リワークを利用された患者様の感想[2025年7月~2026年6月]
- Aさん(リワーク在籍期間:152日)
- Bさん(リワーク在籍期間:326日)
- Cさん(リワーク在籍期間:390日)
- Dさん(リワーク在籍期間:173日)
- Eさん(リワーク在籍期間:222日)
- Fさん(リワーク在籍期間:81日)
- Gさん(リワーク在籍期間:180日)
- Hさん(リワーク在籍期間:124日)
- Iさん(リワーク在籍期間:257日)
- Jさん(リワーク在籍期間:718日)
- Kさん(リワーク在籍期間:269日)
- Lさん(リワーク在籍期間:80日)
- Mさん(リワーク在籍期間:289日)
- Nさん(リワーク在籍期間:320日)
- Oさん(リワーク在籍期間:215日)
- Pさん(リワーク在籍期間:145日)
- Qさん(リワーク在籍期間:256日)
- Rさん(リワーク在籍期間:324日)
- Sさん(リワーク在籍期間:155日)
- Tさん(リワーク在籍期間:117日)
- Uさん(リワーク在籍期間:369日)
- Vさん(リワーク在籍期間:138日)
- Wさん(リワーク在籍期間:373日)
Aさん(リワーク在籍期間:152日)
『CRESSで改善できた自分』
当初、CRESSに参加したのは、①定時の起床 ②日中定時の外出 ③定時の就寝という基本的な規則正しい生活を送ることが目的で、ある意味気軽に参加を決めていました。
ところが参加してみて、各プログラムの難しさや大変さに気づかされました。例えるなら、怪我をして簡単なリハビリセンターに通うつもりが、ガチの筋トレジムに入ってしまった感じで後悔さえ覚えました。
私は体調を悪くしてから、何かをやる前から最悪の結果を招くのではないかと妄想し、不安に駆られて極度に委縮してしまう傾向にありました。従って取り分け難しく感じたのが「日直の朝の一言」 「セルフチェックの3分報告」 「個人プレゼン」 「SST」でした。既存メンバーの皆さんが上手に話をされているのを聞いてとてもハードルが高く感じられ、参加して最初の1ヶ月はとてもしんどくなり、途中で辞めたいとさえ思ったこともあります。
しかし2ヶ月目に入り、プログラムを一通り経験すると、徐々に慣れてきた感覚が芽生え、やってみたら意外と上手く発表できたりして、過度に緊張することもなくなりました。元来、人前で話すこと自体はそんなに苦手ではなかったので、CRESSのプログラムに慣れることで頭が正常に機能し始めたんだと実感することができました。
3ヶ月目からは、慣れが自信に変化していったように思います。
やる前から不安に駆られるのはあくまでも妄想であって、やってしまえば意外と上手くいくという感覚は自信に繋がり、職場に戻っても生かされる感覚だと思います。
復職を迎えるにあたり不安はありますが、CRESSでの経験を生かして、自分と向き合いながら仕事に取り組んでいきたいと思います。
Bさん(リワーク在籍期間:326日)
『卒業文集』
会社を休職してからCRESSを利用するにあたって、私の中で「葛藤」がありました。CRESSを利用すると最低でも3ヶ月は「休職」となる。私はこの事について会社への申し訳なさや罪悪感を感じていて、主治医の先生から勧められてもすぐには利用せずに、会社の上司との面談や通勤訓練をしました。しかし、通勤訓練も2回で会社に行くことが怖くなり、最終的には上司と電話することさえ怖くてできなくなりました。
- 1. CRESSでの気づき
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そこで私は「自分を変えなければ仕事をすることはできない」と思い、「自分を変えたい」と意思からCRESSの利用を決意しました。
CRESSの環境については、最初とても緊張して周りのメンバーから「大丈夫だよ、もっと力抜いていいよ」と言ってもらえたり、会話もメンバーの皆様はとても優しくて、いつの間にか私の中で「ここは安心できる場所」になっていました。この事はプログラムの中でメンバーの一人から「いつの間にか話せるようになったね」と言ってもらって気づきました。
CRESSの環境に慣れていく中で私は、自分自身で直すべきだと思っていたところを「自分の欠点リスト」を作成して、メンバーにプログラム外の休憩時間に見せて、直したいことを相談しました。その時の言葉が衝撃的で「これは欠点じゃない! 気付きだよ!」という指摘をもらいました。ある種、復職への目的となっていた自分の直すべき「欠点」が欠点じゃないと指摘を受けたときには、「え?じゃあどうしたらいいんだ?」と分からなくなりました。復職に対して焦っていた私は、メンバーやスタッフに相談していきました。
ある日のプログラムの中で、メンバーから「貴方は自分の相談はよくするけど、人の相談を聞いたりしてますか?」と聞かれて、その問いには「聞いてますよ」と答えましたが、そこから、「貴方との接し方が分からず、お客様感覚で接していた」という指摘も受けて、私は「メンバーと対等に接してなかったんだ」ということに気付いて、自分の見たくなく出したくなかった一面である「繊細な自分」が出てきてしまい、すごく自己嫌悪しました。
「繊細な自分」については変わりたい願望もありながらも、とても難しくスタッフと相談している時によく「貴方は自分を責めすぎている」と言われてきました。また、プログラムで知識を得ていくうちにふと出てきた感情に対して、「これは歪んでいる認識だ」と思考で抑えつける「頭では分かってはいることだけど苦しい感覚」が出てきました。
CRESSには、体調不良や用事以外では休むことはなかったのですが、参加する姿勢には、気持ちのしんどい時とそうでない時ではっきり出ていて、気持ちがしんどい時には「誰とも話したくない」気持ちになっていて、「ここにいていいのかな? 他のメンバーの迷惑になってないかな」と思うことがよくありました。又、泣くことも多くて時には、病院に入ってすぐにスタッフに泣きながら相談しにいったこともありました。しかし、不思議なことにすごく落ち込んで悩む日々が続いても時間がたつと少しずつ回復していって、また話せるようになり、CRESSで過ごす日々を経てその回復する時間も短くなってきました。
私は、メンバーやスタッフからの会話から「繊細で落ち込んでしまっても回復して戻ってこれること」が強さなんだということに気付きました。正直、今でも「折れない強さ」が欲しい等「強くなりたい」とはよく思いますが、「自分を変えたい」よりも「今の自分を受け入れて頑張ろう」と思っています。
CRESSのプログラムの中には「自分にはとてもできない」と思うものもありましたが、時間が経つにつれて「挑戦してみたい」と思うようにもなりました。ただ、メンバーから心配の声を聴くと自信を無くし悩むこともありました。しかし、やるとなった時には必死になって取り組み、その時には不安を感じない体験もありました。しかし、このときの私は何でも一人でやろうとして、人に頼るという選択が取れないという普段は人に相談してばかりだった私とは正反対の一面がでてきました。
また、月日が流れるなかでCRESSを卒業していく人たちや新しくCRESSに入った人達でメンバーが変わっていったり、スタッフやプログラムにも大きな変化もあり、その中にはこれまでのCRESSを知っているからこその「違和感」を感じることもありました。特にプログラムについては思うところがたくさんあって、プログラム中に感情的になってしまい、プログラム後にスタッフにプログラムに対する想いを長時間話すこともありました。その時に「貴方はCRESSを大事にしているからこそ色々な想いが出てくるんだね」と言われて、「この感情はCRESSを大事にしているからこそだったんだ」と気づきました。
- 2. 会社との向き合い、社会復帰へ
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CRESSで過ごしていく中で、私は月に1回、会社の人事の方と相談しに行ってました。3ヶ月程経ったときに、私は会社の人と主治医の先生、そしてスタッフとでの面談をしたいと言って、実際にしました。その時は、「まだ、復職には厳しい」ということを話していたのですが、この後、会社と休職期限についてトラブルがあって、戸惑いましたが、結果的にはそのまま会社を退職しました。
その後、私は「社会復帰」を目指してCRESSを利用することにしました。
今後について、「そのまま転職活動をするか、障害者手帳を取って就労移行支援に行くか」の二択がありましたが、私は「会社には、予め自分を知ってもらった上で働きたい」と強く思っていたので、迷わずに就労移行支援に行くことを決めました。
ただ、決めはしたもののなかなか行動に移せず、「今の私がCRESSを卒業して大丈夫かな?」と主治医の先生に相談していました。そこで主治医の先生から「貴方は考えるより先に行動した方がいい。考えると動けなくなるから」と言われました。私は、「確かに」と思い、就労移行支援へ相談、体験、病院との面談を経て卒業を迎えることができました。
- 3. 最後に
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卒業文集を書いている今のタイミングが偶然、CRESS交流会に参加した後日なのですが、先に卒業された方々にお会いした時に「心配していたよ」と言ってもらい、感謝の気持ちと申し訳ない気持ちの両方がでました。
改めまして、主治医の先生、CRESSのスタッフの皆様、そしてCRESSを一緒に過ごしたメンバーの皆様、今まで本当にありがとうございました。
Cさん(リワーク在籍期間:390日)
『生き直しの1年』
私はCRESSで1年と1ヶ月を過ごした。長かった。色々なことがあった。リワークに参加しようと決めたのは自力では復職は無理だと悟ったからだ。強くないのに強そうに見えて、アクも強い私はCRESSがなければ復職には辿り着けなかった。貴重な時間・出会い・機会にとても感謝している。振り返ってみて感じたことを以下に棚卸ししてゆく。
- 自己管理の難しさ
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私は自己管理が苦手だ。感性が豊かで衝動的かつ直感的な部分を持ち合わせているため計画的に自分を制御するのが難しいし、そもそもやりたくない。好奇心旺盛で色々チャレンジするし、やろうとしていることにマッチすれば、うまくいくこともある。その反面、自分と現実が合わないときにそれを修正することが著しく苦手だ。
物心がついた頃から困っていて、規則を厳重に守ることに固執してみたり、いい子になろうとしたり、勉強して論理的な正解を導いたり、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」を地で行ってみたり、Give and takeのGive多めにしてみたり、足で稼ぐことにこだわってみたり、さまざまな手段で『適応』しようとしてきた。そのうちわからないときにとにかく見て、理解につながる何かを得ようとするようになった。人が好きなのも相まって、一生懸命に人を観察する。空気を読む能力はあまりないが、無理もしながらなんとか世を渡っていたのだと思う。残念ながら体力・気力は無尽蔵ではないので、燃え尽きた。スタッフには「どうして無理してまでやるんですか」 「生活の記録が嫌なのはなぜでしょうね」「規則正しい生活っていいものですよ、それだけで体も気持ちも楽なのに」と言われた。すごく嫌味に聞こえて不快だった。
ところで私は休職中にゴルフを始めたのだが、ドツボにハマると改善困難であった。そこで自分のフォームを動画撮影してみた。フォームの見方がわからないので、失敗したものだけをみても何が悪いのかよくわからなかった。動画の活用を諦めた。間を開けて、今度はうまく行ったものと失敗したものを見比べた。やっと気づいた。「肩に力入りすぎて空振りしてるやん。」この過緊張はゴルフだけでなく机に向かうときや緊張したとき等も同様であり、目が醒めるかのような発見だった。
残念ながら自分の心を撮影するのは難しい。しかしこうやって文章を残したり、記録を継続することが心にとってのビデオになりうる、よく分からなくても気づけるチャンスとなり改善の可能性があることも実際に経験してしまった。まだ生活記録については苦々しく思っているが、まだお付き合いが必要だと腹を括ってはいる。
- 結果主義・目標と自分を認めること
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元気だった頃には『昨日(1週間前)のことが遠い昔のことのように思える。あんなこともこんなこともあったでしょう』な自分だった。「子どもの頃は時間を長く感じるが、大人になると時の流れは早く感じる」ということが聞かれるが、実は私はあまりその感覚を知らなかった。しかし調子を崩してからは『1日 (1週間)がとても早い』と感じるようになっていた。
この違いがどこから来るのか考えた。時を長く感じている私は自分の中での『見えないプロセス』を尊重できていたのだと思う。結果が出てなくても「これにチャレンジできたのはよし」とか、「1週間前よりマシ」とか、うまくいかなくても自分でよしと評価する部分を持てていたと思う。かつては周りからしたら絶望的な状況でも、自分は『なんとかなるかな』と飄々としていたこともあった。あまり出していた自覚はないが、もしかすると某メンバーの言っていた私の強さの一部なのかもしれない。
ところが結果主義に傾倒するとこれまで重みを伴って評価できていた『見えないプロセス』を無価値、空白、そして存在しないものと認識するようになった。自信がなくなっていった。スタッフに「役割がないと存在しちゃいけないと思っている」 「ありのままの自分を受け入れてほしいと思っているけれど、それを許されないと思っている」と指摘されて、問題認知はしたが、打開の糸口を掴むことができずこのまま卒業する不安がとても強かった。
