさもありましたが、辛さや苦しさが大部分を占めています。なんでこんな苦しい思いをしないといけないのか、もっと幸せになりたいと思うこともあり、何度も挫けましたが、メンバーの方々、先生方のお力添えがあり、乗り越えられました。今は、この体験があったからこそ、今の自分があると考えています。

最後になりますが、先生方、スタッフの皆様に心より感謝を申し上げます。

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Y.E.さん(リワーク在籍期間:5ヶ月)

『卒業文集』

4月からリワークに参加することが決まった当初は、リワークがどんなことをするのかあまり分かっておらず、休職して家で過ごしがちな生活リズムを整え、働いている時のようにPCを使ったデスクワークをするのかなぐらいに考えていました。

いざ参加してみると想像していたのとは全く違っており、当初はプログラムの内容を理解することに精一杯だったように思います。最初の2週間は緊張のあまり、リワークを終え帰宅するとどっと疲れが出ていました。

そんな中、リワークのメンバーさんは積極的に声を掛けてくださり、分からないことも色々と教えて下さいました。

私はリワークに参加した4月の時点で会社の就業規則で定めた休職期限の関係で退職を決意しておりました。会社の厚意により休職期限を延長して頂いた後も復職するか退職かで迷う時期が続きました。6月の終わり頃、急激に気分が落ち込み、何もかもが嫌になり、リワークも会社も止めてどこかに行ってしまいたいと思う時期がありました。3日間休んだ後、久し振りにリワークに来た時に先生方やメンバーさんが笑顔で声を掛けて下さり、自分自身大変救われる思いがしました。

5ヶ月半のリワークでの生活を振り返ると決して平坦な道ではなく、苦しいことも沢山ありましたが、復職が決まり今日の日を迎えることが出来たのはひとえにこんな未熟な私に真摯に向き合いアドバイスして下さった先生方、メンバーの皆さんのおかげです。本当に有難う御座いました。

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I.K.さん(リワーク在籍期間:6ヶ月)

『卒業文集』

私は4月1日にリワークを開始しました。6ヶ月在籍したことになります。

私は中学生の頃から、漠然と人づきあいが苦手だと感じていました。

それでも、なんとかそれなりの人生を歩んできました。30代後半にも一度休職しています。その時も人間関係が原因だと分かっていましたが根本的には変わっていませんでした。その10年後も、なんとかやってきましたが、役職につき人間関係がより密になっていく事で、再度休職してしまいました。正直2回目なので、どうして良いかわからず、漠然と1年程過ごしていました。このリワークを見つけてくれたのは妻です。

何かのきっかけになるとは思いつつ、私自身、あまり前向きにリワークの扉をたたけませんでした。リワーク当初から、本当に8月ぐらいまでは、内省ばかりで主体的に行動できていませんでした。ただ個人プレゼンで替え歌を披露したことで、皆さんから喜んでくれたり、笑ってくれたりと、様々な反応をもらって元気をもらったのは確かです。2回目の休職で、もう替え歌を歌うことは無いと思っていましたが、こうして、また歌える場を与えてもらった、リワークスタッフとメンバーさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

それと、なんといっても、グループ作業での失敗が私にとっての1番の経験です。復職が近づくなか、変化の無い自分に苛立ちや焦りがある中、あの失敗がありました。それまでは、人との関係を波風立てず、とりつくろっている自分がいましたが、あの経験で少し自分の扉が開きました。あるメンバーさんは、なかなか扉を開けない私に何度もノックをしてくれていたのですが、それに答えられず、ふがいなかったです。

ここにきて、ようやく自分の素直な気持ちを出せるようになってきたと思います。思えば、私は皆さんから扉をたたいてもらってばかりで、私から皆さんに扉をあまりたたけていなかったのが心残りです。

これからリハビリ出勤を経て、役職に向かうのですが、色々な場面で人からノックされる事が出てきますが気負わず飾らず扉を開けたいです。また、私から人にノックする場面でも気負わず、飾らずに、ノックしたいです。

メンバーさんやスタッフとはまたお会いする機会があると思いますが、その際には気持ち良くノックをして、扉を開けたいと思います。

頑固でなかなか動かない私を粘り強くノックしていただいた。メンバーさんとスタッフさんに改めて、ありがとうございます。

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T.S.さん(リワーク在籍期間:3ヶ月)

『リワーク参加の”振り返り”』

休職し始めて3ヶ月、一度復職に失敗して自信を失っていた頃、わたしは、産業医の先生から、CRESSを紹介していただきました。

その頃、わたしは、うつを克服するための知識をかき集めていて、できることなら1人でなんとかしたいと考えていました。しかし、自分1人では生活リズムを整えることすらままならず、わたしは、すがるような気持ちで、リワークルームの扉を開けたのを覚えています。

わたしは、CRESSに入って早々に、自分の事なかれ主義的な考え方と、非主張的なコミュニケーションに問題があることに気が付き、CRESSのプログラムに積極的に取り組み、多くのものを得たいと考えるようになりました。時には、内省的すぎるから焦るななどのご指摘をスタッフの先生からいただきつつ、わたしは、わたしの”課題”は何か、その”課題”にどう対処するのか、メンバーや先生方の力を借りて、必死に探してきました。

今となっては、わたしがCRESSに入った頃にわたしが認識していたわたしの”課題”は、とても表面的で、わたしがそれだけの改善を試みても、わたし1人では、その根本へはアクセスできていなかったのではないだろうか、だから復職できなかったのではないだろうかと思っています。

かつてのわたしは、上司や同僚、周囲の人に対してわたしが意見することは、仕事をやりにくくするだけで望ましくないと考えていました。今、わたしは、良い仕事をするための提案や気持ちの表現は、より良い仕事をするために必要かつ有益であると考えられるようになりました。表現方法や、自分のわがままな感情との区別は、もう少し試行錯誤しなければならないところもありますが、表現することをただ避けて、心の中にわだかまりを溜めつづけていたわたしとは”変わった”のだと思っています。

加えて、今のわたしは、わたし自身のためのコーピングも見つけることができました。本当につらいとき、どんな時間が必要なのか、これもまだまだ模索中なところもありますが、わたしのためによく考えてあげようと思います。

わたしがここまでたどり着くことができたのは、他のCRESSメンバーと、スタッフの先生方のおかげです。わたしの悩みに本気で向き合ってくれるメンバーのおかげで、わたしは、周囲に相談できること頼もしさを感じ、悩みに向き合うことができました。だから、わたしもメンバーには精一杯向き合ってきたつもりです。きっとこれは今までCRESSに在籍していたメンバーの方々から、脈々と受け継がれてきたコミュニケーションなのだろうと思っています。その歴史の存在に感謝するとともに、今後もこれによって”変わる”体験をする仲間がいるのだろうと、頼もしく思っています。

スタッフの先生方には、いつも、わたしのまとまらない感情や気持ちを適切に言葉にしていただきました。それは時に攻撃的でわたしが大嫌いなわたしを目の前に突き付けられる体験で、罪悪感を持ったり、つらく感じること、やめてくれと思うこともありました。でもやっぱり、今になって見れば、先生方は、わたしが迷子になりすぎることなく、”道”を探すことができるように、助けてくれる”先生”たちでした。いっぱい甘えさせてもらったので、(アフターリワークでもも少しお力を借りようと思っていますが)自分でわたしなりの”道”を歩き始めてみようと思います。

来週の今ごろは職場に戻っているのだと思うと、やはり不安や恐怖は大きいです。CRESSに毎日通うこともないのだと思うと、寂しいのも正直なところです。

でも、やっぱり仕事が好きだから、”変わった”わたしで、もう一度、職場に戻ってみようと思います。

何事もやってみないと何が起こるかわからないから、まずは、ゆっくりやってみます。

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G.K.さん(リワーク在籍期間:4ヶ月)

『リワークプログラムに参加して~自分に対する振返り~』

私は、リワークを開始して約4カ月で復職への見通しがつきましたが、ここに至るまでは次のような経過がありました。

■リワーク参加前(令和元年6月/休職してから9ヵ月)

長い療養生活を経て、ようやく通常の生活リズム取り戻すことができ、仕事がなければ生活できる程度の知力・体力が回復してきました。

しかし、復職するには、まだそのレベルに達していないだろうという不安がありましたし、休職期間も約9ヵ月とブランクもありましたので、これを克服すべく文献で調べたところ、「リワーク」が効果的であり、また、再度休職しない確率も高いことを知りました。