さて、卒業の1週間前に『反証』を見つけることができた。グループ作業でリーダーをやった時「もっと私はうまくやれないのか」 「もっと頑張りたいけど、これ以上やると潰れそうだ」と自己嫌悪は強かった。でも同時に「無理なものは無理やから手をつけない」「本筋はこうだけど、今の私には難しいから別の方法をやってみよう」等、そのときの自分にできることをしていた。紙面が仕上がった時の自動思考に「もっとこうしたかった」もあったが、それよりも強かったのが「今の自分、今のグループでやれることはよくやったと称えたい」だった。この気持ちは他のメンバーの共感を得られなかったように感じ、「これは負け惜しみかもしれない」と心のしこりとして残っていた。改めて考えるとありのままの自分やグループを多少は受け入れられていたのだと思う。スタッフの指摘は『自分を認めたい気持ちを周囲の人に投影している』様子を現していたのかもしれないと考えた。
しかしまだ怖いこともある。結果主義は他人からの期待を起源としたものだけでなく、自分から湧いてきた「こうありたい」 「こうなりたくない」等の目標志向からも発生しうる点だ。自分のあるべき姿を厳格に作るほどスキーマとなって自由に動ける範囲は狭くなってしまう。ここは未開拓地の残存が懸念されるため、全くうまくいかないと感じるときには疑ってみて、その元気もないならまずさっさと食べて寝て、また本当に?と疑ってみようと思う。
- 細く長くあきらめないこと
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諦めが悪いのも私の特徴だと気づいた。解決できないことを完全には諦めず、寝かせておくことができる。
複数のメンバーさんが「相手を許せなかったときにその人とは2度と関わらないことにしていた」と言っていて驚いたことがある。(私はこれを『人間関係リセット症候群』と呼んでいる)私は苦手な相手について、受け入れられる側面があれば絶縁でなく保留することもあった。自分に関われるエネルギーがあるときや「今ならいけるかも!」と思ったときにチャレンジしてみる。某メンバー2とプログラム外で話せなくなったことがあったが、最終的に腹を割って話せるようになったことがある。そのメンバーが「今まで接触を諦めた相手と仲直りしたことがなかったので、こんなことがあるんだと驚いている」と言ったことを聞いた時は諦めなくてよかったと感じた。
これは人間関係だけでなく、編み物とか、園芸でかつて枯らした植物とか、以前失敗した料理でもそうだ。編み物は少なくとも3回は目がかぞえられなくなって諦めたが、今回カゴバッグを完成させたのにはものすごく達成感を感じている。失敗でくよくよすることはあるが、なんだかんだ私は自分を信じているし、最終的な部分で自分を諦めていないのだと思う。それも強さに見えるのかもしれない。ただし抱え続ける、チャレンジし続けることはしんどい。「こうする!」と心を決めた方が苦しくない時ももちろんあるし、一度全く別の立場から見てみないと気づけないこともあった。某メンバー2には「あなたがここに来ている理由がわからない」と言われたずっと後に「弱みがわかりにくすぎる」と言われた。某メンバー3には「私さんがよく出来るように見えていたが、これまでの苦しかった経験を聞くことで涼しい顔してやってるんじゃなくて、努力して手に入れたものなんだとわかって、親しみが湧くようになった」と言われたことも合わせて、自己開示を意識した方が良さそうだと考えている。
- まとめ
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私の性能や感性は尖っているから、これからも失敗はたくさんするだろうし、生きていくのに困ることや苦しいことはたくさんあると思う。同時に面白い・楽しいことも見つけられる自分を取り戻しつつあると思う。私の経験が何かを支えることを祈って、筆を置く。
Dさん(リワーク在籍期間:173日)
『私とリワークとの出会い』
私はこれまで3度の休職経験があります。何かうまくいかないことがあると、「私がわるい訳ではない」 「周囲の人たちのせいだ」という感情がありました。今、振り返るととても情けない感情だと思います。今までの私は自分自身の感情とじっくり向き合うことがありませんでした。
3度目の休職を経験し、復職プログラムを受ける際に「リワーク」を知りました。いくつか紹介されたリワークの中から直感で選んだのがリワークプログラムCRESSでした。初めてCRESSの部屋に入った時の緊張感や雰囲気は今でも鮮明に憶えています。自己紹介を終えた瞬間、メンバーの皆さんの拍手がとてもあたたかくて、すごく嬉しかったです。私をちゃんと見てくれている、私の声を聞いてくれているという安心感が得られました。
それぞれのプログラムを体験していく中、初めて知ることや改めて学ぶことがたくさんありました。難しい言葉も多く、理解するのが大変でしたが、どのプログラムにおいても、自分の感情や考えと向き合っていましたし、少しずつ自分と向き合うことができるようになりました。どうして、今まで自分と向き合わなかったのかなと思ったり、自分のコミュニケーション能力の低さにがっかりしたときもあります。でも、CRESSで学んだことがきっかけとなり、私は今までの自分を全く理解していなかったことに気づきました。それと同時に、相手のことも理解しようとしていなかったことに気づきました。このことに気づいてなかったことがとてもショックでした。私に足りないものが何なのかがわりましたし、まだ他にも足りないものがあるはずだと考えるようになりました。CRESSでの学びがなければ気づいてなかったと思います。
CRESSでは、いつどんなときもスタッフの先生方は色んな角度から私を受け止め、見守ってくださいました。私の言動で困ったり悩んだりされたことがたくさんあっただろうな、しんどいと思うこともあっただろうな…。こんなに恵まれている場所や時間があっただろうかと思うことが幾度もありました。自分と向き合うことの大切さや向き合い方を教えてくださいました。時には厳しく、時には優しく。友人や家族以上に教えてくださいました。本当にありがとうございました。
そして、一緒に色んな経験を重ねてきたメンバーの皆さん、ありがとうございました。皆さんと出会えたことで今まで見えてなかった自分を見ることができました。頑固な私とお付き合いいただき本当にありがとうございました。
CRESSを通して、自分の感情を理解し、自分にふさわしいメンタルリズムを知ることができたように思います。なかなか自分を知る楽しさや喜びを感じることはできないと思います。時には、辛いことや悲しいことに気づいたこともたくさんありましたが、その気づきがあったので、楽しさや喜びを感じることができたと思っています。自分をちゃんと理解できていないのに、他者のことを理解できるわけがないと思うことも増えました。自分と向き合うことがこんなに大事なことだったと気づいていなかった自分が腹立たしい。今まで、自分を大事にできていなかったことが悔しい。でも、今の私にはCRESSで学んだことがあります。今日までの人生、無駄なことは何ひとつ無かった、何歳になろうと学ぶことが必ずあるんだと思っています。これからは自分の気持ちや考えを大切にしながら、これまでに出会った人、これから出会う人の気持ちや考えも大切にして生きていきたいと思います。
Eさん(リワーク在籍期間:222日)
『私的リワーク体験記〜リワークに興味を持ったあなたへ〜』
復職を目指し産業医との面談を経た私に突きつけられた「復職を不可とする」と書かれた通知書。どうしたらいいのか解らず、上司に聞いてみるも「同じことを繰り返すしかない」とにべもない返事。絶望かふてくされか別の何かは今となってはわからないが、2~3日寝込む日々。ふつふつと怒りの感情がこみ上げてくるなか、通知書に書かれていた「リワークが望ましい」の一言。復職不可の理由欄に書かれていたため納得はできなかったが、これから何をしたらいいのかわからず八方ふさがりの状態にあった自分の心には引っかかるものがあった。通っていた病院(当院のこと)でリワークを開設していることは知っていたので医師に相談してみることに。幸い許可を受けて、リワーク参加に至る。
というところが私がリワークに参加する経緯だが、当時は相当追い詰められていた。「自分は会社から必要とされていないのか」「もう辞めるべきなのか」との思いも浮かぶ中、「とにかく何かやらなければ、動かなければ」との一心でリワークへの参加を決意した、と言えば聞こえはいいが、要は生きる目的を見失った人間がすがる対象がリワークだった、というのが近い。
そういった感じでリワークへ参加し、プログラムを受けるが、なにせ「目的を見失った人間」なので身が入らない。プログラム自体は楽しく、興味深いものだったが、「これで本当に復職ができるのか」などの思いが脳裏をよぎる。自分で決断をしたのだから、と言い聞かせて通う日々が続く。
環境に慣れてくるにつれ、ある種の余裕が生まれ、いろいろ考えることも増える。リワークのメンバーからの発信やプログラムを介して、怒りや焦りとは別の感情が生まれ、気持ちが整理されていく感覚を覚えた。
そんなある日、職場の方から連絡が入る。心理士の先生から送られてきた報告書を見た、復職に向けて動いていきたい、とのこと。嬉しい、この機会を逃したくないという思いとそれに反するかのような焦らず、慎重に進めなければと冷静な自分もいた。前の面談のときは「早く復職しよう、いやしなければ、自分が復職できないわけがない」程度のことしか考えていなかったことを思えば大きな変化だ。再度産業医との面談に臨むことになり、かなりの緊張感を抱えるが、落ち着け、焦るなと自分に言い聞かせる。
そして迎えた面談日、産業医と話す。前回の面談でどのようなやり取りがあったのか、正直よく覚えていないが今回はかなり好感触と感じる。「きちんと自己分析ができている」「自分の弱点がわかっている」など、自分ではそうかな?と感じる一方で、そう思われるような発言がができていることにリワークで過ごしてきたことへの自信が生まれてきた。結果無事に復職可の通知が来、ようやく復職できることになった。
今この文章を読んでいる方の中には、リワークへの参加を検討している方もいらっしゃると思う。リワークがどういったものなのか、といったことは当施設のパンフレットやネット上の情報、この文章に掲載されている他の方の文章をご一読いただきたい。この文はあくまでも私の個人的な体験を記したものにすぎない。ただ、あなたがリワークへの参加を躊躇しているのなら「とりあえず、参加してみたら」との言葉を贈りたい。
ここまでの文でわかると思うが、私は目的を見失った状態でリワークに参加した。そのような人間でも復職することができた。あなたが私と同じような状況に追いつめられているのなら一層強く勧めたい。何よりここには「仲間」がいる。年齢・職種・状況は様々だが復職を目指す参加メンバーの話を聞き、言葉を交わすことはあなたの今後の状況に必ずプラスになるし、一人で悩むつらさを味わうことは確実に減るだろう。
実施されるプログラムを通じて今までの自己を振り返ることも増え、自分の新たな一面を見いだす可能性もある。それは仕事に追われる今までの日々ではなかなか出来なかったことでもある。復職を目指すあなたにとって、リワークという場は必ず心強い味方となり、手助けをしてくれるはずだ。
ただ、誤解してほしくないのだが、リワークという場は手助けはしてくれるが、復職をする主体はあくまでも「あなた自身」だということ。私は誤解していたし、参加メンバーの中でも誤解している人がいるが、リワークに通うことで自動的に復職できる、ということではない。あなたが自分と向き合い、それでもなお復職に向けて動いていきたいという意思を見つけることができたときに「心強い味方」としてリワークは寄り添ってくれる。そういった理解を私はしている。
この文を読んでいるあなたの事情を私は当然ながらわからない。復職以前にまず体調をよくしたい、もう今の仕事を辞めたい、自分はちゃんと仕事できている、等々。この文は休職中に復職の意思を示すも拒絶された人間が復職に至るまでの個人的な体験である。参考になるかは何とも言えないが、こんな奴もリワークにいるんだ、と思っていただければ悩みながらこの小文を紡いできた身としては嬉しく、報われた気持ちになる。
Fさん(リワーク在籍期間:81日)
『リワークを通して学んだこと』
私は3回目の休職を経験して、会社の勧めでリワークプログラムに参加しました。
当初は不安な気持ちが大きく、上手く通い続けられるのか自信がありませんでしたが、「もう一度自分を立て直したい」という思いで、一歩踏み出しました。
リワークのプログラムでは、生活リズムを整えることを中心に、ストレスとの向き合い方や、体調管理の大切さなど、日常生活にも役立つ多くの事を学びました。
最初の頃は体調が安定せず、思うように参加できない日もありましたが、スタッフの方々や同じように頑張っている仲間の支えもあり少しずつ前向きな気持ちを取り戻すことが出来ました。
通所を重ねるうちに朝決まった時間にも起きて出かける習慣が身に付き、体力や集中力も回復していきました。
プログラムに取り組む中で「自分が何につかれていたのか」 「これからどんな働き方をしていきたいのか」を見つめ直す時間が生まれ、心の整理がついていったように感じます。
振り返ってみると、休職という経験は、私にとって決して無駄ではありませんでした。むしろ、これまでの生き方を見直し、これからの人生をどう歩んでいきたいかを真剣に考える貴重な機会となりました。
リワークで学んだ「自分を大切にすること」や「無理し過ぎない事」の大切さを忘れずに、これからは少しずつ、自分らしいペースで前に進んで行きたいと思います。
最後に、リワークで学んだことや出会った人たちへの感謝の気持ちを胸にこれからも自分らしく前に進んで行きたいと思います。
Gさん(リワーク在籍期間:180日)
『しょうがないこと』
妹を自死で亡くしている私は、職場で立て続けに起こった関係者の自死や自殺未遂をきっかけに、「自分も辛いことがあると妹と同じように自死をしてしまうんじゃないか」という強迫観念に駆られるようになり休職に至りました。医師から復職の条件としてリワークへの参加が必要と言われ参加することになるのですが、グループの中でのコミュニケーションを中心とした集団療法では、私のこの強迫観念の治療や復職へ向けての回復はできないんじゃないか? 傷つくようなことがあれば死にたくなってしまうのではないか? と当初リワークの適応に懐疑的でした。
そんな中リワーク4ヶ月目に母を癌の術後の経過の悪化のため亡くすということがありました。とても悲しい出来事でしたが、母の看病を通して「私も母のように強く生きることも出来るのかもしれない」と強迫的な考えが揺らぐ出来事にもなりました。そしてこの出来事をきっかけにやっと「復職しても大丈夫かもしれない」と思えるようになりました。
私がリワークで得たものは強迫観念の克服ではなかったのかもしれません。でも、アートセラピーや映画紹介を通して自分の悲しみに気付き、意図せず思いを表現していた自分にも気付き、悲しみを見せてもいいんだと思えるようになったのは大きな自分の変化です。また、日々行う認知行動療法を通して、私が人に対して抱く感情が、自分の内面に対して抱いている感情と同じだということに気付くこともできました。“人は自分の鏡”だとよく言いますが、それを実感するような出来事でした。“人の苦手なところが自分の中にもある”と気付くことは苦しく嫌な体験です。それでも気付けたことで自分を客観的に見ることができ、苦しみとどう折り合いをつけていくかを考えるきっかけになりました。
リワーク内外で様々な葛藤を経験して私は、「しょうがないこともあるんだな」「それでも生きていけそうだな」ということを実感として感じるようになりました。これって誰にでも得られる単純な経験のように思えますが、実はかなり尊い体験なんじゃないかな? とも思っています。母の死やプログラムの内容、内省を繰り返す日々、支えてくれる周囲の人の存在… そういった全てのタイミングや縁が重なり得られた瞬間。担当心理士の先生の言葉を借りるならばまさに“めぐりあわせ”のように思えます。そしてつまるところ私は、こう思えることを求めて苦しんでいたように思います。
もしもリワークに通っていなかったら? もしも母が亡くなっていなかったら? 私の選択や分岐点にはいつも「これでよかったのかな?」 「どうしてこうなったのかな?」が転がっています。でもこうして心から「しょうがなかった」と思えることが今の私の救いです。
最後に、苦しみながら通ったリワークの日々の中でたくさん話を聞いてくれたメンバーのみなさん。いつも冷静に見守ってくださった先生方。復帰の為の調整をしてくださった職場の方々。そしてリワークへ飛び込む勇気をくれた大切な息子に感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました。
Hさん(リワーク在籍期間:124日)
『卒業文集』
私は52歳にして30年働いた会社を退職し4月から新しい会社へ転職しました。定年まであと8年、人生で1度ぐらいは転職しても良いかなと思ったからです。しかし、転職先の人間関係が最悪でわずか3ヶ月での短期離職となりました。入社の時、私を面接してくれた部下の人から業務を引き継ぐというのが最初の仕事でしたが、引き継ぎ作業に全く誠意がなく機械的でした。転職したばかりで右も左もわからない人間にとって全く分からない引き継ぎでしたが、質問も出来ないような状況となりそれに端を発して鬱を発症してしまい退職することになりました。
私は6月末に退職して7月末からリワークに通うようになりました。私はリワークを再就職するための手段と割り切って考え通っておりました。私が就職活動をする許可を主治医の先生に貰うため、私の状況を知ってもらって判断してもらうことが、私に取ってのリワークの主目的でした。もしリワークに行ってなければ2週間に1回外来で通院して、そこでの5分の診断だけで再就職活動をしても良いかどうかの判断を主治医の先生にしてもらうことになりますがそれは非常に困難でした。7月末にリワークに通い始め、最初は午前中だけの参加で1週間が過ぎ、個別作業で読書をするためにリワークに通って何の意味があるのだろうと思っていました。しかしそのうち様々なプログラムに参加してメンバーの方と交流したり、自分自身と向き合ったりした結果、心理的にも良い方向に向かいまして、9月には先生から就職活動を始めても良いとの判断を頂き11月末で就職先が決まりリワーク卒業となりました。
振り返ってですが、こんなにも就職まで時間がかかり苦労するとは正直思っていませんでした。ここに来た当初はリワークに通うのは長くて2ヶ月と思っていたのが丸4ヶ月かかりました。やはり50歳を超えると就職も難しいというのが現実とよく分りました。
最後に、リワークで出会った方には本当によくして頂きました。休み時間に色々話しできたり、一緒にプログラムに取り組めたり時にはゲームをしたりして楽しかったです。ここで学んだ事やリワークの仲間との交流経験を活かして今後の人生を過ごしていきたいと思います。
以上
Iさん(リワーク在籍期間:257日)
『リワークで学んだ自分』
2023年の夏ごろから不眠や、仕事で書類や打ち合わせの内容が頭に入らない、という症状が始まり、最初は加齢かとも思っていたのですが、11月に歩いている時に急にスイッチが切れたように足が止まり何も考えることもできなくなることがあり、心療内科を受診しました。診断は「過労うつ」で、すぐに休職しなければいけないと言われましたが、当初は「休みたくない。休むと会社を辞める思考になりそうで嫌だ。会社を辞めたくない。」という気持ちが強く、主治医と相談し仕事は続けながら通院治療を続け、仕事でも残業はしない働き方を続け、約8ヶ月で寛解となりました。ただ、その後半年しないうちに再発し、2025年の1月に、その時には気力も大きく低下しており「もう、どうでもいいか」という投げやりな思考で、休職することにしました。
休職してからしばらくの間、体調は悪化していく一方で、一人で生活を送るのも難しい状態でしたが、2ヶ月ほどして安定してくると少しずつ気力も出始め、4月に診察で「来月からリワークを始めましょう」と言われた時は嬉しかったのを覚えています。リワークの説明を聞いて、その時は「3ヶ月で卒業し、夏には復職」と考えていました。
5月からリワークを始め、7月に入り、そろそろ復職を具体的に考えるタイミングかな、と思っていた頃に、一つ大きな転機がありました。今振り返ると、その頃は「もう復帰しても大丈夫」と言ってもらえるように振舞っていたところがあったな、と思います。面談で担当スタッフと話している時に「じゃあ、なんで再発したんでしょうね?」と問いかけられ、言葉に詰まりました。続けて「それが分からなければ、次に再発しないと言えますか?」と言われ、根本的なことが頭から抜け落ちていたことに気付かされました。
リワークの説明を受けた時から「うつになった原因を考えることで再発を防ぐ」は聞いていたのに、いつの間にか復職するための理由作りが目的になっていたように思いました。それから、色々と自分を知る努力を始めました。
CRESSのリワークでは、様々なプログラムでメンバー同士で話し合うディスカッションの時間が多く取られています。そこで、できるだけ自分の素直な意見を言葉にし、それに対して他のメンバーがどう思うのか意見を聞き、なぜ自分はそう感じ、考えるのか、を考えるようになりました。
自分は公私をはっきりと分けたがり、一人きりの空間でしか「私」で居られないことや、人間関係に「上下」「優劣」 「勝ち負け」といった価値観を強く意識していること、答えのないことに対して自信が持てないから、仕事の評価のように「正しい」と自分で思えることに必要以上に依存している、といった認知の歪みやコンプレックスに気付くことができました。気付いたと言っても、正確にはこれらは全て、薄々は自分でも気づいていながら、目を背けてきたことでした。それを、メンバーとのディスカッションの中で言葉にして話すことで、きちんと向き合い、それが自分の特性なのだと認められるようになりました。そうして初めて、なぜ自分がうつになったのか、再発したのか、を深く考えられるようになり、結果として、元の職場に戻るのが怖い、新しい環境で改めて自分に合った仕事の仕方を模索したいという想いから、会社を退職し新たな道を選ぶことにしました。
リワークを通して、自分自身が変わったとは思いません。苦手なことは苦手なまま、不安なことは不安なまま、ストレスに感じることも変わりません。ただ、自分自信の理解が深まったことで、ストレスを感じる時に「苦手なことだから疲れるな」や、感情的になる時に「嫌いな状況で、感情的になっているな」と、自分を俯瞰してその状況を受け入れられるようになったことで、以前のように、自分の嫌な部分から目をそらす、苦手な状況で我慢する、とは違う「認める」という選択肢が持てたことが一番大きな収穫だと思います。
最後に、担当いただいた先生からは面談の中での雑談で「いつかIさんが自分にどんなイメージを持っているか聞いてみたい」とリクエストをいただいていたので、ここで書いておこうと思います。面談時には、私が自分の内面に対して自分で「気付き」を得られるような言葉をたくさんいただき、それができる専門的な知識と経験には素直に尊敬と信頼の気持ちがあります。また、他のプログラム内などでお話を聞いていると、色々なことに興味を持ってチャレンジして楽しむ、お茶目な面もあるのだろうな、という印象です。
スタッフの皆様、本当にありがとうございました。メンバーの皆様も、一緒に色々なことを体験し意見を言い合い、とても助かりました。ありがとうございました。いつかアフターリワークで笑顔で会いましょう。
Jさん(リワーク在籍期間:718日)
『A part of my life』
メンバーによっては「長いようで短かった」などの感想となるのだろうが、私にとってのリワークは「長かった」の一言に尽きる。
気が付けば2年ほどの歳月が経った。それは漫然と過ごした日々では無く、考え続けて、行動し続けた密度の高い日々であった。
長くなりそうなので、何を一番に伝えたいかと考えた結果、やはり感謝だと感じる。多くのメンバーやスタッフと関わることで今の自分がある。本当にありがとうございました。
では、テーマ別に私のリワークの経験を振り返ってみようと思う。これが誰かの一助となれば幸いである。
- ・ここに来た時、どういう思いだったか
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3回目の休職でどうしたらいいか分からず、藁をも掴む思いでこちらのクリニックを受診してリワークへの参加を決めた。当時はリワークで何か得られたら、自分を変えられたら良いなと漠然と思っていた。というのも、2回目の休職時にリワーク自体は別の場所で参加経験があり、そこでのリワークではあまり変化が感じられなかったのでそれほど期待していなかった。また、自分がなぜ休職してしまうのか、理由が自分でも分かっていなかったので何をどう変えれば良いのかイメージが出来なかった。
そんな思いの中、こちらのリワークに参加してすぐのプログラムでメンバー間の言い争いを目の当たりにし、とんでもないところに来てしまったと衝撃を受けたのを今でも覚えている。
- ・変化、気付き
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自分の休職理由を探りながら通っていたが、最初は人に何か意見を言うのが怖く、担当のスタッフに「言えない」と相談し続ける日々だった。根気強くスタッフも相談に付き合ってくれ、相談し始めて1ヶ月ぐらいたったある日、プログラムでメンバーに意見を言えたことがきっかけで、少しずつ主張出来るようになった。今では自分でも驚くほどに意見を言うようになり、それが原因でトラブルになったのも苦い思い出である。
また、リワークに参加して3ヶ月ほど経った頃に仕事の一場面をロールプレイするプログラムのSSTで、初めて主人公役を担当して、自分の感情がよく分からないことに気づいた。そこからは毎日、自分が感じたモヤモヤを「私の目標シート」に書き出して自分の心の動きを追い続け、今となっては自分の中にある怒りの感情や反発心が分かるようになった。これらの感情は無かった訳では無く、自分が目をそらして見ないようにしていたと気づけた。
また、自分の感情を追い続けていくうちに何がしんどいのかが徐々に分かるようになった。その状態で休職前を振り返ると、同僚や上司など誰にも相談出来ていなかったことが辛かったのだと気づいた。また、営業のノルマや無理難題を押し付けられていたのもしんどかったと分かった。
- ・なぜ2年もいたのか
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個人的な思いとしてはリワークに参加して1年になる辺りで、もう復職して働けるという思いが強くなり、会社と連絡を取り始めた。しかしながら、会社の対応が悪く、復職の話が遅々として進まず、今後どうすれば良いのか分からない不安に押し潰されそうになっていた。そんな時にリワークのスタッフは「こんな状態でリワークから放り出したりはしません」と言って、復職の目処が立つまで支え続けてくれた。今となってはもっと早くに転職に踏み切っていれば良かったかもしれないという思いもあるが、ずっと変わらず接してくれたメンバーやスタッフには本当に感謝している。
- ・今どういう心境か
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これからが定まっていないことへの不安はあるが、このリワークでしんどいながらも必死にやってきた自負があり、新しい環境になってもなんとかサバイブしていけるのではないかと思っている。
- ・伝えたいこと
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このリワークに来ているメンバーの皆さんやこれを読まれている方はとても優しい方々が多いと感じている。その優しさから「自分の発言が人を傷つけないか」と不安な人も多いのではないだろうか。そこで、私が発言出来るようになった考え方をお伝えしたい。
「境界線」という考え方は聞いたことがある人もいるかもしれないが、自分と相手の間にある心理的なラインのことを指している。では、自分と相手の間に何本の境界線があるとイメージしているだろうか?