そこで、令和元年6月24日当院の「リワークプログラム」にエントリーしました。リワーク参加にあたっては、次の2点を強く意識していました。それは、期間は概ね3ヶ月間で、リワークには休まず全力を傾けること、その経過・結果をみて、特段問題なければ復職を判断することです。

■リワーク参加直後(令和元年8月~令和元年9月)

エントリーから約2カ月後、令和元年8月26日からリワークを開始しました。最初は戸惑うことばかりで、とても不安でしたが、プログラムやメンバーに慣れることに努めました。

自分と同じプロフィールを持つメンバーたちでしたが、「胸襟開き合ってメンバーと関わることで自分に向き合い、自分を見つめようとしている」のがとても羨ましかったです。

特に、セルフチェックのプログラムにおいて、加入期間の長いメンバーからは「自分を冷静に見つめることのできるもう一人の自分がいる」との発言にはとても驚愕しました。

■リワーク参加中(令和元年10月~令和元年12月)

メンバーとの関わりが深まるにつれ、不安や悩みを共有する中で、自分の気持ちをうまく発信することができ、信頼して心通じ合えるメンバーが何人かできました。例えば、あるメンバーは、いつも自然体で、どんな時でもどんな話しでも、まずは誠実に受け止めてくれ、きっちり自分の考えを返してくれる方でした。また、あるメンバーは、口数は少ないけれど理知的な言葉で的確な示唆を与えてくれる方でした。

このようなメンバーと深いかかわりを持てたことは、金銭では買うことのできない、貴重な財産を得たのだと考えていますし、このようなメンバーがいたからこそ、休まずリワークに参加できたのだと確信しています。

自分がこのリワークプログラムで課題としたことは「自分を客観視してみる」ことです。それは、前述の加入期間の長いメンバーの影響を受けたものでした。

この課題については、とても難しく時間もかかりましたが「他者の視点を入れてみる」という切り口で考え、メンバーに自分の言動について聴くことにしました、これによって課題は、概ね克服できたのではないかと考えています。

以上のようにリワークプログラムを継続してきましたが、期間が経つにつれて、健康だったときの自分に回復してきていることを実感すると同時に、復職に向けた意欲が湧いてきましたので、当院の医療スタッフに相談しました。早々に対応いただき報告書の発出という御支援も得て、令和元年11月26日に上司や産業医との面談を行った結果、12月16日からの「慣らし勤務」をすることで復職への見通しがつきました。

■最後に

ひたすら仕事だけに突っ走り続け、バーンアウトした挙句の果てに、もたらされた結果は休職でした。これによって、これまで築き上げたキャリアや上司や同僚の信用・信頼など多くのものを失ったことは事実です。

しかし、これを失敗だと結論付けて、そこから何も学ばなければ、失敗そのものとなりますが、そこから教訓を得たとすれば、失敗でなくなります。

そこで私は、休職中やリワークプログラムを通じて教訓を得たものはないか考えました。「休職以前の自分」と「今の自分」に劇的に変わったところはありませんが、1つだけ重要なものがあったのです(だから失敗ではありません)。それは、「これまでの自分を振り返り、しっかり自分に向き合い、自分を見つめる」ことがとても大切だということに気付き、それができるようになったことです。

今後、仕事等で重要な局面に遭遇すると思いますが、「自分はどうしたいのか」という判断を迫られた時、まずは「これまでの自分を振り返り、しっかり自分に向き合い、自分を見つめること」によって解決(対策)していきたいです。この点は、今までの自分にはこの視点はなく、全く注意を払ってきませんでしたので、得たものは大きいです。

そのツールとしてあるのが、リワークで学んだ認知療法をはじめとするストレスマネジメントやコミュニケーションスキル、そして人間関係に他者を介在させること。即ち、他者の支援をしっかり受け止め、他者に頼ることと考えています。これらのことをきっちり身に付けて、今後の仕事や生活の中で活用することができれば、再度このようなことになることはないと信じています。

復職後は、この辛い経験を生かし、人生60点がちょうどいいという考えの下、競争のない自分だけのゴールを目指します。そこは大海原の中にあって、現時点では、すぐに見定めることはできませんが、65歳まで生きるため働くことができればそれでいいのではないか、という点からアプローチしていきたいです。

このような思考に至るよう導いて下さった当院の医療スタッフの皆様方に心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

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O.K.さん(リワーク在籍期間:4ヶ月)

『リワーク・プログラムCRESSを利用して』

私は秋ごろから冬ごろにかけての3か月半、リワークにお世話になりました。同時に秋ごろに身体の持病が発覚。心身ともに見直す3か月半となりました。

リワークについては産業医から『あなたにはリワークしか考えられないわ』と一方的に送り込まれたと感じていました。はっきり言ってはじめからモチベーションはありませんでした。産業医の言う通りの施設に来たのだから、何の問題もなく3か月過ごせば復職ルートに乗ることができるだろうと思っていました。

しかし、プログラムでの経験や心理スタッフ、メンバーとのコミュニケーションの中で、このままでは自分は変われない、変わらなければ復職は無いのではないかという気持ちになりました。

私は休職を3回以上繰り返しています。その休職は自分を取り巻く環境のせいにしてこなかっただろうか。自分の中に原因はなかっただろうか、とリワークで考えるようになりました。

私の場合、リワーク卒業後にも1か月以上のリハビリ出勤が待っています。その間に休みが続くようなことがあれば再休職となります(最悪の場合、退職も考えられます)。その場合、厳しい状況に追い込まれることになりますが、そうはならないだろうと思っています。なぜなら、リワークで自分に対する自信を得たからです。

他者を信頼しきれないから、他者から適切なサポートを受けられないという自分の課題を見つめ続けました。その課題が原因で休職を繰り返していたのではないだろうかと思います。その発見が自分の自信につながっています。原因が分かったからにはその対策も出来ると考えられるからです。

ただ、人間そう簡単に変われるわけではありません。アフターリワークなどで定期点検しながら徐々に変われるようになれればと思っています。

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I.E.さん(リワーク在籍期間:6ヶ月)

『卒業文集』

ならし勤務が始まり、リワーク卒業が目前のいま、これを書いています。

私は職場で人間関係に悩み、上司に相談しましたが、大丈夫だろうと判断されたことや、私自身もその深刻さを伝えられなかったこともあり、攻撃を受けていた人がエスカレートし、それに耐えられず、休職に至りました。動悸や息切れ、恐怖心から、職場はもとより、外に出ることができなくなりました。それでも私は職場を休むことに抵抗を感じていました。休職という形で長期間休むことで、職場に戻れなくなるんじゃないか。服薬すれば体調は戻り、また元気になるんじゃないか。そう思っていました。でも実際、3ヶ月、半年と時間が経っても、体調は悪く、苦しい日々が続きました。

それは、私を攻撃した人が他部署へ異動になったと聞いても、変わりませんでした。「私自身の問題がまだ解決してないんだと思う。」と主治医の先生から言われ、リワークに参加しました。

初めは傷を癒す場所だと思っていました。もちろんそういう面もありますが、それ以上に休職した自分と何度も出会って、向き合う場所でした。そこにはメンバーさんや、スタッフの方々、主治医の力強いサポートがありました。それでも怖くて苦しい思いをした職場と向き合い続けることは辛いし、悲しかったです。ですが私は休職前、周囲に迷惑をかけたくなくて、自分を全く大切にしていなかったのだと気づきました。自分は大丈夫だと決めて、周囲にばかり気を配っていたのです。

もちろん卒業間近の今も、自分を疎かにして、周囲を尊重しようとしたり、仕事を頑張り過ぎていると思うことがあります。

でもそれに気付いて、すぐに対策すればいい。特効薬はない。そうリワークで学びました。

私は本当は何を感じているのか、何がしたいのか、大丈夫なふりをしていないか、そしてそれを伝える練習を、リワークでは続けました。リワークを卒業しても、それは変わりません。自分を大切にするためには必要なことだと思うからです。

最後に、担当の心理士の先生をはじめ、クリニックのスタッフの方々、そして一緒にリワークで過ごしたメンバーのみなさんに、心から感謝します。ありがとうございました。

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K.Y.さん(リワーク在籍期間:5ヶ月)

『卒業文集』

リワークに参加して約5ヶ月、参加できて良かったと感じています。

参加前はこれから自分はどうなるのだろうと漠然とした不安に包まれていました。参加しはじめて、同じ休職という状況の中で前に向かって進もうとしている人達に出会えました。メンバーからは一人じゃない安心感や勇気をたくさんもらいました。

様々なプログラムに参加し、心理士の先生にも定期的に個別相談をしてもらうなかで、自分のことを見つめ直す期間となりました。

最初は仕事量や環境に自分がしんどくなった要因があると考えていましたが、自分自身が自分を追い込むくせがあることに気付きました。

その他にも、自分が自分のことを周りに発信できていなかったことにも気づき感じたことを言葉にしていく練習をリワークでも家でもしました。

そのことで家族との関わりも変わり、少しずつ楽になった気がしました。

復職を目前に正直不安な気持ちも多々あるのですが、少しずつ変われたり、回復してきたことを信じて勇気の一歩を踏み出していきたいと思います。

スタッフやメンバーの皆さんにはとても感謝しています。

お世話になり、ありがとうございました!

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T.K.さん(リワーク在籍期間:11ヶ月)

『CRESS卒業にあたって』

私はリワークに通う前、職場で何がしんどかったのかもいまいちよくわからず、どうして他の人はここまでしんどくならないのに自分はしんどくなってしまうのだろう、自分は社会不適合なんじゃないのか、と将来に対する不安でいっぱいの状態でした。

リワークに来はじめた当初は、人と関わる自信を無くしていた私にとってメンバーさんと他愛もない会話ができることが単純に嬉しかったり、ひとつひとつのプログラムをとりあえずやってみようという気持ちだったりしましたが、いま振り返ってみるといろんな観点から自分について考えるという、今までの人生ではやってこなかったことに取り組んできたなあと感じます。

私が自分についてまず気づいたことは、その場その場での自分の気持ちに気付きにくく、我慢の限界になったり後になったりしてようやく自覚するという傾向と、自分の中で気になっていることがあるとどうしてもそちらに意識が向いてしまいがちになり、なかなか気分の切り替えがうまくできないという二つでした。これらは今でもまだ下手ですが、リワークで自分の気持ちに向き合ったり様々な対応策を学んだりしたことで前よりはうまく対処できるようになったと思います。

ただ何より自分をしんどくさせていたのは、相手の気持ちや全体の都合を優先してしまうために自分ばかりが我慢をしているような気がして、周囲へのストレスを溜めていたことでした。自分の自信のなさを人の役に立とうとすることで補っていたのですが、そのことに気づけていませんでした。自分に対する自信のなさや、やたらと人の役に立とうとする癖は全く変わっていないと思いますが、相手の気持ちを受け取るばかりでなく自分の気持ちも受け取ってもらおうとすることで、人と関わる中で疲れ果ててしまう自分ではなくなってきたなあと思えるようになりました。

休職期間を経てまた働くことになり、不安もありますが、リワークの中で得られた気づきや人との関係が自信になっています。今後も、自分の気持ちを考える時間を持つこと、寒いと感じたら風邪をひかないように上着を着るように、疲れていると感じたら自分を労りリラックスする方法を能動的にもつこと、自分の気持ちを他人に受け取ってもらおうとすることなどを大事にしていきたいと思います。

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Y.K.さん(リワーク在籍期間:8ヶ月)

『リワーク・プログラムCRESSを利用してみて』

前回別のリワークに参加しながら復職に失敗しており、初めの頃は、CRESSに通うことで自身の問題点を認識できるかどうか、それによって復職に繋がるかどうかという点に半信半疑で参加していた。そのため、最初の3か月程度はリワークに身が入らず、ただ参加しているだけという状態だった。その中で他の方が卒業される際に変わったという言葉を聞き、その人がリワークでどのような事をしていたかを考えるようになった。その結果ただ参加しているだけでは駄目だという事に気づき、よりリワークに積極的に参加しようと考え実行した。その結果、自身の問題についてより具体的に知ることができ、休職に至った原因、復職の際注意しなければならないことに気づくことができた。休職の原因としては、自身の思い込み激しさというものがあった。これについては、やはり自分自身では見つけられず他者から指摘されて初めて気づかされた。その結果としてとりあえず相談するという事ができておらず、自分自身で問題を抱え込んでしまうという行動に繋がっていたというのは大きな発見だった。その考え方を修正するまではいかなかったが、それを意識して、復職後はまず何でもよいので話をしてみるということから始めていきたい。

総じてリワークプログラムCRESSに参加してよかったと思う。

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O.S.さん(リワーク在籍期間:4ヶ月)

『負けた(休職した)ことがある」というのが、いつか大きな財産になる』

•はじめに

3年前の自分へ、「お前は良くやってきたよ、少し休んだ方がいい。試練は続くから」。
今の自分へ、「そろそろ自信を取り戻してもいい頃だ、お前ならやっていける。前に進め」。
3年後の自分へ、「これまでの道を振り返ってみなよ。自分らしい生き方だよな」。

•休職からリワーク参加までの「自分」

まず、休職からリワーク参加までの自分を簡単に振り返る。約10年ずっとワーカホリックだった私は、今から3年前、仕事に疲れ果てて心身を壊した。半年ほど休養して再び働き出そうとする時、待ち望んだ長男が誕生するはずだったが、出産予定日を過ぎてからの死産となった。しかも、苦しんでいた妻をなぜすぐに病院へ連れていかなかったのかと自分を責め続け、絶望もしていた。そして、葬儀が終わってしばらくすると心がポキッと折れてしまった。

それから2年があっという間に過ぎ、当時通っていた心療内科が閉院することになった。当時の主治医の先生の勧めもあり、「こころのクリニック和~なごみ~」に転院した。そして、リワーク「CRESS」に参加することになり、約2年半振りに妻と主治医の先生以外の人たちとのコミュニケーションが始まった。

•リワーク参加当初の「自分」

次に、リワーク参加当初の自分を振り返る。参加初日、簡単な自己紹介にさえも緊張して手が震えていた。「休職前の自分なら、こんな事で緊張して手なんか震えなかったのに・・・」とショックを受けた。自分の抱える「こころの病」の重さ、状態の悪さを突き付けられた。更に、自分の感情が良く分からない、感じ取れなくなっていた。また、自分とはいったいどんな人間なのかも分からなくなっていた。そんな時、卒業を控えたメンバーから「リワークに参加して、見たくもない嫌な自分と何度も向き合って立ち直ってきた」という話を聞いて、とにかく毎日通い続けようと思った。

また、当時の私は、ゴールは「リワーク卒業」と「復職」と考えていた。「焦らず、ゆっくり、コツコツと、一歩ずつ前に進もう。今は出来ないことがあっても仕方がない」と考えている反面、リワーク・プログラムに対して過度に積極的だったような気もする。

•リワークを継続して気づいた「自分」

リワークに参加してから自分自身を見つめ直し、立ち直るきっかけとなった数ある気づきの中でも、特に大きかったものが2つある。

1つめは、休職前の自分の仕事を振り返った。何でも自分でやる仕事のスタイル、怒号の飛び交う殺伐とした職場環境、四方八方からの厳しい要求と忍耐のいる交渉、納期や締め切りに追われる日々。長い年月、これらのような日々のストレスを感じてはいるものの、見て見ぬ振りをしてきた。仕事を好きでやっていた頃はストレスに耐えられたが、仕事への不満や上司への強い怒りを感じながら仕事をするようになると、知らない間に一気にストレスが蓄積されて調子を崩し、ついには心身の限界を超えて休職をするに至ったと気づいた。だから、気分と体調の好不調の波に左右されず、ストレスに気づき、ケアし、予防する必要があると思った。

2つめは、それなりに仕事がしっかり出来ていた頃の自分と、休職してリワーク・プログラムに取り組む今の自分は、何が違うのかを考えた。昔の自分は、多くの困難や挫折を乗り越えた経験、何事も努力して身につけてきた基礎力、自分の頭で考えられる賢さなどを土台とした揺るぎない「自信」があった。しかし、今の自分は、「自信」を失ってしまった。私の考える「自信」とは、自分の今できることを信じる、自分の良さを信じることだ。そして、自分に「自信」が無いため、「自分は人からどう思われているのか」、「こんなことを言って嫌われないか」、「自分は頭がおかしい人なんじゃないか」、「誰かに後から見られている気がする」などの他者と自分に対する「不安」や「恐怖」を過剰に感じていると気づいた。その結果、冷静さが失われて自分の実力や良さが発揮出来ないのではないかと思った。