おそらく自分と相手の間に1本の境界線があるというイメージをされる方が多いのではないだろうか。私もスタッフにこの話を聞かされるまでは同じように1本の境界線だと考えていた。
しかし、スタッフが言うには自分の前に1本、相手の前に1本の2本の境界線があるというのだ。例えば、自分が意見を言った時にボールは相手の境界線の内側に入るのではなく、自分の境界線と相手の境界線の間にボールはある。そのボールを相手が自分の境界線の中に入れる、入れないは相手の判断領域であると。
なので、発言をするというのは相手にボールを押し付けている訳でない。発言する自由があれば受け取る自由がある。
もちろん発言に責任は伴うが、受け取る、受け取らないは相手サイドの領域なので自分だけが心配したり気を遣ったりするものでもない。
この境界線という考え方は、コミュニケーションにおいてとても役立ち、今でも頻繁に思い出している。
- ・最後に
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色々とメンバーとぶつかることもあり、もうリワークをやめようと決意したことも正直あった。
それでもここまで続けられたのは自分の話を聞いてくれたメンバーやスタッフの存在があったからである。これを読まれている方も困った時やしんどい時は是非、リワークのメンバーやスタッフ、または周りの人に相談してみて欲しい。「話すことで何が変わるんや」と思って、そもそも相談するという選択肢が頭になかった私だが、今では相談というものの重要性を痛感している。
このリワークは変わりたい人にとっては何かを変えることができる場であると信じている。常に問題意識を持ち、独りよがりにならずメンバー、スタッフを巻き込みながら改善に向けて取り組んでいけばきっと何かを得られるだろう。しんどい時もあると思うが、諦めずに取り組んでほしい。私の卒業後もこのリワークが困っている人に寄り添える場所であり続けることを願っている。
Kさん(リワーク在籍期間:269日)
『卒業文集』
- はじめに
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主治医の先生、担当していただいた前任の担当の先生、後任の担当の先生、その他の先生方、リワークメンバーにお礼申し上げます。
今回の休職がすでに4回目になり、これまで職場での人間関係や長時間労働など様々な理由で休職になっていた自分。他人と比べて打たれ弱いと思ってはいましたが、どうすることもできない。仕事を休んでは戻って、また休むということを繰り返していました。
そんな自分ですが、参加するまでは「リワーク」という言葉すら知らなかったですし、何のために参加するのかも考えていなかったです。
ただ主治医の先生に提案していただいたから、それがリワーク参加を決めた理由でした。そんな状況なので、プログラムに対しては手をあげて発言したり、グループワークで振られるまで発言することもないぐらいに積極性もなく、リワークメンバーとのコミュニケーションという社交性もない「空気の様な存在」でした。
数ヶ月程度そのような形で過ごし、ここに居る意味も分からないですし、職場というストレスから解放されている状況だったこともあり、戻っても大丈夫かなと思うようになり、最短でリワークを卒業しようかなと考えていました。
ただプライベートで自分にとっては大きな問題に直面し、一人ではどうすることも出来ず自暴自棄になりかけました。リワークを休もうと思ったりもしました。そんな状況でしたが、遅れてリワークに参加したときに、唯一頼れると思えたのが前任の先生でした。先生だから今の自分の状況を話してみよう。そう思える雰囲気を作ってくれていたのもありがたかったです。
そしてこのとき、人に頼るということの大事さと辛いことを誰かに話をし聞いてもらう大切さに気付くことが出来ました。
このタイミングでようやくリワークに参加するように提案して頂いた意味が分かったような気がしました。そこからは、スタッフの先生やリワークメンバーとの関わりを少しずつ増やしていくようになりました。午後のプログラム終了後、即帰宅ではなく、16時まで残って他愛もない話をしたり、メンバーの悩み事を聞いたり。リワークに来て、楽しいと思うようになりました。この世界の中で、リワークは「唯一自分が居られる場所」なんだと思うようにもなりました。
そこからは、数ヶ月程度経ったから復職するのではなく、なぜ復職するのか、今までの人生を振り返ってみて、何がしたいのか真剣に考えるようになりました。それに役立ったのは自己分析の時間やグループディスカッションでした。
特に最初の頃は好きではなかった自己分析も、自分というものを改めて知る機会だと思うと楽しさを感じるまでになりました。リワークに参加を決めたときに懸念していた日直の朝の一言、個人プレゼン。2回目の朝の一言は10時30分を迎えたときにはまだ何を話をしていいかわからず、めちゃくちゃ困った記憶がよみがえってきます。それでも、リワークという失敗が許される場所だと気持ちを切り替えれたので、無から話をして無事に終えることができました。
そうした小さな成功体験とトレーニングを繰り返したことで、それでも、自信をもって何も見なくても話ができるようになりました。これは、復職をしたときに急に上司にプレゼンをふられても「まぁなんとかなるでしょ」と思える武器を手に入れた気持ちになりました。個人プレゼンは毎回自分自身に課題をもって取り組むことで、原稿なしで、周囲の反応をみながら話をするところまでチャレンジさせてもらいました。
そのような経験を繰り返しできるのがここのリワークの良さで、今まで苦手で出来なかったことや、極力避けて通りたいと思っていたことも、とくにネガティブな気持ちにならずにできるようになったので、自分自身の成長を実感し、今なら復職しても大丈夫かもしれない。そのような気持ちになったので、主治医の先生に相談し、卒業することを決めました。
ただ、リワークを卒業すると決めたときに、ここから離れる寂しさもあり色んなスタッフの先生の前で何度か泣きました。この経験で、アイドルの卒業発表で泣く気持ちも理解することができました。リワークを通じて、色んな経験をさせてもらい、今まで気づいていなかったことにも気づかせてもらいました。
職場はリワークほど自分のことを知ってくれるわけではないですし、理解しようとしてくれないとは思います。ただ、そんな辛い状況になったとしても、リワーク卒業後はアフターリワークという形でまたスタッフの先生、先に卒業をしていったリワークメンバーにあえるので、そこで悩み事など相談できればなと思います。そこで話をすることで、再び休職になりにくい社会人としての人生を歩んでいきたいと思います。
- 前任の担当の先生へ
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私の担当となっていただき、ありがとうございました。
最初が先生でなかったら、今の自分はいなかったと思います。
なじめず、悩み事をあっても表面上取り繕って過ごすのは変化できなかったと思います。 - 後任の担当の先生へ
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最初の頃、個人プレゼンをどうするか色々と相談させていただきありがとうございました。
復職が決まってから、何度も何度も心配をおかけしました。
Lさん(リワーク在籍期間:80日)
『折に触れて思い出す場所』
週末の朝になると夫がラジオ体操をするので、娘と3人で横並びになってやってみた。ラジオ体操といえば、リワークの朝の日課だったことを思い出す。メンバーが増えるにつれて場所が手狭になり、伸ばした手が壁に当たっていたことなども、懐かしかった。
昨年の10月の半ばから病気休暇を取り始めた。体は休まっていると感じても、心の中は「再び働くことができるのだろうか」という不安でいっぱいだった。怖くて働くことができないという萎縮する気持ちと、この先働かずに生活を保つことはできないという現実的な不安がせめぎあっていた。特に、娘の成長を考えると「働かない」という選択肢は自分にはないと強く感じていた。だからこそ、働き続けるためには、自分の考え方を変えていかなければならないと思った。不安を抱えながらも、リワークという場所で自分が変わることに望みをかけていた。
12月中旬に通い始めたころは、とにかく緊張していて、毎日発言しようと気を張っていた。振り返ると、人事異動の関係で3月までには復職したいという思いがあり、早く変わらなければと焦っていたのだと思う。通い始めの意気揚々とした気持ちは、そうした焦りと、どこか受け身なお客様感覚のようなものに支えられていたのかもしれない。しかし次第に、足取りは重くなっていった。
様々なプログラムを経験する中で、当事者意識が育ち、自分の生きづらさや課題を突きつけられるようになった。SSTでは過度に緊張し、うまくできないと感じて尻込みした。チャレンジワークなどの話し合いでは、意見をまとめる過程で頭の中が混乱し、うまく進行できるメンバーに嫉妬しては自分を恥じた。グループ作業では関わり方が分からず、役割がないことに不安や疎外感を覚えた。長い休憩時間も、周囲の楽しそうな会話の中で孤独を感じることがあった。「その場に貢献しないと居場所がない」 「人と関われない自分はダメだ」という考えが、自分を苦しめていることに気づいた。気分の落ち込みに飲み込まれ、通うことが億劫に感じる日もあった。
それでも、朝礼や個人プレゼンでメンバーの話を聞くことは興味深く、楽しみだった。自分の番で話すことにはとても緊張したけれど、それをきっかけに少しずつ人と話す機会も増えていった。大人になってから、自分の内面を他者に話し、また他者の話を聞く機会は多くなかったように思う。自分を開示することで、人との関係が少しずつ拓けていくことを実感した。
思い描いていたような大きな変化を感じられないまま、卒業の日を迎えた。もっと時間をかけてもよかったのではないかという迷いもあり、復職直前は感情が揺れやすかった。復職後は、「毎日職場に通うこと」を目標に、とにかく目の前のことを淡々とこなすことに集中した。最も不安だった職場の人たちの反応が温かかったことにも支えられた。気づけばひと月が経ち、希望していた人事異動も決まった。異動先の職場は、以前のような張り詰めた空気はない。それでも、「自分の役職としての仕事ができていない」 「人とうまくコミュニケーションが取れていない」といった長年の自動思考が、自分を責めることもある。それらすべてにうまく対処できているわけではないけれど、そうした思考に気づき、距離を取ろうとすることは以前よりできるようになったと感じている。すぐに結論を出さず、続けていく中で分かることや、他者との関わりの中で見えてくるものがあると信じている。これからも地道に日々を重ねていきたい。
短い間でしたが、丁寧に向き合ってくださった先生方、そして多くの影響を与えてくださったメンバーの皆さんに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
Mさん(リワーク在籍期間:289日)
『リワークでの大切な経験』
学生の頃も、社会人になってからも、いつもどこか対人関係で不安や怖さ、異様な疲弊など、漠然と生きづらさを感じていました。「自分が不器用だから上手く人と関われないんだ」「我慢して過ごしていたらなんとかなっていくのだろう」と、確かに感じているしんどさを「自分がおかしいから」と蔑ろにしてきちんと向き合おうとしていませんでした。「上手く生きられない自分」というレッテルを貼って、自分で自分を否定していました。
リワークに参加してプログラムを受け、心理士の先生とお話をしたり、メンバーの方々と関わる中で、自分の価値を人からの評価に委ね、相手の顔色を伺い過剰に適応しようと力んでいる自分がいること、他者との境界線の曖昧さ、完璧主義や極端な思考(白黒思考やべき思考)、本心と外側の振る舞いの乖離、自分の内面や負の感情を打ち明けることの抵抗感、何かいつも自分に感じている罪悪感や後ろめたさ、理不尽や筋の通らない悪意に対する強い憤りなど、ただぼんやりと捉えていたしんどさの奥にどういう感情や思考の癖があるのかを深掘りして、徐々に気づいていくことができたと感じています。
しんどくて見たくないこと、幼稚だったり傲慢で認めたくない黒い感情など、見て見ぬふりをして蓋をしてしまいたくなるけれど、しんどさの奥でどういうことが起こっているのか、良い悪いでジャッジするのではなく、ありのままと向き合って認めていくことで、小さな変化に繋がったり、凝り固まっていたものが少しずつ昇華されていったりするのかなと思えるようになりました。
リワークの中で、幅広い年代、これまで様々な異なる経験をされてきたたくさんの方々とお会いできて、一緒にプログラムに取り組み、お話を聞けたことが自分にとってとても貴重で大切な経験になりました。
また、先生方のサポートや面談での対話を通して、自分一人では気づくことができなかったさらに奥の思考に目を向け、自分の内面をより深掘りして整理することができたと感じています。
たくさんの方々との関わりの中で、その人その人によって感じ方や考え方が全く異なるということを実感しました。自分のフィルターを通した一面的な見方で物事や人の感情を決めつけてしまうところがあったのですが、自分の感じ方、捉え方が全てではない、本当は違った事実があるということを、身をもって感じることができました。
また、理解できなかったり腹が立ったりすること、素敵だな、憧れるなと感じることなど、一人の人に対して抱く色々なエネルギーの感情があっても良いのだと、好きと嫌いの白黒ではない人の複雑性に気づくことができました。そしてこれは自分に対しても言えることだと思います。完璧じゃなくて良い、弱みや負の感情を見せても良い、失敗や衝突があっても、それだけで関係性が終わってしまうわけではないのだと実感しました。
プログラムの中で、プレゼンやディスカッション、グループ作業の役職など、これまで苦手だと避けてきたことにも少しずつ取り組むことができました。人前で話すこと、注目を浴びることがとても苦手な自分には無理だ、務まらないと思いながらも、いざ挑戦してみると案外何とかなるのだ、その都度きちんと乗り越えてこられたのだという自信を得ることができました。
自分が大きく変化した実感はまだあまりありません。でも、リワークでの気づきや経験、メンバーの方々や先生からいただいた言葉が自分の中に積み重なっているのは確かに感じています。これから社会復帰して、困難やしんどさに飲まれそうになった時も、リワークで得られた大切な経験に立ち返りながら、焦らずに少しずつ前に進んでいきたいと思います。
約9ヶ月間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
Nさん(リワーク在籍期間:320日)
『生き方を見つめ直した日々』
私は約10ヶ月半このリワークでお世話になりました。その間、本当に語り尽くせないほど多くの出来事がありましたが、これまでメンバーの皆さんや先生方にたくさん支えていただき無事に卒業を迎えることができました。本当にありがとうございます。
リワークに通い始めた当初、私は職場の人間関係における辛い経験から、人と関わること自体に恐怖を感じており、ぎこちないコミュニケーションしか取ることができず、常に緊張しながら参加していました。しかし、そのような状態の私に対してもメンバーの皆さんは温かく受け入れ、関わろうとしてくださり、「ここで頑張っていきたい」という思いが少しずつ芽生えていきました。
当初はプログラムの意図を十分に理解することができていませんでしたが、次第に一つ一つのプログラムが再発防止の治療として考えて構成されているものであることに気づくようになりました。そして、それに気づいていくと同時にプログラムを考えてくださっている先生方への感謝の気持ちが湧いてきて、貴重な場を提供していただいているというありがたさを感じながら過ごさせていただきました。先生方は日々私達一人一人のことを考え、時には大変な状況もある中で、丁寧に向き合い導いてくださりました。その姿に深い尊敬の念を抱くとともに、その姿を見て自分も社会復帰を果たし、誰かの役に立ちたいと思いました。
私は昔から感じていることを言語化するのが非常に苦手で、人とコミュニケーションをとることに高いハードルを感じていました。なのでリワークに来た当初はプログラムや個別相談でもしばらくは自分の気持ちが言語化できず、「頑張っていきたいと思ったものの、こんな状態で果たして自分はやっていけるのだろうか?」という不安を強く感じました。
プログラムを受ける中でまず気づいたことは、「自分がどうしたいのか」という感覚自体が自分の中に存在していないということでした。言語化が難しいという以前に「自分はこうしたい」という気持ちがなければ、自分の考えを言葉にできないのは当然のことなのですが、当初はそのことにすら気づいていませんでした。
これまで私は、他者がどう思うかを気にするあまり、自分のことなのに自分で決めることができず、他人に選択を委ねるように生きてきたところがありました。その原因について個別相談や内省を通して考えていくうちに、そこには職場でのトラブルだけでなく、小さい頃の家庭環境や人間関係における深い傷つきが影響していることに気づきました。そして、自分の意思を押し殺して主張できなかった経験から、無意識のうちに自分を他者より低く位置付け、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先すべきだという感覚を強く持つようになっていたのだと感じました。
また、私は自分の中の怒りの感情をうまく感じ取ることができない傾向がありました。個別相談を重ねるうちに、過去に怒りの感情で押さえつけてきた人に対して嫌悪感を抱いていることがわかり、そこから生まれた「怒る人=悪い人」というイメージから、「自分はそのような人と同じ存在になりたくない」という思いで、怒りの感情そのものにブレーキをかけていたのだと思います。そして自分の中の怒りに蓋をし続けて見ないようにしていると、本当に最初からなかったかのように自分でも全く感じられなくなってしまうのだなということに気づけました。
そうしてリワークに参加する中で浮かび上がってきた色んな思い込みや考え方の癖は、過去の職場だけでなく私生活や生き方そのものに至るまで、様々な場面で影響を及ぼし自分自身を苦しめていました。そして、それに気づいてからはリワークで自分と向き合うことが私にとって、単に社会復帰を目指すということだけではなく、生き方そのものを見つめ直す機会であると捉え、真剣に自分自身と向き合う決意をしました。
そこから、プログラムや日々のジャーナリングを通して自己理解を深めていくうちに、次第に自分の気持ちに焦点を当てられるようになり、少しずつですが自分の気持ちに合う言葉も見つけることができるようになっていきました。するとリワークでの学びと私生活が結びついていくような感覚があり、私生活にも変化が現れ始め、自分の考えを言葉にして相手に伝えることができたり、自分の気持ちを大事にした選択がとれるようになっていきました。
そんな私の数あるリワークの経験の中でも特に大事だったと感じることは「まず経験してみること」です。かつて在籍していた先輩メンバーさんがプログラムの中で「やってみたら何か得るものがあると思うので、ぜひ皆さんまずはやってみてください」という言葉をおっしゃられていたのですが、その頃の私は積極的にプログラムに参加できず、変わりたいという思いは強くあるのに何も進んでいないような停滞感がありました。そこから先輩メンバーさん達の励ましやアドバイスをたくさんいただき、勇気を出してまず一歩行動して経験をしてみたことがきっかけとなり、そこから自分の中での変化が加速していったと感じています。勇気を出して踏み出してみた最初の一歩というのは全然うまくはできませんでしたが、実際にやってみることで何かしらの気づきがあり、その気づきから新たな疑問や課題が生まれ、それがまたやってみようという次の一歩につながっていきました。
そうした連続の中で少しずつ少しずつ前に進んでいき、その積み重ねが今につながっていると感じています。
最後に、本当にこのリワークで学んだことは、大袈裟ではなく自分の人生を変えるようなものであったと感じています。もしリワークと出会えていなかったら私の人生はもっと苦しいものになっていたと思います。これから先のことに対する不安もありますが、自分にはこれまでメンバーや先生方からいただいた言葉や思い出があるので「一人ではない」とも感じています。これからもここで得た経験を活かしながら進んでいきたいと思います。これまで大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
Oさん(リワーク在籍期間:215日)
『ありがとうリワーク』
リワーク参加前は主治医の先生や会社から復職可と判断してもらうため、休職前の体力や気力を戻すことを主な目的としてリワークの参加を決めました。参加当初は半日参加だけでも思っていたよりも疲れてしまうことが多かったと記憶しています。リワークに通う目的として、生活リズムを整え、メンバーとコミュニケーションを取りながらプログラムを受講し、疲れない身体を作るためということだけでも大きな意義があると思っています。しかしプログラムを受けていく途中で、休職前の自分に戻るだけでは再発してしまう恐れに気付き、再発防止のために自分自身と向き合って、何が課題なのかを考えていかなければならないと強く感じました。
リワークでは自身の感情について考え、その感情がどこからきているのかを深堀りする機会が多く、それを当初はうまく考えることが出来ず、なぜ深堀りをする必要があるのかと疑問を抱き、ストレスに感じることがありました。しかし、自分の感情について考えることは休職の原因に気付けるヒントになり、自身の認知の特徴を知ることで自己理解につながる意義があることだと分かりました。リワークに参加し、自身の理解を深めることができましたが、引き続き、再発防止のために復職してからも自分との付き合い方を考えていく予定です。
勤務時に自分のことを犠牲にして意見を言わないことや、一人で抱え込むことがありました。リワークでも同じような経験をし、この課題を解決するためには周りに自身の意見を伝えることや相談をするなどして周囲の力を借りる行動を取れることが必要だと気付きました。誰かに頼ることや相談することは相手に弱みを見せ、恥ずかしいという考えがあり、自分で自分を追い込む認知をもっていたことが休職の原因の一つだと気付きました。
自分一人では気付けないことが、メンバーやスタッフの先生方がいるリワークでは気付けたと実感しています。理由は様々ですが。しんどい経験や辛い思い、苦しい経験を経て参加しているメンバーの言葉に共感し、大きな気付きがありました。そんなメンバーだからこそ過去の自分の苦しみを打ち明けられたことがあり、話すことで気持ちが楽になりました。メンバーの皆さん、ありがとうございました。
また、安心してリワークに参加できたのはスタッフの先生方のおかげです。プログラムでは議論や内容全体を整理して、うまく進むよう舵取りをしてくださりました。そして困りごとや悩みについては個別で真剣の相談にのってくださりました。スタッフの先生方、ありがとうございました。
メンバーやスタッフの先生方とお別れするのは本当に寂しいことですが、復職後、体調を維持して働き続けることがリワークへの恩返しになると思っています。そして1年後、5年後、10年後に振り返って、体調よく安定した日々が過ごせているのはリワークのおかげで、リワークの参加が人生のターニングポイントだったと思える日がくるように未来へ進んでいきます。
何度お伝えしても足りない程ですが、リワークのメンバーとスタッフの先生方には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。心から感謝をお伝えしたいと思います。
Pさん(リワーク在籍期間:145日)
『飛行』
リワークに通うことについて、当初の私はあまり前向きではありませんでした。いまこの文章を書きながら、当時のことを思い返しています。
リワークに通うきっかけは、自分の治療を良い方向に導いてくれた信頼する医師のアドバイスでしたが、正直なところ、リワークの効果について、あまり期待はしていませんでした。CRESSの他に、主治医から紹介してもらったリワークの施設をもうひとつ見学し、「すぐに参加できて、できるだけ短い期間で卒業できる施設にしたい」と考え、最短3ヶ月で卒業できるというお話を聞いて、当時の私が選択できた2施設のうち、より短い期間の通所で済むという理由だけで、こちらでお世話になることにしました。
結果として、私は約5ヶ月で卒業することになりましたが、結論としては、CRESSでお世話になってよかったです。もうひとつの施設がどのような場所だったのかは全くわかりませんが、私はCRESSに来て本当によかったと感じています。
私にとって、CRESSで過ごした日々は、それ以前・それ以降と分けられるくらい、大きなものでした。いま私は復職して時短勤務が始まって、まだ一週間しか経っていない状態でこの文章を書いているので、果たしてCRESSで学んだことがどこまで実生活で活かせるかはわかりませんが、少なくとも今の自分は、以前の自分とは違うと思います。
いまの私は、CRESSで学んだことを積極的に生活に取り入れて、精神の安定を図り、新たに歩み始めたこの「なんでもない日々」をできるだけ長く続けていきたいと考えています。CRESSから飛び立ったこの小さな飛行機が、おぼつかない様子でふらふら揺れて、浮いたり沈んだりしながら、できるだけ遠くへ飛んでいく、丁寧に丁寧にエンジンを吹かせて、翼をガタつかせながら、大空をどこまでも飛んでいく、そんなイメージです。
CRESSのメンバーは戦友です。人生でもっとも辛い一時期をともに過ごした大切な仲間たちです。アフターリワークで再会したいですし、お互いのこれからの飛行を見守り合いたいです。
CRESSのスタッフはテクニシャンです。私の癖を指摘して、正しい飛び方を教えてくれました。プロの仕事をしてくださったと思います。本当に感謝しています。これからもしばらく、私の飛行を見守っていてください。