•「自分」の課題への取り組み

そして、2つの気づきを自分の課題として、リワークに取り組んできた。

1つめの課題は、「ストレスを溜め込まない」。自分にとってのストレッサーは何かを整理し、それらのストレスへの対処方法を知り、自分に向いていることは何だろう、と考えることから始まった。毎週月曜午前のプログラム「セルフチェック」の中で、過去1週間の生活記録と気分と体調をスタッフとリワークメンバーに報告した後、心理士の先生方や看護師さんからのフィードバックとリワークメンバーの報告内容を参考にして、平日の勤務時間外や休日に自分の好きなことや興味のあることに没頭することで仕事を忘れる、つまり、自分でオンとオフを切り替えられる活動を習慣化するのが一つの解決策だろうと考えた。それは妻と一緒に、もしくは自分一人で気軽にお金をかけずに出来ることが良いと思い、色々考えては試してきた。例えば、商店街や公園の散歩、同居する小鳥のお世話、野鳥観察、読書(ジャンルは問わない)、古本屋巡り、ペットショップ巡り、漫画を読む、絵を描く、日記をつける、ホームワーク(コラム法)で嫌な出来事を文字化する、マインドフルネス、瞑想、ストレッチ、自重トレーニング、音楽鑑賞、バラエティー番組を観る、入浴、安くてうまいものを食べる、テレビでスポーツ観戦、イベントや記念日を楽しむなど。自分は楽しめることがたくさんあると気づいた。これらの活動を自分の出来る範囲で「ストレス解消」の習慣として、これからも続けていきたい。

2つめの課題は、「自信の回復」。リワークに参加をして始めの2ヶ月間は、どんなプログラムにも今の自分をさらけ出して全力で取り組んだ。そして、自分の言動に対して良かった点、悪かった点、気づいたこと、改善した方が良いこと、改善出来たこと、出来なかったことを、自分だけの視点ではなく他者の視点を求めるため、リワーク・プログラム中だけではなく休憩時間も積極的にリワークメンバーと会話をして人間関係の構築に努めてきた。その結果、自分の言動に対するフィードバックを得ることができた。そして、心理士の先生方やリワークメンバーからの言葉を素直に受け止め、その時々の今の自分で自分自身を見つめ直してきた。時には、自分にとって厳しいと感じられるフィードバックも多々あったが、他者の視点に立つと改善した方が良いと思ったことは改善の努力を地道に続けてきた。もちろん、私はリワーク参加期間(4ヶ月半)で自分の欠点をすべて改善できる程のできた人間ではない。しかし、毎晩その日のリワークでの出来事を振り返り、日報という形に残るもので自分の考えや想いを書き続け、何度も読み返してきた。この日々の小さな努力の積み重ねが、少しずつ「自信」へと変わっていったと思う。

そして、「自信」を取り戻してくると、自然とリワーク・プログラムを楽しみながらも真剣に取り組める自分へと変わっていった、いや、本来の自分へと戻っていった気がする。また、リワークメンバーの中でも特に親近感を感じるメンバー数人には、その人を信頼してその時々の悩みを相談することで不安を和らげることが出来たことは自分にとって大きな経験となった。さらに、グループ活動中に出てしまう自分の欠点(発言が止まらない、言い方がきつい等)をメンバーに止めて貰えるまでの信頼関係を築くことが出来たことも大きい。これからも、自分を信じて、仲間を信じて、組織を信じていこうとポジティブに思えるようになった。職場に復帰しても、自分ひとりでは悩みを抱え込まずに上司や同僚に相談することの大切さを学んだ。また、リワークメンバーは卒業や休止によって入れ替わりがあるものの、常時20人からなる年齢、性別、職業、役職、家族構成、出身地などの事情が異なるメンバーで構成されていた。そのため、仕事や人生に対する価値観のみならず、性格、思考方法、得手不得手、強み弱みなどの個性の異なる人たちばかり。そりゃあ、理解し合うのはなかなか難しい。ただし、メンバー全員にとっての唯一の共通点は、「休職経験者」というアイデンティティ。こんな違いのある人たちが一つのチームとして纏まるには、何が必要なのかを考えさせられることが多かった。まずは、自分と他者の違いを受け入れて、相手の立場や状況に自分を置いてみて、こちらから理解し合える努力を続けることが大切だと思った。そのベースがあってこそ、お互いを大切にしながら、協力関係を維持しながら仕事が出来るのではないかと思えるようになった。そして、チーム力を高めるには、目的意識と成功のイメージを共有し、各自が「自信」を持って前向きな気持ちで、自分の「役割」を理解し全うし続け、仲間を「信頼」して仕事を任せることが大切だと思った。

•「自分」で復職を決断

2ヶ月半が経過した頃、何となくそろそろ「復職」出来そうかもしれないと思い始めた。そんな時、プログラム中の発言や昼休みの会話の中で、リワークメンバーの数人が自分と同じように考えていることを聞いた。時を同じくして前へ進もうとするリワークメンバーの気持ちや言葉に勇気をもらった。そして、自分自身で日々の生活活動やリワーク・プログラムの中で、回復状況を確認し、手ごたえを感じることが出来たため、「復職」を決断した。その自分の想いを妻、同じ想いのリワークメンバー、樽井先生、和田先生に相談して、同意と応援を得ることが出来た。そして、「リワーク卒業」と「復職」は、ゴールではなく通過点と思えるようになった。もっと先へ、勇気を出して進もう。この先、時には回り道や後戻りをするかもしれないが、それでいい。と未来をポジティブに考えられるようになった。

そして、リワークに参加して3ヶ月が経過した頃、会社との面談があった。産業医、看護師、上司、人事に自分の「復職」への強い想い、自分に対する同僚の反応への不安、段階的なプロセスを経て仕事力を取り戻したい、しばらくは抗うつ薬を服用するし体力もないので夜の付き合いは勘弁して欲しいなど、自分の気持ちや考えを素直に伝えて、前向きに「復職」に向けての話し合いが出来た。そして、リワークに参加して4ヶ月が経過した頃、自分の気持ちにも少し余裕が出てきて、約3年振りに職場に顔を出して同僚と再会し、会話をすることが出来た。関連部署の人たちも駆け寄ってきて言葉をかけてくれた。職場の雰囲気は、休職した時よりも静かで落ち着いた感じになっており、「復職」しても仕事を継続していけそうだと思った。当然、「復職」への不安はあるが、なんとなくやっていけるかもと思った。

•「自分」の卒業式は素直に嬉しい

「復職」への具体的なスケジュールも決まり、リワーク内で卒業式をしてもらった。参加してから卒業までの4ヶ月半、平日は毎日顔を合わせて一緒にリワーク・プログラムに取り組んだ仲間を前に、卒業できることを素直に嬉しく思った。リワークメンバーの中には、後からリワークに参加して先に卒業していく自分に対して後ろめたさや焦りを感じる人も当然いると思うけど、焦らずにしっかり回復して、社会復帰へのきっかけを掴んで欲しい。それに私は、約3年間休職してやっと「復職」への階段を上ることが出来たので、決して回復が早かった訳ではない。
3年もの長い間、苦しんだからこそ、卒業式という儀式を通過することで、どん底から這い上がろうと必死に努力し続けてきた自分を肯定してもらっているような気がして、嬉しさが大きくなったと思う。

•卒業を直前に更なる試練と戦う「自分」

リワーク最後の週の月曜朝、残り一週間悔いが無いように取り組もう、仲間との時間を大切にしようと思いながら電車で通勤している最中、自分にとってはあまりにもショックの大きい、言葉にしたくないニュースが飛び込んできた。これまで自分の人生に大きな影響を与えてきた元NBA選手のコービー・ブライアントとその娘(13歳)が乗ったヘリコプターが墜落して2人とも亡くなった・・・。ニュースを見た瞬間から手が震え、胸がバクバクしてきて、電車の中で泣きそうになった。昨夜、コービーのインスタグラムで本人のコメントと写真を見たばかりだし、亡くなった娘もコービーが現役選手だった頃から何度もテレビや写真で見てきた。本当に信じられない、言葉が見つからない。畜生。コービーの奥さんと娘3人も現実を受け止められない程辛い想いをしているだろうと想像すると心が痛んだ。末っ子は昨年私の誕生日の次の日に誕生してなぜか親近感を感じていた。まだ1歳にもなっていないのに父親を亡くすなんて可哀そうだと心が痛んだ。また、他のNBA選手も多大なショックを受けているだろうと想うと更に心が痛んだ。それに、なぜこのタイミングで、「試し出社」、「復職」を目前にして、自分にとって大事な存在を2度も続けて失わなければならないのか。しかも、よりによってコービーだなんて酷すぎる。正直、耐えられない。これまでリワークで積み重ねてきた「自信」が大きく揺らいだ。2年半前、職場復帰を目前にして待ち望んでいた息子を死産で亡くして心が折れたのに。またか。嫌だ。なんでだ。それに、コービーは同い年でデビューしてからずっと応援してきた。今も家にユニフォームを2枚飾っているくらい大好きなのに、なぜだ。さらに結婚する前から子供用(サイズ2T)のコービーのユニフォームも買って子供が出来たら着させようと楽しみにしていた。そして、結婚して8年目でついに妻が妊娠して、2年半前に生まれるはずだった。息子の名前は妻と一緒にコービー(Kobe)と神戸から連想して「航平(Kohe)」と決めていたのに。なんでまた、こんな辛いことを思い出さなければならないのか。また、辛く苦しい経験をしなくてはならないのか。この何とも言えない絶望感。その日のリワークは、ショックで心ここにあらず。家に帰ると、思ったとおり妻も大きなショックを受けて混乱していた。当然の反応だ。あまりに酷い話だ。息子の名前を考えていた楽しかった頃を思い出して辛いだろうなと心が痛んだ。翌日の火曜日もショックが消えない、ただただ悲しく、苦しい。折角治った頭痛も再発し、のども痛い。おそらく、樽井先生や北岡先生が自分のために作ってくれたと思われるSST/ロールプレイのストーリーも頭に入ってこない。読み合わせも気づいたら自分の読む番だったけど気づかなかった。手は、紙面にアンダーラインをしっかり引いているのに。その後もロールプレイを観てメモするが無意識的なのか意識的なのか、良くわからない。ただ、せめてコメントを残さねばという使命感だけで最初に発言したのは覚えているが、何を言ったのか良く覚えていない。午後の個別相談も、無意識的か意識的か分からないが、今まで何度も繰り返し考えてきた事が言葉になっただけ。あまり思いだせない。こんな状況の中、翌日の水曜日には会社の健康管理センターのメンタルヘルス課で復職検診を受けなければならない。水曜日の朝、目が覚めると気が重く、どんどん憂鬱感が増していった。だけど、この2年半「喪の仕事」をして来たし、リワーク・プログラムでも「喪の仕事」の講義があって立ち向かったのを思い出した。それに、コービーの死は気が狂いそうな程しんどいけど、「試し出社」の始まる週の月曜日の朝でなかったのが、せめてもの救いだと言い聞かせた。そして、まずはしっかりとコービーの死を受け入れるため、水曜日の朝時点でのコービーの死に関するニュースや、コービーの友人や関係者のコメントを読み漁った。中でも「コービーの死亡を指紋で確認した・・・」というのを読んだときは、最悪の気分だった。吐きそうだった。そして、コービーが好きだった人達みんなが辛いのが分かった。特にNBAのトップ選手であればある程、コービーとの絆が強くショックが大きすぎて試合を欠場していた。自分とは比べ物にならない程の悲しみや辛さや悔しさを、今この瞬間にも体験しているかと想うと心が痛んだ。試合に出場した選手数名からは「コービーからどんなに辛くても前に進めと言われている気がした。だから、気持ちの整理は出来ていないが試合に出場した」というコメントを読んで、自分も頑張ろうと思った。そして、「喪の仕事」を進めるために、家にあるコービーのユニフォーム、Tシャツ、引退記念写真集と名プレイ動画を観てから家を出た。当然、気持ちの整理は出来ていないけど。そして、会社の復職検診は精神科医2名、心理士1名、看護師1名から計3回90分間の面接を受け、心理検査も90分間受けた。面接は、3回とも仕事の事だけではなく、自分の生い立ちや息子の死に至るまでの人生についても質問された。思い出すと精神的にきつい質問にも、落ち着いて対応できた。心が動揺しても言葉を止めずゆっくり丁寧に、事実とその時感じたことを素直に話した。そして、復職への強い意思を示し、再発防止のために簡単な業務から段階的に少しずつ仕事をしていきたいこと、自分でやれるストレス解消方法を継続していくこと、再び職場でしんどくならない様に周りのサポートを素直に求めることなど、リワークに参加して4ヶ月半、考え続けてきた自分なりの答えを話した。面接と心理テストでは、その時の自分に出来るベストは尽くせたと思う。

最後の週に、前回職場復帰を断念した時と同じような辛い経験をしている。しかし、自分は二度も同じ轍を踏むつもりはない。悲しみを乗り越えて前に進もうとする気持ち、そのプロセスを大事にする自分に「自信」を持とう。「オレならやれる」。

•最後に

明日は、リワーク最後の日。「負けた(休職した)ことがある」というのが、いつか大きな財産になると思って、リワーク・ルームの扉の向こう側へと旅立とう。

•謝辞

この3年間、私に関わってくれたすべての人達への感謝の言葉で締めくくりたい。優しく「こころの病」からの回復を手助けしてくれた主治医の先生方。リワークで辛抱強く温かくも厳しく指導してくれた樽井先生をはじめとする心理士と看護師の方々。社会復帰への道を共に歩んできたリワークメンバーの仲間。3年も休職したにも関わらず、再び仕事をする機会を与えてくれた会社の方々。東京から神戸まで見舞いに来てくれた友達、バスケットボールの試合観戦に誘い出してくれた友達。先日、不幸な事故で亡くなってしまったコービー・ブライアント。そして、最近一緒に暮らし始めた2羽のコキンチョウ、生まれる直前で妻のお腹の中で亡くなった息子、いつもそばにいてくれる最愛の妻へ。「ありがとう」。

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K.F.さん(リワーク在籍期間:1年6ヶ月)

『リワーク・プログラムCRESSを終了して』

私は秋ごろ~翌年の冬ごろまでの本当に長い期間リワークにお世話になりました。終わりに近づく今は、速かったなぁとも思いますが、本当に長く濃い時間だったことをしみじみ感じています。他のメンバーさんは早い方では3ヶ月、半年で卒業される中、ここにずっと身を置くのは複雑な気持ちでした。ですが同時に、職種や年齢、性別、性格が全然自分とは異なる方と、同じ期間リワークで過ごせたことは、人生経験の未熟な私にとってはとてもありがたくも感じています。

ここに来て、一番心の支えになったのは「休職したのは自分だけではなかった」ということです。人に隠したい、嫌な気持ち、いっそ時を巻き戻したいと思った“休職”という経験を皆がしている。ネガティブな経験を、共有する場は出会ったことがなかったし、あったとしても、自分は絶対そんなとこ入りたくないと思っていました。

私は、人の嫌な部分、もちろん自分のドロドロした感情や自分で軽蔑してしまうようなことは、なかったことにして、やり過ごそうとしてしまいます。でもどこかで気付いているのでやりすごそうとしている自分にたえられなくて、休職したのだと今は思います。リワークで過ごさせてもらった時間は、人から見れば長いと思うかもしれないけれど、私も長いと思うけれど、自分のためにはあるべき時間だったと思います。

楽しいことは誰とでも共有できるけれど、苦しいこと、悲しいことは共有しづらかった私に機会を与えてくださったメンバーさん、見守って時には背中を押してくださったスタッフの皆様、先生方、本当に感謝しています。

今書いているこの文章や、リワークで取ったメモを何度も見て、長いリワーク生活で考えたことを無駄にしたくないと強く思っています。ありがとうございました。

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I.H.さん(リワーク在籍期間:11ヶ月)

『リワークを終えるにあたって』

この度、2020年2月をもってCRESSを卒業することになりました。

思えば長いような短いような1年間でした。今の気持ちを振り返らせて頂きます。とりとめのない文章になりますがご容赦ください。

(経緯)

2018年の長男・次男の障害や業務上のストレスが重なり、2019年1月に突然うつ状態を発症し職場を休職することになりました。これが3度目の診断書付きの休職であり、絶望的な気分でした。