最後に、私がCRESSのプログラム 「ジャーナリング」の時間に 【リワーク】というテーマで書いた文章をご紹介して、私の卒業文集を終わりにしたいと思います。
【リワーク】
とびらを開けるとそこは守られた空間 白い部屋
今日はどこの席が空いているかな
だれの隣に座ろうかな
この中にいるあいだは むき出しの魂が露出して
メンバーのみんなと触れ合いをする
元気な時もあるし そうじゃない時もある
魂と魂がぶつかり合って赤くなったり青くなったりする
ぶるぶるとふるえて小さく消えそうになったり
大きくえらそうになったり いろいろだ
Qさん(リワーク在籍期間:256日)
『「気づき」と「これから」』
この文章を書く日が来たことに、今、安堵とともに心からの感謝の気持ちで満ちています。
休職を決意してからリワークにたどり着くまでの半年間は、何が問題でどうすれば良いのか、出口の見えないモヤモヤとした日々でした。オンラインでの受診では明確な改善の実感を得られず困り果てていた中、ようやく見つけた場所でした。
通い始めた当初は、「3ヶ月でプログラムを終えて卒業できるだろう」と、どこか楽観的に考えていました。しかし、実際には中断期間を含めて9ヶ月間もここに滞在することになりました。今振り返れば長い時間のはずですが、本当にあっという間に感じています。この濃密な期間中には、職場での葛藤だけでなく、家族と離れるという人生の大きな転機も経験しました。
メンバーの皆さんや心理士の先生方は、こうした仕事やプライベートの出来事を熱心に聞き、親身に相談に乗ってくれました。これまでの人生で、こんなにも自分の内面について深く語り、聞いてもらっているという実感を抱けた経験はありませんでした。
それは、休職当時、私は親しい友人や知人は多くても、心の底から支え合えるような「自分を映し出す鏡」のような関係性が希薄になっていたことに気づいたからです。大好きなサッカー観戦や友人と集まることすら遠慮し、自分自身との向き合いを避けていた結果、心身のバランスを崩していたのです。今にして思えば、「そりゃしんどくなるわ」と、自身の状態が深く腑に落ちています。
リワークでの歩みを通じて、私は自分の心と深く向き合うことができ、なぜ休職に至ったのかが明確になりました。この経験は決して楽なものではありませんでした。ただ、自分という人間を深く理解するための貴重な財産として受け止めています。
復職に向けて、以前のような無理な働き方に戻ってしまうのではないかという不安は依然としてあります。しかしながら、今はリワークで得た確かな気づきと、これから働くことで別れた子どものためになるようなことをしていきたいという強い意志が、私を支える力となっています。
メンバーからかけてもらった言葉や先生方と話した時間は、何物にも代えがたい私の宝物です。リワーク中に書き続けたノートは7冊にもなりました。この宝物を月に一度は見返し、ここで学んだことを決して忘れずに、新たな一歩を踏み出します。
ここで学んだことを今後の人生で意識し、実践し続けることで、自分自身を保っていきたいと強く思っています。特に、私が休職に至った原因を乗り越えるために不可欠な、以下の3つの行動を、復職後も意識し続けることを宣言し、この文章を締めくくりたいと思います。
- その日の気分と体調を数値化する (客観的な指標で変化に気づき、対処する)
- 一瞬よぎる感情を感じたらホームワークを思い出す (事実と主観を明確に切り分け、感情に流されず適切な対応をとる)
- 自分の感情を大切にする。自分も相手も大切にするコミュニケーションを心がける(適当に喋らず、境界線を守り、健全な人間関係を築く)
本当にありがとうございました。
Rさん(リワーク在籍期間:324日)
『ワクワク♪ 学校生活』
原因不明の体の障害を負い、パニック症も発症したため休職しました。
寝る、食べる、歩く普通の生活が出来始めた頃、会社復帰条件として出席率80%以上でリワークに3ヶ月以上通う実績を出す事を会社から課されました。
- ■ 参加してよかった事と持つべき大切な意識
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いろんな人に出会い一緒に過ごせた事。
担任の心理士の先生が終始生活を見てくださる安心感。
いわゆる成長過程で経験してきた学校というものの中で毎日生活する事で企業的全体最適や大人の美学から解き放たれた集団に、一個人としての自分でいる時間を持つ事ができました。
朝教室の席に座って、ねえねえ!と隣の人と話しかけ1日が始まり朝会に突入、授業、お昼ご飯、お昼休みにワイワイ、午後の授業、終わりの会で一日を振り返る。
たまに体育や美術があって、週末にお掃除。
再び大学入り直したりしない限り学校生活はなかなか大人になってから経験出来ないものなので、病気とはいえ、学校生活をおくれた日々はかけがえのないものでした!!
連絡先交換や外食しないルールもしっかり整っているので、よくあるつるみや嫉み系人間関係トラブルの不安も感じる事なく安心して生活もできます! 話したくない時は無理に話さなくても全然大丈夫!自由です。
基本むちゃくちゃ楽しい学校生活でした!!
しかし、参加にあたっては自分の明確な目標を持ち、何度もそれに立ち帰り、目標に向けて何が必要な力で何をすべきかを確認して1日1日過ごす決意がないと自分の目標ではない周りの人の目標や事象に流されていく事もあります。
無駄に在籍期間が延びます、常に自分は何をしに参加しているのかを意識する事はとても大切だと感じました! - ■ 参加当初の葛藤と衝撃
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体に障害がでて休職せざるを得ない体調になり、復職のため段階を踏んで徐々に対応力をつける練習をひとりで実施していましたが、会社から毎日出勤出来る目に見える実績が必要という事でリワークに通う事を必須とされました。
働いていた頃は会社の仲間に相談される事が多く、何か糸口を一緒に見つける活動出来ないだろうかと、心理学を学びたくてカウンセリングスクールに通ったりしていた割には、リワーク参加開始当初なぜ自分が治療として心の学校に通わないといけないのか? せっかくの心理を学べる機会なのに学びが頭に入ってこなかったり、パニック症持ちとはいえ、みなさんと同じ様な症状の病気ではなかったのでプログラム内のワークでは自分事としては当てはめるのが難しく苦戦しました。自分から出てこない事象をネガティヴに捉える発想、沸いた事のない感情になりきってみるのは思いの外難しかったです。でも理解はしないといけないとは思ってはいました。毎日リワークに通うことは、体調や整わない状態でも毎日同じことをする練習でとてもいい訓練。
学校でメンバーのみなさんとのおしゃべりは楽しく新しい発見や学びもいっぱい! みなさん頭脳派でただただ凄いなーと! 今まで何でも出来てきた人ばかりなんだろうなと感じながら‥その分何かあった時の心が折れ方は凄まじいのかもしれない!
プログラム内で聞く壮絶な体験談、そしてそれに関しての内なる感情や考え方を毎日聞いてると、感受性の強い自分はその世界を擬似体験し、今までなんとも思ってなかった社会が怖くなっていきそうで、怖いものが増える気がして心の危険を感じました! 身体的障害を負っている私は立ち上がり続けるには、心だけは壊すわけにはいかない・マインドを失ったら終わりだ。
先生たちはそういうものへの耐性の訓練を受けている、私たちは受けてない状態でそれを受け取ってしまい、気持ちが違う世界に引っ張られる。なんとか3ヶ月で卒業しなければという焦りがでて、よくわからない感情に振り回され、大事な1日1日を無駄に過ごした日々もありました。無理ができなくてインドアなゆっくりした時間を過ごしていましたが、それでも過活動だ、ほどほどに! してないのにしてるはずと決め付けて残業してる言われる事も多く、生活記録表さえ書きすぎと言われました。自分が使っている時間以上に時間を使っていると想像指摘され戸惑いました。
休むというのは、どれだけゆっくりすればいいのか、自分がすぐ出来る事もやめるべきなのか? 誰の軸で活動を緩めて、休むんだ?!とも感じました。
一方で身体リハビリには運動は実施した方がいいという事で、立って運動が厳しいので腕の運動を始めました。それだけで体が炎症起こし、身体の一部が膿んできたり結局手術をする羽目になったりと、想いに自分のエネルギーに体もついてこない! 結局もう終わってるのか自分はと‥
どうしたらいいと戸惑う事が増えて、マインドが落ちていく。こんな体験は初めてでした、マインド落とすくらいならリワークを辞めたい。
そもそも私は何をしにきてる?
病気への対応力、体力づくり、生活習慣の改善で実績作りにきてるのに、他の心の戸惑いを抱える必要はないという考えに至る時期もありました。 - ■ リワークを継続出来たワケ
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・担当の先生がいてくださる事
学校の担任の先生がいる環境と同じで終始自分を見てくれる、責任を持って担ってくれる、それは自分を預けることをできる環境が整っているということで、何かあると常に当たり前に手放しに相談出来る人がいるということ! ビジネスでもあるのでより曖昧な関係でもなく、それは安心して目標に集中出来る贅沢な環境であり、その有り難さに気づきました。
・仲間がいる事
私は病気の種類がみなさんと違うのでマインドにエネルギーがありすぎて、共感し合えるものは他の人に比べて少ないけれど、それでも手放しで応援し合える同士と毎日過ごせる、一緒に肩を並べてるだけで背中を押されてる気持ちになる、そんなあたたかな人たちが周りにいてくれる。曖昧な戸惑という中途半端な状態や気持ちのままやはりみんなと離れるのは嫌だな、マインドは違えどもう少し一緒に居させてもらって安心して体力をつけたい!でも年明けから、なんだか元気になっていきました。出入りが激しく変わりゆく学校のメンバーの中、私にとって周りにいてくれる人たちが、結局は自分のマインドアップのキーにもなってるんだなと気づきがありました! 誰と過ごすか、会社はたまたまずっと誰と過ごすかが自分に合った環境だったんだろうなと再認識しました。
ある時の面談で先生がみんなと一緒に過ごす! という事自体に何か鍵があるのかもですね、とおっしゃってた言葉がだんだん腑に落ちていきました。
本当にそうだ! 自分の中ではいいパフォーマンスを出せるのは誰と過ごすかが大きいんだなと、だから会社生活で心は壊してこなかった! リワークでの仲間の大切さも再認識しました。途中トリガーとなる人に出会い、自分のストレスを発散するような刃のような言葉に何もないところで涙が止まらず、心を壊しかけました。でもその方が卒業し離れると元に戻りました、やはり誰と過ごすかは私にとって本当に大切なんだと実感しました。 - ■ 自分の目標に対しての成果と動きに対しての分析
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目標は、病気の症状に対して対応力と体力をつける事。
生活リズムを会社軸に整える事でした。
歩くことすらままならなかった自分が軽運動まで参加できる様になり成果は充分!!
毎日の通学、当番での机や椅子並べ、机拭き掃除、立って発表する。
頭のグラつきが強めでも1日座り続ける。
日常の小さな動きも毎日の訓練になりました。
運動も具合悪くなると保守に走らず果敢に挑戦していきました。
みんなに見守られてる、ここは病院だから何かあっても大丈夫の安心感!
生活記録表や日報で1日を毎日を振り返り、目に見える生活習慣の管理が出来、復帰に向け次何をすべきか明確化出来ました。
軽運動も出来るくらい普通に生活できるまでに対応力がつきました。病気と共存し働く覚悟も出来ました。
ただ時間帯を会社仕様に生活を変更する時期を逸してしてしまって1番いいタイミングを逃した感は否めません。
何をしにきたのか見失った時期がありました。
マインドダウンで心の動きにとらわれすぎて、目標にそってやるべき事がある時期から後回しにする様になってました。
結果、やるべき事、生活リズムの時間軸を早朝に持っていく活動をはじめるのが遅くなり自分の対応力不足で復職時期を延ばすはめになりました。また復帰期限ギリギリになり対応力が明確に追いついたのか測る時間を失いました。
自分の目標は、自分で毎日しっかり意識しないと本末転倒になってしまいます。
行動目標スケジュールは間に合うタイミングで事前に明確にたてておくべきだったと反省。急な変更に苦労しました。 - ■ 最後に
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現在卒業間近で、お別れが苦手な私には、仲間とのお別れが悲しすぎて卒業式さえ受け入れられない。同じ季節を駆け抜けた仲間がいたからこそ今の自分がいます。言葉にできないこの感覚。そのまま持っていきます。いつもそばで見守ってくれるこのあたたかさは宝物でした。そしてここは大切な場所です!
毎日試行錯誤していろんなプログラムを作り、治療に専念できる環境を整えて下さった先生方、本当にありがとうございました。
メンバーの皆さん仲間にしてくれてありがとうございます。
また会える日までには、反復横跳びも沢山できて、前屈も床に手がつく様になっておきます。また私の勇姿を見てくれますか?
そばで、もうちょっと!もうちょっとって!
また会いに行きます。本当に感謝でいっぱい! ありがとうございました。
Sさん(リワーク在籍期間:155日)
『リワークに参加して良かった点と今後の課題』
リワークに参加して良かった点と、今後の課題として残った点の二つにわけて、私の体験を振り返りたいと思います。
リワークを検討されている方や、参加を控えている方に、少しでも参考になれば幸いです。
- 《参加して良かった点》
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自分にどういう癖や考え方の偏りがあるか、じっくり時間をかけて省みる機会になりました。
先生方や他のメンバーからの指摘を通して、自分一人では気付けなかった部分を知ることもできました。
また自分と似たような考え方や感じ方をされる方の苦悩や経験を聞くことで、「自分だけが悩んでいるわけではない」と勇気付けられることもありました。友人知人との日々の雑談ではなかなか出てこないような、踏み込んだ会話ができた点も良かったと感じています。 - 《課題として残った点》
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自分の問題点や改善すべき点が頭ではわかっていても、なかなか行動に反映しきれない部分があります。
一朝一夕に変えられるものでもないと思うので、この点に関しては、実践しながら少しずつ身に付けていくしかないと感じています。
Tさん(リワーク在籍期間:117日)
『CRESSとの4ヶ月間』
- 1. 初めに
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卒業文集を書くにあたって、CRESSで出会ったメンバーの皆さんお一人お一人、担当してくださった先生、スタッフの皆さんお一人お一人、そして、支えてくれた家族に心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。CRESSでの4ヶ月間、本当に本当にお世話になりました。ありがとうございます。
この卒業文集にて、私のCRESSでの4ヶ月間を振り返ると共に、今後の自分自身へのエールとして、そして休職という同じ悩みを抱えてCRESSに参加した方々、これからCRESSへの参加を検討している方々へ、それぞれご自身にとっての明るく素晴らしい未来に向かっていけるよう、少しでもその一助になればと思い、ペンをとらせていただきます。
- 2. 今後の自分について
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私は、2026年2月上旬からCRESSに参加し、同年6月上旬で卒業しました。休職期限が2026年7月上旬までの上で、復職条件が、【リワーク → 産業医面談→1ヶ月の社内復職プログラム → 産業医面談→復職】であった為、その日程から逆算し、同年4月末日か同年5月末日でのCRESSの卒業を当初から考えていました。CRESSでの日々を過ごす中で、メンバーやスタッフの皆さんと色々話したり、相談したり、また様々なプログラムを受ける中でたくさんの刺激や発見もありました。自分の中で卒業を考えていく中で、復職に向けての前向きな気持ちがある一方で、気持ちの奥底にはどこかまだ不安が強く、復職した際の自分のイメージが持てない心の気持ちが拭い切れず、最終的に復職でない道を選択することにしました。
このCRESSで様々な考えを持つメンバーに出会えて、そしてCRESSのプログラムやスタッフの皆さんからたくさんのことを学んで新たな知見を得ることが出来たことも自分の視野を広げる大きなきっかけにもなりました。復職だけが全てではなく、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあって色々な道が拓けている。道は自分で切り拓くもの。それが今なんじゃないか。まさにCRESSでの日々の経験を通じて、真の「力」と「安定」を獲得し、新しい道に向けて進もうと「決意」出来たCRESSが願うその状態が今であって、自分自身も前向きな決断が出来たと思っています。復職することに不安があるのであれば、険しいかもしれないけれど、新たな道へ進んだ方が実りある人生になるのではないかと考えました。ある意味、このタイミングが新たな道に進む絶好のチャンスなのではないかとも思えました。人生100年時代。人生1度きり。自分自身の気持ちに正直になって考えました。自分自身の気持ちを伝え、それを理解してくれたと同時に、背中を押してくれた家族には感謝しかありません。
- 3. 休職の経緯
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会社の組織が大きく変わり、システムなど社内的なことで不明瞭なことが多くなりました。自身のみならず、社員の皆も不慣れなことが増えたことで1つ1つの作業に時間がかかったり、確認を要する場面も多くなりました。元々組織が大きく変わる前から日々の業務内容(職務)も細かく、また担当得意先への対応も多い仕事の中で、直属の上司も新たに着任しました。毎日やることがただでさえ多いにもかかわらず、かつ残業の制約がある就業時間の中で、その直属の上司のマイクロマネジメントが自分を疲弊させていきました。日々の多忙の中・時間に追われている中で、上司の都合でこまごまと言われ、それに時間を取られ、自分の仕事が後回し後回しになっていきました。社内の仕事だけでなく担当得意先への対応もある中、あれもこれもやらなくてはいけないと、自分自身の気持ちも次第にいっぱいいっぱいになり、余裕がなくなり不眠になりました。不眠が1、2週間続き、家族にも相談して精神科を受診することになり、主治医から即休職をするようにとの診断が出ました。
- 4. CRESSのきっかけと開始前
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リワークが復職条件になると会社から指示があり、自分自身で公的機関、民間機関、医療機関のリワーク施設を調べ、それぞれの説明会に参加しました。その上で、医療機関のCRESSはメンバーの回復に最も寄り添った・人を思うプログラムだなと感じたことと、スタッフの皆さんが非常に丁寧で、メンバーのことを考えてくださるなと感じ参加を決めました。
- 5. CRESS開始
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CRESSに参加した初日のリワークルームのドアを開けた瞬間の驚きと焦りを今でも鮮明に覚えています。参加する前のリワークに対するイメージが、もの静かで、黙々と作業やプログラムをしているイメージを抱いていましたが、CRESSはメンバーが明るくて、笑い声があり、そしてコミュニティが出来ていました。それを見て私は、「早くメンバーの輪に加わらなければ」思考に陥ってしまいました。初日の1日目で、メンバーとスタッフの皆さん(計30名弱)の全員の顔と名前を覚えました。メンバーが順番に自己紹介をしてくださった際に、一人一人の顔と名前をしっかり一致させる為に、一生懸命に、でも自然体で手元のメモを走らせました。
- 6. CRESS開始2週目週末
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終日プログラムへの移行初週の週末に、帰宅後、家族に2週間参加してのCRESSでの気付きを話した中、一番大きな変化(気付きの発見)がありました。それは「他者評価」を気にして、無理して頑張ってプログラムでの発言や声かけなどをしていた為に、自分が疲弊していることに気付かされました。どこかで会社の為に・会社に良い所を見せたい、あるいは主治医やCRESSのスタッフの皆さんやメンバーに良い所を見せたいという思考がありました。家族からは、「誰の為にリワークに行っているん? 会社の為じゃない、自分自身の回復の為やろ?」と一喝されました。これってまさに、仕事をしていた時も、周囲に自分の弱みを見せたくない・周囲に評価されたいという「他者評価」を意識していた、ということをまざまざと気付かされました。その瞬間から一気に自分の中で気持ちが楽になりました。休職前の普段の感覚に戻った感じ(首から頭にかけてずっとあったモヤモヤ感というか重さが吹き飛んだ感覚)がありました。このモヤモヤ感というか重さは言葉では言い表せないしんどさ感で、この吹き飛んだ感覚というのも言葉では言い表せない爽快感・忘れられない感覚でした。
- 7. CRESSで感じたこと
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世の中には、「話しかけられたい人」が8割、「話しかける人」が2割とのことです。私も話しかけられたい側です。話しかけるのも勇気がいるし、労力がいるし、緊張するし、タイミングもあるし、相手が不快に思わないか不安だし…。でもCRESSにおいて、初日の「早く輪に加わらなければ」思考に陥ったこともありますが、まずは自分のことを・自分の存在をメンバーに早く知ってもらわなければ、という気持ちが先行して、メンバーとの初見の際は、私は100%「自分から話しかける人」でした。
一方で、誰も知らない初めての輪の中に・コミュニティの中に1人で飛び込む気持ちが分かる分、新しく入るメンバーには必ず自分から話しかけました。一言でも話しかけられたら嬉しいもの。話しかけられることで1人ではないんだってことを、まずは少しでも安心していただければと思って、自分から話しかけることを心がけていました(でもそれを不快に思われていた方がいらっしゃったら、この場でお詫び申し上げます)。自分から声をかけることを全員にする、というような何か自分に課題を科すような・やり切りたいなという考えがいつの間にか頭の中で凝り固まって、その為に自分に無理をさせてしまっているなと、自分で分かっていながらもやり続けた・やり抜いたことが、自分自身反省しなくてはいけないことかなと思っています。年齢や性別は違えど、せっかくのCRESSという関係性の中で出会えた仲間でもあるし、初見だけじゃなく普段からも色々な人と話すように心がけました。「共通の話題がないから話さない・話せない」という人をよく耳にしますが、私の中にはそのような考えはありません。話題はどこにでも転がっているし、とりわけCRESSにおいては、休職し同じ悩みを持った者同士という共通点がある訳ですから、話は尽きないと考えています。
只、CRESSでの日々を過ごす中で、人と人とのコミュニケーションは難しいものだなと改めて感じたこともありました。自分は良かれと思って話しかけても、メンバーのその日の体調によっては話したくない気持ちがあったろうし、その日の座席の場所や話すタイミングによっても話せない時があるし、自分とは話したくない人もいただろうし。そう考えると、CRESSを通じて、「人を気遣う・人に気を遣い過ぎる」ことが自分自身の負担になってしまっているし、自分自身を疲弊させてしまっていると改めて気付かされました。話しかけて良い反応があれば良いけれど、素っ気なかったり怪訝そうな反応があれば傷付く。すぐには難しいかもしれませんが、これからはあまり人の反応に一喜一憂せずに考え過ぎないようにしていきたいと思っています。
- 8. CRESSで学んだこと
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CRESSでの一番の学びは「認知機能の柔軟性を高める」ということです。自分にとって衝撃の言葉でした。同じ言動でも、その言動に対する認知を変えるだけでプラスにもマイナスにも働く。「認知と行動は自分で変えられる」という意識を持つことは、私の一番のコーピングになっています。休職に至った要因には、職場(自分を取り巻く環境)の影響が大いにあった一方で、自分自身のモノの考え方・捉え方、いわば認知機能の柔軟性が乏しかったことも一部あったのではないかと内省しました。
「認知機能の柔軟性を高める」の他に、「前向き思考」の言葉をCRESSの中では意識的に何度も口に出して表現してきました。口に出すことで意識付けをし、また自分自身へのエールにもなっていました。
大きな学びの2つ目は、完璧を求めずにある程度の所までやる「腹八分目」を意識することが出来るようになったことが、自分にとっての気付き・発見にもなりました。常に完璧を求めてやらなくてはいけないという思考があった為、時間をかけたり(時間が余計にかかったり)、納得がいくまでやり続けるといった自身の疲弊に繋がることをしていたということをこのCRESSで気付かされました。
また、「良い生活習慣」の大切さも改めて気付かされました。2025年9月に始めた腕立て伏せが、当初10回前後しか出来なかったのが、2026年3月時点では30回出来るようになり、同年6月時点では60回出来るようになりました。同年2月開始のこのCRESSでの週間目標にも「腕立て伏せをする」ことを掲げ、今でも続けられていることを受けて、「良い生活習慣」を肌で感じれています。目指すは100回!