会社の指示でリワークを受講することになり、2019年3月にここCRESSのドアをノックしました。実はあまり乗り気ではなかったのですが、皆さん暖かくむかえてくださり一気に緊張感が解けました。

当初は焦りもあり、3か月で卒業をと考えていたのですが丸一年かかることになりました。

結局、元の職場への復職は実現できず、一年半休職期間を延長していただき、この間に自身の体調管理・家族の問題対応・来年の再就職準備などに費やすことにしました。

(リワークで得たもの)

・人に何か言われてパッと反射的に行動したり返答したりするのではなく一呼吸おいて対応すること

・「なんでも自分一人でやるんだ」という前のめりな気持ちが、周囲とのコミュニケーション不足を招き、休職の原因となったことを認識し、「待つこと・他人に頼ること・任せること」を学びました

・できないこと・わからないことはすなおにその旨表明しSOSを発信することの重要性を学んだことが最大の収穫です。

私の場合職場の課題より家庭の問題が大きかったのですが、ここでも「自分たち夫婦2人ですべて解決しなければ」ではなく福祉の手を借りながら育児をやっていこうと今年になって方向転換し始めたところです。

(メッセージ)

今年1月になってから欠席や15:00での早退が相次ぎ、ご迷惑をおかけしています。特に掃除のお手伝いができずこころ苦しい限りです。実は長男次男の体調が悪く、学級閉鎖やインフルエンザなども重なり、私自身が家庭にいないと対応ができない状況が続いているためです。

最後に多くの気づきを与えてくださった先生方、支えてくださったメンバーの皆さんに厚くお礼申し上げます。健康に留意され、復職という目標を実現されますよう心からお祈りいたします。

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H.M.さん(リワーク在籍期間:5ヶ月)

『卒業にあたって』

私は職場での人間関係に悩み、次第に体がついていかず心身共に限界に達し、休職に至りました。

会社を休職し始めてから1年以上、毎日の日常生活を送ることだけが精一杯で、生活リズムも昼夜逆転に乱れ、家にこもりがちの日々を過ごしていました。リワークに通い始めた当初は、久しぶりに長時間人と話すことになったことで舌がとても疲れたことへの衝撃を未だに覚えています。それほど人と会話をしていませんでした。

リワークで受けるプログラムの内容は私にとって全てが新鮮で学ぶことが非常に多く、自分の内面に対して気づかされることばかりで、とても刺激的で充実した毎日を送っていました。

しかし休職した原因が会社にもあると思っていた私は、プログラムを受けるにつれ、何故自分が治療される立場にあるのか?私が変わっても会社が変わらなければ解決しないのでは?と思い悩むようになりました。

そんな中、親身に話を聞いてくださった先生方や一緒に過ごすメンバー達の助言のおかげで、今は会社のことは考えず、目の前の一つ一つのプログラムを吸収して、自分自身の糧にできれば良いんだと思えるようになりました。

このように、いつどんな時でも周りが支えて下さる環境だったからこそ、辛い時でも挫けることなくリワークの生活を送ることができたと思います。

私は、リワークの卒業はゴールではなく新たなスタートラインだと思っています。これからの人生、仕事だけではなく家族や友人、さまざまな人間関係を築いていくと思います。その中で、リワークで学んだことをふと思い出して、実践してみる。少しでも一つずつ、一歩ずつ進めたら、万々歳だと思います。

リワークでの経験は、私の人生にとって必要不可欠な時間でした。休職したことも今ではプラスに考えられるほどです。リワークで得た知識や経験を大きな糧として、今後の人生を過ごしていきたいです。

最後になりましたが、先生やスタッフの方々、共に過ごしたメンバーの皆様には心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

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U.S.さん(リワーク在籍期間:1年)

『卒業文集』

メンバー、スタッフの皆様11ヶ月の間、リワークで共に過ごす機会をいただき、ありがとうございました。

昨年の私は3ヶ月ほど家にいて、体力がなく、家族であった黒パグモモを亡くした悲しみや、職場に対する怒り、家族に今の自分の状態が言えないモヤモヤがありました。そして、リワークが2週間後にスタートするということで、緊張と不安だったことを今でも覚えています。

リワークがスタートしてすぐのラジオ体操は、まるで北アルプスを縦走したときのような体力的な疲れが出て、帰宅したらすぐに寝るという日が続きました。

初めて参加するプログラムは、メンバーの方々がハッキリ自分の考えや気持ちを述べておられる姿を見て、この人達はなぜリワークに参加しているのか分からず戸惑いがありました。私は、メンバーの方々と一緒にプログラム参加できるのかという不安や、自身の行動や発言に対して、メンバーから返ってくるフィードバックを恐れていました。その反面、不安や恐れ、緊張を少しでも軽減したい、視野を広く見たいという葛藤がありました。プログラム中、昼休み、放課後にメンバーの方々と休職に至った経緯や気持ちを共有することで、さらに悩んでしまったことや不安になってしまったこともありました。しかし、メンバーそれぞれが、私と同じく不安や恐れ、緊張などがあることが共有できて、このメンバーと共に『リワークをすごしたい!』、『卒業したい!』という思いができました。

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Y.H.さん(リワーク在籍期間:1年)

『通勤訓練がはじまり、卒業を間近にして』

職場への通勤訓練がはじまって、2週間が経過しました。1週目は電話が鳴る音や休職前に担当していた業務について話しているのが聞こえたときにしんどく感じたり、ひさしぶりに職場に通ったため、体に疲れを感じたりしましたが、認知療法で学んだ認知のゆがみに気づいたり、担当の心理士の先生の助言により、次の週にはかなり落ち着いてきたと感じています。

リワークに参加してほぼ1年経ちますが、いまでも、

・ひとりで勝手に考えてほかの人に相談しない
・まわりのことが見えていない
・自分ができると思うと勝手に暴走してしまう
・答えに窮すると取り繕ってしまう

など、自分の特徴は、休職前と変わっていないと感じていますが、自分にはこのような特徴があるんだと、ということを、担当の心理士の先生やメンバーの方からのフィードバックによって、気づくことができました。

リワークの卒業が「ゴール」ではありません。むしろ、ようやく「スタート」ラインに立つことができたのではないか、そんな感じがしています。職場に戻ってからは、自分の特徴を意識したうえで、まわりの方から声をかけてもらえるような雰囲気づくりをしていくことによって、再休職しないための「自分づくり」がどれだけできるのか、にかかっているのだと思います。

最後に、こんな私を最後まで見続けてくださいました担当の心理士の先生はじめスタッフの皆様、そして、こんな私といろいろとお話ししてくださいましたメンバーの皆様、本当にありがとうございました。

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S.M.さん(リワーク在籍期間:8ヶ月)

リワークへの参加は、主治医のすすめで、右も左もわからず、言われるがままに参加しました。とりあえず、三か月出席すれば、自然と卒業でき、復職ができるものと確信していました。プログラムには、意欲的に参加していたかというと、そうではありませんでした。個別面談やセルフチェックでは、そういった点をも含め、厳しい指摘があり、それらを受け入れるのには時間がかかりました。プログラム的には負担は大きかったですが、リワークの居心地は非常に良かったです。みんな同じ境遇で、休職に至ったという背景があり、誰も現状を非難、否定するメンバーがいないという安心感がありました。家で何もする気が起こらず、ダラダラ過ごしていたことを思えば、リワークは、プログラムうんぬんより、規則正しい生活ができることと、話ができる仲間がいるということはとても良かったと思います。 私の休職の理由は、専門部門を超えた、転勤と昇格のためで、自分には全く非がないものと思っていました。しかし、リワーク参加が数か月たち、プログラムを重ね、個別面談など通していくうちに(時間はかなりかかりましたが)、自身の弱さや、プライドを気にしていたこと、立場がこうあるべきと強く思い込んでいたこと、偏ったコミュニケーションの取り方など、原因となるところが山と出てきて、それらのことがわかり始めると、向き合うのにはとてもつらいものがありました。その辛さと向き合うのが嫌で、なんとなく、リワーク参加も嫌になり、惰性で参加していたよう時期がありました。ただ、この時期において、支えてくれたのは、メンバーの皆さんで、常にかかわりを持ってくれ、話しかけてくれました。また、個別面談でも、今の思いや言動にアドバイスをいただき、常に自分を見つめられるように導いていただきました。 今、職場に復職し、試し勤務をしていますが、復帰した場所が、転勤を伴うものなので、仕事内容や人間関係、自分の立ち位置などすべてが一から作り直しです。非常に労力を伴うものですし、大きな不安もあります。しかし、リワークで学んだことや、HWでの思考の癖への気づき、面談等で指摘された、たくさんの課題に一度に対応しない、ストレスへの気づきと対処を心がけるようにしているつもりです。 改めて、リワークを思い返すと、単なる通過点ではなく、学びの場であるとともに、心地よい居場所でありました。また、自分と向き合う、良い時間でもありました。 メンバーのみなさん、スタッフのみなさん、多くの経験、学びをありがとうございました。