CRESSに通い始めてから私の座右の銘が増えました。それは「人間万事塞翁が馬」です。将来のことは予測出来ないの意。幸せなことが不幸に、不幸なことが幸せにいつ転じるか分からない為、物事に一喜一憂・右往左往しないという例え。目の前のことに一喜一憂してストレスを感じたり、そのストレスを自分の中にずっと抱え込んでしまわないよう、CRESSで学んだ認知機能の柔軟性を発揮したり、周囲の人たちに相談したりして、自分だけで考え込み過ぎないようにして、前を向くことを大事にしています。
- 9. 終わりに
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・CRESSで出会ったメンバーへ。
皆それぞれ個性があって、自分の意思や芯をしっかり持っている人たちだなと感じました。毎日の振り返りのコメント、日直の際の朝の一言、そして個人プレゼンやグループディスカッション、書道やアートセラピーなどの様々なプログラムを通じて自己表現される姿からメンバーの思いを感じることが出来たり、そういう考え方もあるんだなと自分にとって新たな発見や気付き、そして刺激もたくさんありました。メンバーの皆さんと出会えて良かった。嬉しかった。だからこそ、メンバー一人一人がCRESSを卒業し、おのおの自身のことを今まで以上に心も身体も大事にしながら、それぞれがそれぞれの明るく素晴らしい未来を切り拓いていかれることを切に願っています。お世話になりました。ありがとうございました。・担当してくださった先生へ。
CRESSに私が参加した初日から最終日までの4ヶ月間、色々相談にのってくださり、また指導をしてくださり、大変お世話になりました。ありがとうございます。自分の気持ちを声に出すよう促してくださったり、自分の気持ちに正直になるように、と教えてくださいました。先生からの直接の指導の他にも、CRESS全体のプログラムの中で指導してくださる先生の一言一言が自分自身を見つめ直すヒントになったり、自分に気付きを与えてくださいました。本当にありがとうございました。・担当の先生をはじめ、スタッフの皆さんへ。
それぞれ担当されているメンバーのみならず、メンバー全員のことをよく見てくださり、また、メンバー一人一人のことを常に気にかけてくださり、本当にありがとうございました。・そして最後に、いつも支えてくれた家族へ。
CRESSでの4ヶ月間を通して、今まで以上に家族の大切さを実感することが出来ました。自分のことを理解してくれて、そして背中を押してくれてありがとう。感謝してもしきれません。本当にありがとう。・最後の最後に、自分自身へ。
CRESSでの4ヶ月間を通じて様々な気付きや発見、そして知見を得ることが出来たことは、自分にとって本当に本当に素晴らしい財産になったのは間違いない。これからの人生、このCRESSで過ごした濃い日々のことを忘れずに、自分らしく、無理をせず、実りある人生にしていこう。
以上
Uさん(リワーク在籍期間:369日)
『自分を大切にすること』
仕事に手がつかず、人を信じられず、産業医の紹介でクリニックに通院するようになってからも、変わることを恐れ、何となくで生きてきた人生。
そんな中、主治医から紹介されたリワークプログラム。休職するのは社会人としてどうなのかと躊躇していましたが、家族や上司の勧めもあり、リワークプログラムに参加することに決めました。
プログラムに参加してみて、自分には働く為に必要なことが全く足りてないということに気づき、リワークプログラムでしっかり備えようという気持ちになりました。
およそ1年間利用する中で、リワークはもちろん、プライベートでも色んなことがありました。このままでいいのだろうかと、復職しようと焦っていた時期もありました。無理をしすぎて体調が悪化することもありました。
今回、リワークプログラムに参加して学んだことがあります。自分を大切にすることです。
例え、大きな目標があっても、自分が一度に頑張れる力量を見誤ってはいけません。キャパオーバーしないように目標に見合った長期間で少しずつ頑張る。眠い時は寝る、しんどい時は出来るだけ休む、嫌な事は少しでも楽になるように対策する。無理をしすぎて倒れれば本末転倒です。
そして、会話が苦手なせいで今まで気付かなかったのですが、リワークに参加しているメンバーから、自分のことを優しい人だと思われていたことを知りました。自分の起こす行動にずっと自信を持てずにいましたが、本当の意味で自分に自信を持てるようになった気がします。
会社は辞めて転職することにしましたが、リワークでの経験や、出会いは絶対に忘れません。もっと自信を持ち、無理をしすぎず、自分のことを大切にしながら、これからも前に進み続けます。
一緒に頑張ってくれたメンバーの皆様、いつも気遣ってくれたスタッフの皆様、今まで本当にありがとうございました。
Vさん(リワーク在籍期間:138日)
『卒業に際して、思う事〜自分を見つめる大切さ~』
私は2025年11月20日頃から休職し、2026年2月からリワークに通いました。リワークというものもよく分かっていなかったですし、休職したものの、会社への戻り方がよく分からないという事もあり、若干迷いながら通う事にしました。当初、私はここに通って良いのかな?という気持ちもありました。通う事にも精一杯の方もいらっしゃって、私のような軽度のような者が来て良いのか?とも感じていました。
休職したのは初めてですが、「こころのクリニック和」に通うのは2回目でした。1回目は確か20年の冬で、その時も休む事を勧められたのですが、休む事への恐れもあって、コロナ禍の中、在宅勤務を多くするなどして、通院と投薬で乗り切る事にしました。すぐに良くなるだろうと思っていたのですが、通院を止められるまでに約3年かかりました。その時の会社や日常生活での経験、思うように改善が見られない事がとても辛い記憶となりました。今回、仕事が手につかない、集中できないといった異変に気付き、前回のように長い通院生活を続けたくないという事。24年夏にコロナ後遺症も患い、医師の勧めに従う事が治療の近道であると反省していた事もあって、色んな人に迷惑が掛かるかもしれないけれど、ここで休むという決断をする事が周りにも自分にも最良の結果になると信じて、休職〜リワークという道を選びました。
当初はとにかく早く卒業したいという思いしかありませんでした。入所した2月から数えて3ヶ月経過したゴールデンウィーク明けに戻りたいという事を主治医や担当心理師の先生に伝えていたのですが、復職に向けて、上長との意思疎通がうまく行えているのか不安や動揺を覚えた私は強く焦ってしまいました。私がまだ復職できる状態ではないと気づいた瞬間でもありました。その頃から担当の先生に頻繁に相談するようになり、上長と私が思っている事を伝えあう事から始めた方が良いとの助言を受けて、4月下旬と5月下旬に担当の先生と上長、私の三者面談を行いました。お互いの思いをすり合わせした事で6月15日から復帰するという日程が決まり、そこに向かって進んでいく事になりました。
メンバーの皆さんと色々お話ししたり、勉強した事もとても良い経験になったのですが、スタッフの先生方の言葉で印象に残っているものがあります。担当の先生との個別相談で「Vさんはどうしたいと思っているんですか?」と問われた時に上手く答えられない自分がいました。自分の気持ちを押し込めている。困っている、助けが欲しいという事を素直に表現できていませんでした。いつの間にかそうなっていた事にも気づけていない事に驚き、困惑や焦りのような感覚がありました。先生と正直な気持ちで向き合おうと思う瞬間でもありました。また私が治療が必要な病の中にいる事も認めたくない、そういう風に思いたくない気持ちがありました。当初リワークをトレーニングやリハビリの感覚で通っていたのですが、ある1人の先生が職場を模したグループ作業終わりのフィードバックで、メンバー同士に遠慮があったり、積極的なコミュニケーションがみられない事に対して「ここは治療の場ですよ。」と強くおっしゃった時に「そうか、僕は治療中なんだ。」と遅まきながら気づきました。キチンと治療に向き合おうと心に決めた瞬間で、より一段真面目にプログラムに取り組むようになりました。
先生方から影響を受けただけではなく、メンバーの皆さんと会話する中、ワークを一緒に行う中、朝の一言も大変貴重な時間でした。様々な年齢・職場から集まり、休職の経緯を聞いたり、復職に向けて取り組んでいる事、会社の人にはなかなか明かせない悩みや経験を話し、またそれを聞く事で共に歩んでいる感覚を久しぶりに感じていました。ここは会社にはない安心できる場所でした。CRESSに通う事で今まで心の中のほとんどを仕事が占めていた事を感情的にならずに振り返る事が出来るようになりました。自分をしっかり見つめて、自分自身の心の変化に向き合う事の大切さにも初めて気がつきました。今年、2026年で57歳になる私にとって、初めての長期休暇というものを振り返ると、休職当初は仕事を離れる事がとても辛いし、悔しいし、不安でいっぱいでした。自分の気持ちを分かってもらえない不信感も強くありました。復職に際しても、個人として会社という組織に向き合う事になるので孤独や強い不安を感じやすくもなります。CRESSのプログラムを通して私の考え方のクセや自分が陥りやすいコミュニケーションのズレに気づく事ができました。休職の原因は何処から来ているかを冷静に見つめるきっかけを与えてくれただけでなく、それらを自分で乗り越える方法やヒントを多く学びました。心身共に健康を取り戻すためには不可欠な時間だったと振り返っています。若い時から悩んでいた、頭痛や肩こりなども休職期間中は嘘のように消え失せ、これらはストレスによる身体反応だった事も分かりました。また長年ストレス要因だった慢性的な鼻炎、鼻づまりも休職期間中の時間を利用して、鍼灸なども試して完治する事が出来ました。入眠・起床を中心とした生活リズムが整い、睡眠の質が向上し目覚めが良くなりました。生活リズムの安定が体調だけでなく、心の安定にも大きく影響する事を自身の経験としてしっかり理解する事が出来ました。今まで仕事にばかり目を向け、一番大切な自分自身のケア=自己愛が大きく欠けていた事が心身の不調に大きく関わっていました。仕事を休まなければ、一生気づけなかったかもしれません。CRESSに通った事で、復職後の「再休職」に対する不安は限りなく小さくなりました。
最後に私は軽度と前述しましたが、今振り返ると決してそうではなかったと思います。その事に気づけたのもリワークに通ったからこそです。復職に向けてのベストな選択をしたと思っています。本当に良かったです。
CRESSで過ごしたこの時間は決して忘れません。私の大事な宝物となりました。これからのしんどい事や辛い事があったとしても、リワークを卒業したというこの事実を胸に「乗り越える方法を知っている」と安心して、より充実した生活を送っていきたいと思っています。
あと10年早く気付けていればもっと良かったと思う反面、この先の10年が明るい景色になったような感覚になれています。アフターリワークにも積極的に通おうと思っています。院長、クリニックおよびCRESSのスタッフの皆様、ともに時間を過ごしたメンバーの皆様、お世話になりました。ありがとうございました。
Wさん(リワーク在籍期間:373日)
『ジグソーパズル』
もしもリワークに参加してなかったら私はどんな今を生きてるんだろう?
私は主治医の先生の勧めでリワークに参加する事になりました。特に自分自身の課題など考えず家に居ても仕方ないぐらいの気持ちでした。
参加初日から衝撃。
日直の朝の一言で自身を責めながら涙する発言を目の当たりにして「この人に何があったの?」 「リワークってそんな場所なの?」と思いました。その後のメンバーさんの自己紹介でも「リワークでたくさん笑って、たくさん泣きましょう」と言った方が居ました。
リワークって泣くところ? 笑うところ?と困惑したのを思い出します。
その日直の方が卒業される時に私はホワイトボードに「リワーク参加初日の出来事は忘れません」と書いたら「私、何か悪いことしましたか?」と返答を貰いました。あんなに泣きじゃくってたのに忘れてるの?とツッコミを入れたくなりました。
その後の心理教育で「意識と無意識」を学んだ時に思い出し笑いしました。
先生やメンバーさんからたくさんの意見を貰いました。それまでの私は他の人の意見は聞かなくてもいいと思ってましたが、リワークでは何か1個でも持って帰ろうという気持ちになりました。
まずお酒に対する意識で私はリワークに参加するまでストレスのコーピングがお酒一択でした。でもセルフチェックで先生やメンバーさんから意見を貰って対処法を考えてもらいました。今ではお酒に頼らなくてもいい自分になりました。
SSTで初めてあなた役に立候補した時、自分の中では普通にやったつもりでしたが、ディスカッションでメンバーさんから意見を貰って、それまでわからなかった自分の課題を知ることが出来ました。
グループ作業で役職になるのも最初は消極的で貧乏くじとも思ってました。しかし先生や役職を経験したメンバーさんに相談して立候補することも出来ました。立候補した事によって前に立って話すことも躊躇しなくなり、メンバー=仲間なんだという意識も芽生えました。リワークでのキャラも身に付けるきっかけにもなりました。
「リワークは失敗してもいい場所」と先輩方が言っても何処かで失敗を恐れてました。
そんな時にグループセッションで先生が「リワークで出来ないことは職場でも出来ない」と発言されて考えが改まりました。それ以降失敗しても良い、他のメンバーさんがフォローしてくれる、言ってみよう、やってみようという気になりました。例え言えなくても書き出す方法も身に付けて私には色んな武器を持ってるんだと強くなれた実感があります。
たくさん種をまいて1つでも花が咲けばいい。花が咲かなかったとしてもリワークでやってきた経験は全て肥やしになる。リワークで経験してきた事は全て無駄ではなく、次につながる。やってみないとわからないことがたくさんありました。
参加初日の涙、初めての日直の朝の一言、万博の予約のやり方、もぐふのマイナス150点、ロッカーに貼った落ち葉、書道の禁酒宣言、昼休みの誕生日祝い、クリスマス会、節分の鬼のお面、金曜日カレー、快晴のお花見、そしてみんなの前でやった一発ギャグ…
リワークを振り返ったらどんな出来事もかけがえのないピース。卒業された方々、在籍メンバーさん、先生方、そして自分自身も大事なピース。
リワークとはジグソーパズルでした。