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D.Y.さん(リワーク在籍期間:6ヶ月)

『卒業文集』

まず、私の「休職」という体験が、リワークCRESSとの出会いのはじまりです。休職体験は、苦しい期間のはじまりでした。その間は、人生のどん底だとさえ、思っていました。そんな中、リワークCRESSと出会い、いろんなことを学び、私に立ち直るきっかけを与えてくれました。まず、約2年間にも及ぶ長期の休職に入ったわけですが、その休職期間中は、私にとって、どのような時間だったのかといいますと、まず、何もする気力もなく、元気がまったく出ない状態でした。まさに、人間の抜け殻のような状態で、ほんとに人生のどん底状態とさえ、考えていました。こんな状態だから、休職から復活なんて、私には、できないと、そんなことばかり考えていました。もう、自分の人生も終わったとさえ、極端な思いも沸いてきていました。そんな先のまったく見えない真っ暗闇の中に一筋の光が見えました。それは、リワークCRESSとの出会いです。そこから、新たな自分が始まりました。職場の上司の勧めもありましたが、リワークに参加しようという気力が出始めました。そして、2019年10月28日からリワークに参加し始めることとなりますが、不安と緊張の中から、リワーク生活が始まりました。私の復職に向けた、言わば、挑戦がスタートしました。右も左もわからないリワーク生活で、これから、大丈夫だろうか、ほんとに自分に務まるだろうかとそんなことばかり考えていましたが、まず、私と同じ悩みを持たれている多くのメンバーの皆さんと出会いました。そして、たくさんのことを学びました。まず、自分と向き合うことの大切さを学びました。それは、自分自身を知るということが、いかに大切であるかということです。また、「今」を大切にするということを学びました。今を大切にしないと過去の自分も否定してしまうことにもなりますし、未来の自分に向き合うこともできなくなります。そして、人との関わり方、コミュニケーションの大切さを学びました。多くのメンバーの皆さんに出会い、時には、厳しいことを言われることもありましたが、それ以上にメンバーの皆さんからたくさんのことを学びました。メンバーの皆さんとコミュニケーションを取ることで、改めて、人間関係の難しさにも気づかされましたし、それ以上に、「人の大切さ」というものを学びました。そして、弱音を吐くのは、決して、恥ずかしいことではないということを学びました。強がりばかりを見せていた私は、弱音を吐けず、誰にも相談することさえ、できず、「休職」に至ってしまったということもあります。ここに書ききれないほど、たくさんのことを学びましたが、要は、自分を知り、自分に正直になるということをこのリワークで改めて、学んだわけです。今回、復職して、職場に戻った訳ですが、これからも大切にしていきたいことというのは、まず、自分を大切にしたいと思っています。自分を見つめ直し、自分に正直になることだと思っています。そして、過去を大切にしたいと思っています。「休職」という自分にとっては、いやな過去も、そのことがあったからこそ、リワークと出会い、仲間と出会い、今、こうやって、復職できている、過去の自分があるからこそ、未来の人生があるということを忘れてはならないと思っています。そして、人を大切にしたいと思っています。リワークでたくさんの仲間と出会い、時には、笑い、時には、黙ることもありましたが、そういう人との繋がりがあったからこそ、今の自分がある、人間というものは、自分ひとりでは生きていけない、周りの助けがあるからこそ、生きていけるとそう思っています。また、今を大切にしたいと思っています。今が積み重なることで、これからの未来が開けていく、そういう今を大切にしたいと思っています。そして、何より、自分に正直に向き合うこと、自分を知ることこそが、一番、大切なことではないかと思っています。

約6か月間というリワーク生活で得たものは、たくさんありますし、職場でも必ず役立つことも学びました。自分が、徐々に変わっていくことを肌で感じました。今まで、味わったことのない感覚です。変わろう変わろうともがいている自分ではなく、リワークのプログラムを通して、それら、プログラムに真剣に向き合うことで、何かに導かれるように自分が変わっていきました。こうやって、変わった自分をこれからも大切にしていきたいと思っています。この6か月という期間は、長いようで、あっという間でした。リワーク参加当初は、乗り切れるだろうかと不安でしたが、今、実際に復職している自分がいるということを忘れずに、また、このリワークで学んだことや経験したことを大切にこれから歩んでいきたいと思っています。

最後になりましたが、メンバーの仲間の皆さん、先生方、ほんとにありがとうございました。この貴重な経験を与えてくださった、それぞれの皆さんに改めて、感謝したいと思っています。ほんとにありがとうございました。

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H.S.さん(リワーク在籍期間:8ヶ月)

『卒業文集』

リワークに参加した当初は仕事ができず、家にいても子育ても家事もできなくて会社にも家族にも迷惑をかけ自分には価値がないと思い、生きる事が辛く感じ、将来に希望がもてませんでした。

リワークに通いプログラムに参加するうちに変わっていく他のメンバーを見て自分も変われるかもしれないと感じるようになりました。

今まで真剣に「自分」と向き合うことはありませんでしたがリワークでは様々な場面で「自分」と向き合うことになり人付きあいが苦手な私ですが少しずつ気持ちに変化が起きメンバーのみなさんと関係を築きたいと思うようになりました。

そして実際に行動も変わり、今までは自分からコミュニケーションをする事はなかったのですが、メンバーのみなさんと話せるようになるために昼休みにメンバーのみなさんに自分から話しかけるようにしたり、放課後に残って話の輪に入るようにしたりしました。

少しずつみなさんと話ができるようになっていき、フィードバックをもらい気付きを得ることもありました。みなさんと話ができるようになりリワークも楽しくなりました。

また先生との面談では自分が気付いていない考えの偏りに何度も気付かせていただきリワークでの取り組み方を修正する事ができました。

卒業を間近にして思う事は看護講座を受け、生活習慣とうつ病との関係を学びウォーキング・筋トレ・瞑想を取り入れたり、食生活と睡眠サイクルの改善に取り組みだした頃から、体調が安定し、より集中力をもって色んなプログラムに取り組むことができるようになったと思います。

在籍している約半年の間には「自分が全然変わっていない」と気を落とすことやプログラムの中で自分の無力さに心が折れそうになる事もあり決して平坦な道のりではありませんでしたが先生方やメンバーのみなさんとのかかわりの中で、他者を思いやり大切にすること、そして自分の事も大切にすることが重要なんだと気付かせていただきました。

私にとってリワークへの参加は人生を変えるくらい重要なライフイベントだったと感じており、結果的に参加できて本当に良かったと思います。

先生方やスタッフの皆さん、そして一緒に過ごしたメンバーの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

アフターリワークでお会いできることを楽しみにしています。

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S.K.さん(リワーク在籍期間:1年)

『ここで出会った皆さまへ』

リワークには丸一年在籍させていただきました。40~50人くらいのメンバーさんとお会いしたことになります。2019年の交流会では、当時すでに卒業されていた皆さまともお話しさせていただくことができました。

私にとってリワークは、「自分以外の人と関わる場であったこと」そのものに意味がありました。

当初リワークの治療的意義を考えもせず、自分の問題は自分で考えて解決して3か月で卒業だ!と思っており、メンバーさんたちとも最初はただ社交性を武器に“付き合っていた”私でしたが、皆さんと関わり正直に向きあう中でこそ、自分とも向き合うことができたのだと、今は思えています。

最終的にリワークで向き合うこととなった「一人で立てこもる自分」「人を関わらせない自分」は、いろんな場面、いろんな形で出てきていました。それをメンバーさんたちがいろんな方法で私に伝えてくれていました。(直接・間接、言語・非言語、etc.)

リワーク1か月、3か月、半年…でのいろんな出来事も、感染症対策でリワークが休止・縮小された期間の過ごし方も、卒業間近のプログラムでの困り事も、もっと言うと休職前に職場で起きていたことも、今振り返ってみるとどこか通ずる「自分」がいたなぁと思うのです。

でも、そんな「自分」を「これが自分の悪いところだ」とは言いたくない…です。ただそれでも、「この性質が自分や相手や場が困っちゃう原因になりうる」ということは、今分かっています。そして復職後も同じようにこんな「自分」が出てきて、困ったことが起こる可能性は低くないのだろうな…と思います。

「こういう性質の自分が、他者との間で、あるいは社会集団の中で、どう在り、どう振る舞うのが“より良い”のか」を見つめ続けることは、今後も私の大事なテーマになるでしょう。それを考えるとき、できれば一人でではなく、そのとき関わっている人たちと一緒に考えることができたらいいなぁと思っています。(リワークでそうしてきたみたいに。)(ちょっと、理想論すぎるかも?)

最後に。。。

私の在り方や考え方に理解を示して下さりリワークという場を与えて下さった和田先生、最初のリワーク説明会から長く私を導いてくれた北岡先生、生活を整える大切さを根気強く伝えて下さった戸井先生、優しさと厳しさをもって見守って下さった心理士・看護師の先生方、毎朝笑顔で迎えて下さった受付の皆さま、そしてリワークで出会い関わってくれた全てのメンバーさんたちに、心から感謝を伝えたいと思います。

私の人生を振り返ったときにきっと大事だと言える1年間を、共に過ごして下さりありがとうございました。そして今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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D.Y.さん(リワーク在籍期間:6ヶ月)

『CRESS卒業を控えて』

‘20年7月ももうすぐ終わりという昨日、卒業式を開いていただきました。CRESSで過ごせるのも、本日を入れてあと2日となりました。

私は今回で5回目の休職となりました。職場心理士の先生からのアドバイスもあり、今回リワークへの参加を決めた際、「もう50歳も過ぎ、休職は絶対に繰り返したくない」との思いから、生活リズムを整え、心理学的な対応策を知識として得る、だけではなく、徹底的に自分を見つめ直し、自分を知りたいと思いました。

そこで参加する事に決めたのがCRESSです。「集団(=職場)での自分の振る舞いを知りたい」という気持ちに、CRESSの集団での活動に重きを置いている部分が合うと感じたからです。

CRESSでの活動が始まってから最初の3ヶ月程は、自分が正しいと思った言動が、メンバー・スタッフの皆さんから逆説的なフィードバックを受けイライラしたり、自分ならうまくできると思った事が全くできず落ち込んでいるところへ、皆さんからの客観的なフィードバックにより留めを刺され落ち込んだりしていました。自分の心の中に持っている、"万能感"の様なものが崩れていきました。休職した時とほぼ同じ気分、何とか参加はしているものの、自分の殻に閉じ籠った日々が続きました。

そんな日々の中、少し気分が落ち着いた時に、それでも自分がCRESSに通い続けていられるのは何故なのだろう?と考えました。

スタッフ、メンバーの皆さんからのフィードバックは、確かに厳しく感じていました。でも、冷静になって考えれば、決して的外れなものはありません。それは私の事を、皆さんがよく視て、聴いて、感じてくれているからこその言葉なのだと思える様になりました。なかなか私が言葉にしない、できない、したくない自分の気持ちを、態度から汲み取っていただけること。見られている怖さと、見守られている安心感の同居。

それからは、職場で継続的に出勤できていた時の、「困ってないか?調子に乗って飛ばし過ぎていないか?」と頻繁に声をかけてくれていた上司や同僚の姿と、皆さんを重ねて過ごせる様になりました。

安心できると同時に、また"万能感"が登場します。グループ作業というプログラムのリーダーに立候補します。ただ今までと違うところは、暴走しようとする私を見て、それに気付いて、抑えてくれるメンバーの皆さんが居る事です。

皆さんに助けられ、自分でも暴走する予兆を感じ、少しそれに気付ける様になりました。自分の役割を考え、メンバーの皆さん全員の総意を汲み上げ、それぞれが力を発揮できる状態を造る事に意識を注ぐ様になりました。他者の言動や気持ちに目を向ける行為は、私には今まで無かったもので、新鮮ですが、とても難しい事でした。

またこのグループ作業の期間中に、私を見守ってくれていると特に強く感じていたメンバーの方が卒業をされます。その辛さや淋しさが、発症のきっかけになったであろう、父を失った事と重なります。そこから、家族、特に父との関係に目を向ける事になりました。今の自分の特性は、父との関係にも起因しているのではないかと、1つ着目する点を見つける事ができました。

その頃から、各プログラムや、スタッフ・メンバーの皆さんとのやり取りが、どんどんと網の目の様に繋がっている感覚を持ち始めます。自分の事がわかりだした嬉しさと、自分はとても厄介な奴だぞとの思いが交錯し始めます。この気持ちは、この文を書いている時点でもまだ残っています。

そして私を動揺させる大きな波、新型コロナウィルスの影響による、リワークの一時的な中断がやってきます。復職に向けて職場にアプローチをかけ始めていた私はパニックです。その話を聞いた瞬間から、何が何だかわからないまま涙が出て止まりませんでした。

徐々に復職へ向けて…と思っていたのに、いきなり放り出された、放置された様に感じたのだと今では思います。

これはCRESSで感じた2回目の休職同等の体験です。先生からのアドバイスもあり、その日のうちに職場へ連絡、復職は一旦白紙に戻しました。

このCRESSの中断、縮小期間は私にとって、休職を経て復職に躍起になる自分を再現し、クールダウンしていろいろ考え直す良い期間となりました。個別面談での担当心理士の先生からの助言も受けながら、自分の事を見直す事ができ、また少人数だからこそ見えて来るメンバーの皆さんの言動、気持ち等、これからの糧になるものをたくさん得られたと思っています。

CRESSの終日かつ全メンバーでの再開と合わせ、復職への動きも再開しました。今までは、復職日を自分で決めてしまい、そこに向かって職場規定の面談等をこなす事を続けてきましたが、今回は初めて、日程を流れに任せ、話す事もその場で"その時の自分の気持ち"を伝える事に意識を向けて臨みました。先の日程が見えない不安、準備をせずに面談等に向かう不安。これを受け流せる自分である事も、課題の一つだったからです。

また、"その時々の自分の気持ち"に目を向け言葉にする事、が自分には全然できていない、もしくは、したくないのだという事も、CRESSが中断、縮小されていた期間に気付いた事です。

全面再開以降、CRESSでの時間を、自分のその時の気持ち(自分に対して、メンバーの皆さんに対して)を言葉にする事に意識を集中して過ごしました。この意識を持って過ごす事で、メンバーの皆さんの言動や気持ちが、以前よりは視える様になった気がします。また、それを言葉にする事で、視えなかった部分も視えて来る事があります。更に、それに対し、気持ちを言葉で紡いでいく。過去の自分の意識には、全くなかった行為です。

私にとっては、とても疲れるけれど、それ以上に充実した時間を過ごす事ができました。また、メンバーの皆さん各々との気持ちにも、近付く事ができた様に感じています。

私にとっては居心地のよい場所となったCRESSも、明日で最後になります。

自分自身の咄嗟の言動に、何か変化があったとは思いません。ただ、自分の言動、その時の気持ちを、客観的かつ多面的に振り返る事ができる様になった事、それが私にとっての大きな武器になったと感じています。

今後、何かしんどい気持ちになる事があっても、一緒に自分の事を感じて、考えてくれたメンバーの皆さんに、心の中で泣き言を言って、相談をして、後悔を溜め込まず、"今この瞬間"の自分に正直に生きたいです。生きます。そして、現実世界でも、CRESSでの皆さんとの関係を再現できる様に、自分から働きかけていきます。

‘19年10月から10ヶ月の期間、担当心理士の先生ならびに全スタッフの皆様、CRESSの歴史を創ってくださった過去在籍メンバーの皆様、私の在籍期間にご縁のあったメンバーの皆様、そして何より卒業の時に一緒にいてくださったメンバーの皆様にとても感謝をしています。

また、その時間を与えていただいた、職場の皆様、家族にも改めて感謝をしています。

お世話になりました。そして、どうもありがとうございました。

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